エボラ出血熱について
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エボラ出血熱について
- エボラ出血熱はエボラウイルスによる感染症で、2014 年3 月以降西アフリカで流行しており非常に致死率の高い疾患です。
- 症状が出ている患者の体液等(血液、分泌物、吐物、排泄物)や患者の体液等に汚染された物質(注射針など)に十分な防護無しに触れた際、ウイルスが傷口や粘膜から侵入することで感染します。 流行地では野生動物からも感染します。一般的に症状のない患者からの感染や空気感染はありません。
- エボラウイルスに感染すると、2~21日(通常は7~10日)の潜伏期の後、突然の発熱、頭痛、倦怠感、筋肉痛、咽頭痛等の症状が出ます。次いで、嘔吐、下痢、胸部痛、出血(吐血、下血)等の症状が現れます。
- 現在、エボラ出血熱に対するワクチンや特異的な治療法はないため、患者の症状に応じた治療(対症療法)を行うことになります。
- 予防としては流行地域に渡航しないことが第一ですが、やむを得ず渡航する必要がある場合は、厚生労働省検疫所や外務省の海外安全情報のホームページなどで現地の流行状況等を確認し渡航の是非を検討するとともに、基本的な衛生対策(手を洗う、患者や動物との接触を避けるなど)を確実に行うことが大切です。
市民の皆様へ
1ヶ月以内に流行地域への海外渡航歴やエボラ出血熱の患者さん等との接触歴があって、発熱、頭痛などの症状がある方については、医療機関を受診される前に必ずお住まいの区の区役所衛生課まで電話で御相談ください。
【各区役所衛生課連絡先】※休日夜間の緊急時は守衛室
川崎区役所衛生課 044ー201ー3223 (休日・夜間 044ー201ー3185)
幸 区役所衛生課 044ー556ー6682 (休日・夜間 044ー556ー6638)
中原区役所衛生課 044ー744ー3280 (休日・夜間 044ー744ー3192)
高津区役所衛生課 044ー861ー3321 (休日・夜間 044ー861ー3350)
宮前区役所衛生課 044ー856ー3265 (休日・夜間 044ー856ー3117)
多摩区役所衛生課 044ー935ー3310 (休日・夜間 044ー935ー3137)
麻生区役所衛生課 044ー965ー5163 (休日・夜間 044ー965ー5173)
※平日(月~金)8:30~17:15以外の時間帯は、「休日・夜間」の連絡先へ御連絡ください。
医療機関の皆様へ
発熱症状を呈する患者さんが来院した際には、必ず渡航歴を確認してください。
その結果、過去1カ月以内にギニア、リベリア又はシエラレオネへの滞在歴が確認された場合は、速やかに上記連絡先宛て御連絡ください。
また、渡航先が他の地域であっても、現地でのコウモリや霊長類、エボラ出血熱患者等との接触歴がある患者さんを診察した際は、速やかに上記連絡先宛て連絡し、患者さんには院内(他者との接触を避けられる場所)で待機してもらうようお願いします。
なお、患者さんから電話にて相談を受けた際は、自宅で待機するよう説明し、速やかに保健所宛て御連絡ください。
※疑いのある患者さんを診察等する際は、標準予防策を徹底してください。
関連記事
- エボラ出血熱とは(国立感染症研究所) 外部リンク
国立感染症研究所がエボラ出血熱についてまとめたページです。
- エボラ出血熱について(厚生労働省) 外部リンク
厚生労働省が、エボラ出血熱についてまとめたページです。
- エボラウイルス疾患について(厚生労働省検疫所) 外部リンク
検疫所が、エボラ出血熱についてまとめたページです。
- 外務省 海外安全情報ホームページ 外部リンク
海外へ渡航する際に、御確認ください。
- WHO「Ebola virus disease」外部リンク
WHOがエボラ出血熱についてまとめたページです。
- CDC「Ebola Hemorrhagic Fever」外部リンク
CDCがエボラ出血熱についてまとめたページです。
お問い合わせ先
健康福祉局 保健医療政策部 感染症対策担当
電話:044-200-2441
ファクス:044-200-3928
メールアドレス:40kansen@city.kawasaki.jp
住所:〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地
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