ページの先頭です

共通メニューなどをスキップして本文へ

サンキューコールかわさき

市政に関するお問い合わせ、ご意見、ご相談

(午前8時から午後9時 年中無休)

閉じる

現在位置

3 分野別の重点施策 基本政策4「活力と魅力あふれる力強い都市づくり」

  • 公開日:
  • 更新日:

基本政策4「活力と魅力あふれる力強い都市づくり」

 魅力ある都市拠点や、これらを結ぶ交通環境の整備を総合的に推進するとともに、新たな産業の創出や、中小企業の振興など、本市の強みを活かした産業都市づくりを進めてまいります。また、スポーツや文化芸術の振興に取り組むなど、市民が愛着と誇りを持つことのできる、活力と魅力にあふれたまちづくりを進めてまいります。

 こうした取組を通じて、便利で快適に暮らせる、人も企業も元気で活気にあふれたまちづくりを重点的に推進してまいります。

 

 川崎の発展を支える産業の振興として、魅力と活力のある商業地域の形成につきましては、商業者のデジタル化や、意欲ある商業者の発掘・育成に向けた取組を進めるとともに、商店街が実施する地域課題の解決等に向けた取組を支援してまいります。

 中小企業の競争力強化につきましては、産業競争力の強化や社会課題への対応を支援するため、事業承継・事業継続力強化に向けた取組や、デジタル化やICT活用等による生産性向上と働き方改革の取組を引き続き支援するとともに、SDGsを踏まえた経営の実践に向けた取組に対する支援を新たに実施してまいります。

 また、ESG投融資の普及により、中小企業の脱炭素経営等を促進するなど、グリーンイノベーションを推進してまいります。

 都市農業の振興につきましては、都市農業の活性化に向け、新規就農者に対する経営支援等を新たに実施するほか、引き続き、特定生産緑地の指定を進め、都市農地の保全による良好な都市環境の形成に努めてまいります。

 新たな産業を創出する取組として、研究開発基盤の強化につきましては、「新川崎・創造のもり」において、新たな技術や産業の創出促進、ベンチャー企業等の成長支援とともに、量子コンピューティングシステムと連携した取組を推進してまいります。

 臨海部のカーボンニュートラル化の実現に向けましては、「川崎カーボンニュートラルコンビナート構想」を策定し、CO2フリー水素等の供給拠点の形成と需要拡大に向け、国や企業等の多様な主体と連携したプロジェクトを創出していくとともに、炭素循環やエネルギーの地域最適化に向けた取組を推進してまいります。

 

 生き生きと働き続けられる環境づくりとして、人材を活かすしくみづくりにつきましては、雇用情勢を踏まえ、「キャリアサポートかわさき」において、求人開拓に取り組むほか、就職氷河期世代や女性等、求職者の多様なニーズに応じた総合的な就業支援を引き続き実施してまいります。

 また、求職者支援事業と連携し、市内中小企業における多様な人材の活躍の支援に取り組んでまいります。

 

 川崎臨海部の活性化につきましては、南渡田地区において、川崎臨海部の機能転換を牽引する新産業創出拠点の形成を目指し、企業誘致や基盤整備に向けて取り組むとともに、扇島地区等においては、基幹産業の事業再編の進展に対応し、地域の持続的な発展につなげる大規模な土地利用転換に向けた取組を進めてまいります。

 キングスカイフロントにおきましては、エリアの研究成果を新事業創出等につなげるため、研究・事業活動の活性化支援や市内産業への波及、研究成果を早期に社会実装させるインキュベーション機能の強化に向けた取組を実施してまいります。

 また、「ナノ医療イノベーションセンター(iCONM)」について、引き続き革新的な研究成果の早期実用化を目指す研究所として安定的に活動できるよう、支援を継続してまいります。

 さらには、臨海部の交通ネットワークの形成に向けて、新たに開通する「多摩川スカイブリッジ」を活かして、羽田空港周辺地区とのアクセス強化の取組を推進してまいります。

 港湾物流拠点の形成につきましては、引き続き、国と連携しながら臨港道路東扇島水江町線の整備を進めるとともに、港湾施設における照明のLED化整備を実施するほか、太陽光パネル、自立型水素等電源などの導入に向けた検討を行うなど、施設の整備・維持管理や川崎港のカーボンニュートラル化に向けた取組を推進してまいります。

 

 魅力ある都市拠点の整備として、広域拠点の形成につきましては、川崎駅周辺地区では、本市の玄関口としてふさわしい、多様な賑わいや交流が生み出す魅力と活力にあふれた広域拠点の形成に向けて、京急川崎駅西口地区における民間開発の誘導と基盤の再編整備を推進するとともに、駅周辺の公共空間の有効活用の取組を進めてまいります。

 また、武蔵小杉駅周辺では、民間開発の適切な誘導と支援により、商業・業務施設・公共施設・都市型住宅等がコンパクトに集積した、個性と魅力にあふれた広域拠点の形成を推進するとともに、交通機能の強化に向けて、JR武蔵小杉駅における横須賀線下りホーム新設や新規改札口設置に向けた取組等を進めるなど、安全性・利便性の向上を図ってまいります。

 さらに、新百合ヶ丘駅周辺地区においては、横浜市高速鉄道3号線延伸の機会を適切に捉え、周辺環境等の変化を見据えた土地利用転換の誘導と交通結節機能の強化に向けた検討を行うなど、新たなまちづくりに向けた取組を進めてまいります。

 地域生活拠点等の形成につきましては、鷺沼駅周辺では、民間の活力を活かしながら、都市機能集積及び交通結節機能の強化に向けて、都市計画手続など市街地再開発事業の取組を引き続き推進してまいります。

 また、登戸・向ヶ丘遊園駅周辺地区では、引き続き土地区画整理事業を推進するとともに、多摩川や生田緑地等と連携した水、緑などの自然が感じられるまちづくりを進めるなど、「登戸・向ヶ丘遊園駅周辺地区まちづくりビジョン」に基づき、魅力向上に向けた取組を推進してまいります。

 

 良好な都市環境の形成の取組として、自然災害の激甚化・頻発化や超高齢社会の到来等の将来の人口動向を踏まえ、都市機能等の立地適正化に向けた検討を進めるとともに、脱炭素社会の実現に向けて、引き続き木材利用を促進してまいります。

 

 総合的な交通体系の構築の取組として、広域的な交通網の整備につきましては、横浜市高速鉄道3号線の延伸に向けて、引き続き横浜市と連携しながら、新百合ヶ丘駅や中間駅周辺の基盤整備に係る取組を推進してまいります。

 市域の交通網の整備につきましては、骨格的な幹線道路ネットワークの形成や広域拠点・交通結節点の機能強化、道路の防災・安全性の向上に向けて、国道409号や都市計画道路世田谷町田線等の整備を推進するとともに、道路交通の円滑化、利便性の向上や防災機能の強化を図るため、(仮称)等々力大橋や末吉橋等の整備を推進してまいります。

 また、鉄道事業者と連携した連続立体交差事業につきましては、京浜急行大師線における取組を引き続き推進するとともに、JR南武線におきましては、「別線高架工法」での事業化に向けた取組を推進するなど、踏切事故や地域分断の解消、道路交通の円滑化、渋滞の解消による沿道環境の改善に向けて、取り組んでまいります。

 身近な交通環境の整備につきましては、「地域公共交通計画」に基づき、効率的・効果的な路線バスネットワークの形成に資する取組を推進するとともに、コミュニティ交通の充実や新たなモビリティサービスの実証に向けた支援を行うなど、引き続き地域交通環境の向上に取り組んでまいります。

 また、市バスの輸送サービスの充実につきましては、輸送安全性の確保や、快適で利用しやすいサービスの提供に努めるとともに、事業環境の変化に適応した、持続可能な経営をめざした取組を進めてまいります。

 

 スポーツ・文化芸術の振興を図る取組として、スポーツのまちづくりにつきましては、多くの方が気軽に参加できる環境整備に引き続き取り組むとともに、スポーツセンターにおける障害者のスポーツ参加機会の充実を図るなど、パラスポーツの普及・促進に取り組んでまいります。また、「かわさきスポーツパートナー」と連携した取組等により、スポーツを通して本市の魅力を高めるまちづくりを一層推進してまいります。

 さらに、若者文化につきましては、ブレイキンがパリ2024オリンピック競技大会に採用された中、若者文化の発信によるまちづくりの取組として、世界的な大会の誘致や開催を支援するとともに、若者文化の環境整備に向けて、体験会の実施や整備場所等の検討及び調整を行うほか、若者文化創造発信拠点の整備・運営を支援するなど、若い人たちが集い、自らの可能性を広げるための環境づくりに向けて取り組んでまいります。

 文化芸術の振興につきましては、「Colorsかわさき展」をはじめとしたパラアートに関する取組を含め、誰もが文化芸術に触れ、参加できる環境をめざして、市内の文化芸術団体等と連携した推進モデル事業を実施するなど、「アート・フォー・オール」に向けた取組を推進し、市民の文化芸術活動の振興を図ってまいります。

 また、令和元年東日本台風で被災した市民ミュージアムにつきましては、引き続き収蔵品の修復等の取組を進めるとともに、「(仮称)新たな博物館、美術館に関する基本構想」の策定に向け、外部有識者等の意見を伺いながら、今後の取組について総合的な検討を進めてまいります。

 

 戦略的なシティプロモーションにつきましては、更なる都市のイメージ向上とシビックプライドの醸成を図る取組を推進するとともに、令和6年度に迎える市制100周年に向けて、その歴史的な節目を、本市のあゆみや歴史・文化を振り返り、「あたらしい川崎」を生み出していくスタートラインとするため、実施体制の整備や計画策定などの取組を進めます。

 観光の振興につきましては、ポストコロナ社会を見据え、地域の魅力、地域資源を再発見するマイクロツーリズムや「ナイトタイムエコノミー」の取組を進めるとともに、多様な主体と連携したプロモーション活動の強化に取り組むなど、市内の観光振興を図ってまいります。