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川崎市立看護大学の概要の目や耳が不自由な方へのテキスト情報

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こんにちは。

本日は、川崎市立看護大学のウェブオープンキャンパスをご覧いただいてありがとうございます。私は川崎市立看護大学の副学長をしております荒木田美香子と申します。どうぞよろしくお願いいたします。

川崎市立看護大学の概要について説明させていただきます。地域に育まれ大きく羽ばたく。これは私たち教員の願いです。

本日の内容です、川崎市立看護大学の概要、そして本学の学びの特徴、学生生活の特徴、そして奨学金などについて説明いたします。

本学の歩みです。本学は、新しくて古い大学です。1964年に川崎市立高等看護学院として、川崎市立川崎病院の敷地内に設立されました。そして1992年に川崎市立看護専門学校として名称を改変し、1995年に川崎市立看護短期大学として、現在の幸区小倉の地に開学致しました。また2022年には川崎市立看護大学として開学し、さらに2025年には川崎市立看護大学大学院を川崎駅近くに開学を致しました。

川崎市立看護大学看護学部の概要を説明いたします。一学年の定員は100名です。取得可能な資格は看護師国家試験受験資格、そして保健師国家試験受験資格になります。こちらは30名定員となっています。また、保健師免許取得後に申請することにより養護教員2種免許状、そして第1種衛生管理者を取ることもできます。

川崎市立看護大学の教育理念です。こちらは大事なことなので少し読み上げさせていただきます。本学は地域住民との協力体制を構築し、社会資源を活用した教育を行うことにより社会で生活する人々の理解を深め豊かな人間性と幅広い視野を持ち、科学的根拠と倫理観に基づいて思考し、問題に対応するための看護実践力を通して地域社会における健康と福祉の向上に貢献できる人材を育成すること、としています。

本学のディプロマポリシーをご紹介致します。川崎市立看護大学においては、以下のような資質・能力を身に付け、かつ所定の単位を習得した学生に学士・看護学を授与することとしています。

ポイントをご紹介します。まず社会人基礎力、こちらが育っていること。次に効率的・効果的に看護を実践できる能力が身についていること。さらに他者や他職種と協動して実践できる能力が育っていること。また、看護の改善・発展に取り組むことができる専門職としての基礎力を有していること。最後に地域包括ケアに資する意欲・知識・技術を有していること。以上が本学のディプロマポリシーです。これをまとめますと地域包括ケアに資する看護職を育成すること、となります。

地域包括ケアに資する看護職に必要な能力をもう少し突き詰めて考えてみました。私たちはこのように考えています。いかなる場所、状況でも思考し実践する力、そして人々の生活の質について理解する力、健康を維持するための予防的視点、患者を理解し切れ目ない医療提供をする力、チームでより良いケアを提供する他職種連携ができる人、その人らしく亡くなることを支援する看取りの力、災害や感染症対応などの健康危機管理能力を有していること。これらの地域包括ケアシステムに資する力を育成するためにカリキュラムを構成しています。

では、川崎市立看護大学の学びの特徴についてお話しします。

本学のカリキュラムポリシーになります。本学は人間理解の基礎、専門基礎、専門の3区分を総合的に学ぶことにより、地域包括ケアシステムに資する、意欲・知識・技術を養うこととしています。カリキュラムポリシーは実際には6項目ありますが、そこから特徴的なところを2つ紹介いたします。

まず先見性・柔軟性・創造性を養うためにICT、シミュレーション教育、eラーニング、領域横断的なセミナーなどを活用するとともにアクティブラーニングを基本とした多様な教育方法を取り入れること。次に、人々の生活、社会と健康との関係、他職種連携など、地域包括ケアシステムに資する能力を育成するために実習場所、講義へのゲストスピーカー、模擬患者など、川崎市の社会資源を活用するなど、系統的に地域包括ケアシステムを学ぶ科目を設定すること、としています。

具体的に本学のカリキュラムの特徴を説明します。厚生労働省は看護師養成所の指定規則を定めています。その指定規則には人体の構造と機能、などの科目が16単位と定められています。本学ではその部分を25単位にしています。解剖や医学に関する科目が指定規則より十分にあり、9単位も多い配当となっています。まず基礎をしっかり固めたい、という私たちの考えです。また本学ではじっくりと思考ができるように授業時間を100分としています。

次に看護専門科目の特徴をご紹介します。本学では1年次と4年次の科目が対応しているものがいくつかあります。具体的には1年生で看護コミュニケーション論1を学習し、そして4年生では実践的に看護コミュニケーション論2を学ぶ、ということになります。看護倫理学についても1年生と4年生に配当しています。さらに看護研究を全員が実施する、というのも本学の特徴です。また地域包括ケア実習、統合地域包括ケア実習、というのも配当されています。さらに全学生が4単位の公衆衛生看護学を学習することとなっており、地域についてたくさん学ぶことができることが本学の特徴です。

また、川崎市の資源を活用した講義・演習が行われるのも本学の特徴です。川崎市長の講義もあります。また、市や病院現場からの専門職の講義もあります。さらに地域住民やボランティアなども授業に参加してくれています。そしてアクティブラーニングも本学の特徴です。技術演習、グループワーク、ディスカッション、プレゼンテーション、課題解決型学習。学生がたくさん活動する学習方法を取り入れています。

また、本学は学生が主体的になって学習できる環境を取り入れています。例えばデジタル教科書、ナーシングスキル、看護の映像配信システム、図書館の文献検索システム、こちらなどは全てwebで見ることができ、自宅でも実習先でも電車の中でもどこでもいつでも学習できる、という環境を整えています。私たちは自ら学び続ける学生を育成したいと考えています。

川崎市立看護大学の実習について紹介します。指定規則に応じた23単位、つまり23週間の実習をしています。1年生では1単位、2年生では3単位、3年生では12単位。また、保健師を選択する学生の実習も入ってきます。4年生では7単位、という実習が組まれていきます。23単位という多い実習ですが、1年生から段階的に増えていきます。また、教員のサポートもしっかりしています。川崎市看護大学での実習の特徴は、ほぼ市内で実習できること。川崎市立3病院、川崎病院、井田病院、多摩病院がしっかりサポートしてくださること、地域の医療、保健、福祉機関での多様な学習ができること、こういったところが本学の強みになっていると思います。

保健師国家試験受験資格を取るための説明を致します。本学では看護師は必修です。保健師は選抜制で30名が受験資格を得ることができます。この選抜試験は2年生の年度末に実施しています。何人ぐらいが選抜試験を受けるか、ということは興味のあることかと思いますが、2023年度では43名、2024年度では46名の方が希望してくれました。また、助産師については、学部では取得することはできませんが、大学院で受験資格を取得することができます。

本学の学生支援、学生生活の特徴についてお話し致します。

本学は開学して4年目を迎えました。大学も一歩ずつ進歩しています。こちらの写真なのですが、学長と学生の懇談会、を実施しています。これは開学当時から毎年実施していて、学生自治会が学生の意見をまとめ大学側と意見交換をしています。

学生の意見を取り入れて、一つずつ改善に向かっている、というところです。また、右下にオンライン会議の写真が写っているのですが、これは他大学との連携に向けた取り組みをしている、というところの写真です。薬学や社会福祉関係の大学とのコラボでオンラインによる他職種連携教育をスタートさせています。

本学は川崎フロンターレとの交流も盛んに行っています。

この写真は川崎市立看護大学の入学式にふろん太君が参加してくれた時の写真です。ふろん太君には特別学生証を発行しています。またフロンターレの試合にもご招待いただいて学年ごとに参加しています。

本学の学生支援の特徴をお伝えします。きめ細やかな学年担任制をひいています。本学は1学年の定員が100名ですが、1学年を7人の担任団が支援してこまめな面接などを行っています。

本学におけるキャリア支援活動をご紹介します。

まず就職支援。そして国家試験支援、というところに力を入れています。就職支援については体系的な取り組みを行っており、2年生、3年生、4年生、という段階に応じたガイダンスなどを行っています。また、3年生、4年生では個別指導も力を入れています。そして国家試験支援です。学生自治体と教員委員会が一体的な活動を行っています。低学年からの模擬試験も行っていますが、3年生から4年生において、特にガイダンスや模擬試験、そして個別指導などを行っています。

川崎市における就職について説明いたします。

川崎市には多様な医療機関があります。まず38の病院施設があります。その病院の病床総数はおよそ1万床あります。300床以上ある病院については、例えば川崎市立川崎病院、聖マリアンナ医科大学病院、新百合ヶ丘総合病院、関東労災病院などがあります。また急性期の病院、慢性期の病院など、皆さんが就職したいと思う病院がたくさんある、というのが川崎市の医療機関の特徴です。なお、学校推薦型選抜入試の合格者は、卒業後は川崎市内の医療機関に就職することとなっています。保健師、看護師での就職も可能です。また助産師資格取得希望者についても配慮しています。

青朋祭について説明いたします。青朋祭というのは本学の大学祭の名前です。毎年10月に実施しています。ぜひ、みなさん一度お寄りください。

本学の奨学金の特徴についてお伝えします。

まず、特待生選抜というのがございます。この特待生制度というのは、一般選抜入試において成績が優秀であった5人の方に入学金と2年間の授業料をお返しするという制度でございます。

この特待生選抜については、一般選抜入試だけでなく、

学校推薦型選抜入試を受けていただいた方についても適用できます。学校推薦型選抜入試を受けていただいて、合格になっている方でも、大学入学共通テストを受けていただいて、成績が優秀であれば特待生となることができます。

このほかの奨学金について説明いたします。本学独自の制度としては、先ほど説明した特待生制度、こちらは1年生から2年生、そして地域定着促進奨学金、こちらは3年生から4年生の成績優秀者に対して与えられます。こちらを受けていただいた方は卒業後3年間、市内の医療機関等へ就職していただくことが条件となっておりますが、返還は免除となります。地域就職促進奨学金、こちらは1年生から4年生のどなたでも受けていただけます。卒業後は市内の医療機関に就職していただきまして、利息は免除となります。このほかに、日本学生支援機構の奨学金などさまざまな奨学金が提供されています。

学費について説明いたします。本学の学費については大学のホームページに説明がございますので、そちらをご確認ください。

学費以外の費用としては約23万円程度の費用がかかります。実習着や教科書代、血圧計や聴診器、などがその内訳になります。パソコンやタブレットは高校時代でも使っているものがあると思いますので、個人で準備いただくこととなっています。

これで本学の概要の説明を終わらせていただきます。

ご清聴ありがとうございました。皆様が本学を志していただくこと、また、看護師を志していただくことを強く強く願っております

お問い合わせ先

川崎市健康福祉局市立看護大学事務局総務学生課

住所: 〒212-0054 川崎市幸区小倉4-30-1

電話: 044-587-3500

ファクス: 044-587-3506

メールアドレス: 40kangos@city.kawasaki.jp

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