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サンキューコールかわさき

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基本施策 5-1-(5) 都市農業の振興

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(1)農業経営の基盤づくり

現状と課題

  • 都市化の進展に伴い市内農業の縮小傾向が続いている中、市民に安全・安心な農産物を供給するとともに、消費者が身近に存在する都市農業の優位性を活かして多くの農業者が意欲的かつ安定的に農業経営を継続できるようにするため、関係農業団体・機関と連携し営農環境を整備し都市型農業を維持・確立していくことが求められています。
市内農家数と経営耕地面積の推移

計画期間(2008~2010年度)の取組

  • 農業者・市民等が連携・協働する組織として設置された「かわさき「農」の新生プラン推進会議」における施策の検証を踏まえ、農業施策について再構築を行います。
  • フルーツパーク、緑化センターの農業技術支援機能や農業振興センターの営農支援機能を整理・統合し、2008年度から「農業技術支援センター」を発足させ、農業者への技術指導や経営支援を充実し、市内農業者の経営基盤を強化します。
  • 関係農業団体と連携して試験研究を目的とする共同ほ場を設置し、果樹・野菜・花きや施設園芸等の各分野に対応する栽培技術試験研究や土壌分析診断、地域特産農産物の研究開発・普及促進に取り組み、研究の成果等を市内農業者に還元することで、地域農業を振興します。
  • とりわけ環境保全型の農業生産への転換については、新農法の導入促進や防除と組み合わせた減農薬・減化学肥料による栽培方法の研究を実施するとともに、農業者や市民への啓発活動を強化することで、その推進を図ります。
具体的な事業と事業目標 表

(2)地産地消の推進

現状と課題

  • 新鮮・安全・安心な市内産農産物を求める市民ニーズは高く、消費者への直売、市場を通しての小売業販売など、地産地消の取組とともに、農業者が付加価値の高い農産物を安定して供給できるようなしくみづくりが求められています。

計画期間(2008~2010年度)の取組

  • 農産物ふれあい市等を開催し、新鮮・安全・安心な市内産農産物「かわさきそだち」の市内消費を推進します。
  • 農業者が農産物を地域で販売するための直売所や黒川地区に開設される大型農産物直売所に対して支援を実施します。
  • 新鮮な農産物の市民への安定的供給に向けて市場出荷団体への支援を実施します。
具体的な事業と事業目標 表

(3)農業の担い手の育成

現状と課題

  • 農業従事者の高齢化等に伴い農業労働力が不足する中で、都市型農業を担う経営感覚を持った農業の担い手を育成していくことが課題となっています。

計画期間(2008~2010年度)の取組

  • 本市の農業を担う農業後継者や営農意欲の高い自主性・創造性に富んだ農業青年、女性農業者、援農ボランティアを育成するため、「新世代ファーマー育成講座」などの各種研修等を開催するとともに、農業者同士のネットワークづくりを推進します。
  • 農業者、学識経験者、市民を交えたフォーラムの開催や市民の農体験事業を実施し、市民が「農」に親しみ、理解を深める機会を提供します。
  • 安定的な農業経営主体である認定農業者の増加を促進し、経営感覚を持った意欲ある農業の担い手を支援します。
具体的な事業と事業目標 表
ファーマーズクラブの開催風景
小学生への食農教育の風景

(4)農業生産基盤の整備

現状と課題

  • 農業振興地域及び市街化調整区域内のまとまった農地の残る地域においては、快適で活力ある生産環境の形成を図るため、必要に応じた農業生産基盤の整備を行い、「農」のある風景として保全していく必要があります。また、大消費地に近接した生産拠点としての再整備や農業者と都市住民との交流拠点の整備を進め、地域の活性化を図っていく必要があります。
  • 市街化区域内農地等では農業生産に欠かせない農業用水を確保しながら、周辺住民に配慮した営農環境を整備していく必要があります。

計画期間(2008~2010年度)の取組

  • 営農団地内の老朽化した農業用施設等の改修を行い、農業生産の拠点としての基盤整備や維持管理を計画的に行います。
  • 農業用かんがい用水の安定的な確保を図るため、東京都、神奈川県と協調して「大丸用水堰の改修」等を行います。
  • 早野地区農業振興地域の活性化を推進するため、学識経験者等からなる「(仮称)早野地区農業振興地域活性化検討委員会」を設置し法的問題等を整理するとともに、活性化計画案の策定に向けて地元関係者・関係団体との調整を行います。また、農業従事者の高齢化等の対策として、体験型農園の普及や農地の流動化などにより遊休農地の解消や農地の有効利用を促進するとともに、貴重な水田等の地域資源を活かした農業振興地域内農業の活性化を進めます。
  • 麻生区黒川地区では、「大型農産物直売所」を活用して、地域農業情報の発信や各種講習会等を開催するとともに、直売所に隣接する農地を市民交流を目的とした農園とするなど、市民が「農」にふれあい、「農」を楽しむ場を提供します。
具体的な事業と事業目標 表
農ある風景