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最終話「菅生(すがお)」

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地名を手掛かりに宮前区の今昔を訪ねる「宮前地名さんぽ」も今回が最終回。あまたの地名の中からこの連載で取り上げたのは、区内8校の中学校名でした。梅薫る早春に地名の宝庫・宮前区の小さな散歩はお勧めです。区役所地域振興課では「宮前歴史ガイド」などを配布しています。

最終話「菅生(すがお)」

菅生は既に16世紀には存在した記録のある古い地名です。その地域は、現在の宮前区西部と多摩区南東部、麻生区東百合丘の一部を含んだ広い範囲でした。江戸時代に入ると、菅生郷は上と下の菅生村に分かれ、明治時代には菅生村の誕生となり、範囲は変化しましたが、地名は現代まで脈々と地名はつながっています。その由来は、菅(すげ)が多く生えている場所だったことから「菅生」という名前が付いたと考えられています。菅は山や水辺に自生するカヤツリ草科の植物の総称で、葉の幅が広いものは菅笠(すげがさ)などに、幅の狭いものは蓑(みの)の材料として、日常的に用いられていました。生活の役に立ち、人間にとって関心の深い植物が生える場所で、植物名が地名となった例は全国的にも多く見られます。

冬の陽だまり菅生緑地

冬の陽だまり菅生緑地

冬の陽だまり菅生緑地