電気火災を未然に防ごう(4)トラッキング
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トラッキング
トラッキングとは
主に電気コンセントや電子基板などにおいて、ほこりや異物などが原因となり樹脂などの絶縁体が劣化(変質)することで発生します。
トラッキング現象の原因
コンセント電源プラグの間に挟まっているほこりが湿気を帯びると、電源プラグの電極間に微少の電流が流れやすくなります。その電流によって熱が生じ、やがてほこりは炭化して電気の通りやすい道(トラック)を作ります。
この状態が長く繰り返し続くと、電極間が突然ショートして発火するのです。トラッキング現象は、湿気の高い場所や水滴のかかりやすい場所で生じやすく、梅雨時期や夏場はもちろん、冬場も結露がほこりに付着して発火することがあります。
トラッキング現象の対策
1.プラグにほこりをためない
定期的にほこりの掃除をしたり、プラグにほこりがたまらないカバーやトラッキング防止加工されたパーツを取り付けてほこりから守りましょう。
2.使わないコンセントを塞ぐ
普段使用しないタップの差込口やコンセントの差込口に蓋をして、ほこりや異物の侵入を防ぎましょう。
3.古いプラグのタップは使わない
タップは消耗品です。変形・変色していたら取り替えましょう。
ほこりをかぶっている
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