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食品の自主回収クイズ・アンケートを実施しました【結果】

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ページ内目次

概要

目的

 食品表示法に基づく自主回収のうち、ラベルの貼り間違い、ラベルの誤入力・入力漏れ、印字機の不具合を発生原因とする、アレルゲン・期限表示・保存方法の誤りによる自主回収が多く発生しています。そこで、ラベルを作成、貼付する機会が多いスーパー等の販売店の従事者を中心に、自主回収に関する理解度の向上、知識啓発のためクイズ・アンケートを実施しました。結果について取りまとめたので公表いたします。

対象者・期間

 川崎市内にあるスーパー等の食品関連事業者を対象に、令和7年5月から令和8年1月をクイズとアンケートの配布・集計期間としました。

内容

 クイズ6問、アンケート8問について回答いただきました。クイズやアンケートの詳細についてはクイズ、アンケートの目次からご参照ください。回答いただいた数は260件でした。クイズ、アンケートにご回答いただき、ありがとうございました。

【クイズ】

 クイズ作成時には、下記消費者庁公開資料を参照しています。

消費者庁資料食品表示法に基づく自主回収の届出状況

Q1.食品の自主回収の報告が最も多い業種は、次のどれでしょう。(最も多いと思うものを一つ選んでください。)

1 スーパーなどの食品の販売業

2 食品工場などの食品の製造業

3 持ち帰り弁当店を含む飲食店

皆様からの回答

食品の自主回収の報告が最も多い業種は、次のどれでしょう。

A1. 正解は1です。

 スーパーなどの食品の販売業での自主回収が最も多くなっています。次いで製造業となっています。アレルゲンに関する回収事例は、施設数も多いことからスーパーなどの販売業で特に多い傾向があります(消費者庁資料)。

ひとこと

 78%の方がスーパーなどの食品の販売業で自主回収の報告が多いと考えています。また、大型スーパーからの回答が多かったことから、自主回収を身近なものとして認識している方が多く、それが正答率の高さに影響したと考えられます。さらに、スーパーなどの販売業で自主回収報告数が多くなるのは、取扱い食品数が多いことや、施設でラベルを発行・貼付するなどの作業もあることが一因に挙げられます。

Q2. 食品の自主回収の発生原因で最も多いものは次のどれでしょう。(最も多いと思うものを一つ選んでください。)

1 商品ラベルの貼り間違い

2 商品ラベルの誤入力・入力漏れ

3 商品ラベル印字機の不具合

皆様からの回答

食品の自主回収の発生原因で最も多いものは次のどれでしょう。

A2. 正解は1です。

 最も多い発生原因は「ラベルの貼り間違い」です。次いで「ラベルの誤入力・入力漏れ」、「印字機の不具合」となっています(消費者庁資料)。

ひとこと

 68%の方が自主回収の発生原因の多くが、ラベルの貼り間違いに起因していると考えています。ラベルを貼り間違えるとその商品に必要な情報がすべて異なってしまうため、必然的に自主回収報告の対象となる可能性が高いです。また、売場や製造現場では類似商品の動線が混在しやすく、ラベルの貼り間違いが発生しやすい傾向があります。

Q3. 食品の自主回収の品目で最も多いものは次のどれでしょう。(最も多いと思うものを一つ選んでください。)

1 そうざいなどの調理食品

2 魚介類などの水産物

3 スナックなどの菓子類

皆様からの回答

食品の自主回収の品目で最も多いものは次のどれでしょう。

A3. 正解は1です。

 調理食品からの回収が最も多くなっています。次いで水産物、菓子類となっています(消費者庁資料)。

ひとこと

 84%の方が自主回収の品目で最も多い食品は、そうざいなどの調理食品と考えています。調理食品は、さまざまなアイテムがあり、販売量も多いことや原材料の種類が多いことも影響しています。また、自施設で調理し、ラベルを貼付することからミスするケースや期限が短いため、急いで貼付する場面が多いことも、貼り間違いの増加につながる要因となっています。反対に既製品であるスナックなどの菓子類は工場などで機械的に制御され、包装に印字されていたりするため、ラベルを貼付するなどの作業も無いことから、自主回収報告数は少ないです。ただし、工場などでは一度のミスで多大な影響があるため、より注意が必要です。

Q4. 食品リコールの理由で最も多い回収理由は次のどれでしょう。(最も多いと思うものを一つ選んでください。)

1 アレルギー物質の表示に関すること

2 消費期限や賞味期限に関すること

3 食品の保存方法に関すること

皆様からの回答

食品リコールの理由で最も多い回収理由は次のどれでしょう。

A4. 正解は1です。

 最も多い回収理由は「アレルギー物質(アレルゲン28品目、L-フェニルアラニン化合物を含む旨を含む)」に関することで、全体の約52%を占めています。商品ラベルの貼り間違いによって、アレルゲンの表示が抜けてしまったり、間違ったアレルギー物質が表示されたりしてしまいます。次いで「期限表示(保存方法の重複を含む)」が約29%、「保存方法(温度帯変更を含む)」が約3%となっています(消費者庁資料)。

ひとこと

 75%の方が最も多い回収理由は、アレルギー物質の表示に関することと考えています。また、消費期限や賞味期限に関することと考えている方も24%いました。これは、アレルギー物質や消費期限や賞味期限の誤りが消費者の健康被害に直結していると認識していると考えている方が多いと読み取れます。逆に食品の保存方法に関することと考える人は少ないですが、冷蔵品を常温で陳列するなどのミスも起こりうる点にも留意する必要があります。

Q5. 食品の自主回収には、喫食すると直ちに消費者の生命・身体への危害の発生の可能性が高いものが含まれます。(危害の発生の可能性が高いものの割合はどのくらいだと思いますか。)

1 約10%

2 約30%

3 約60%

皆様からの回答

食品の自主回収には、喫食すると直ちに消費者の生命・身体への危害の発生の可能性が高いものが含まれます。

A5. 正解は3です。

 回収された食品のうち喫食により直ちに消費者の生命・身体に対する危害の発生の可能性が高いもの(リスク程度:CLASS1)は約60%が該当します(消費者庁資料)。皮膚症状をはじめ、呼吸器症状・消化器症状・粘膜症状が認められ、意識がなくなるなどのショック症状(アナフィラキシーショック)が認められることもあります。

ひとこと

 45%の方が正解の約60%を選択しました。逆に半数を超える55%の方は約30%以下の発生率と考えています。Q4の回答では、アレルギー物質が原因で自主回収することが多いと考えているが、アナフィラキシーショックなど生命に関わるものは少ないと考えている人が多いことが読み取れます。また、上記質問でもあったとおり、期限が短いそうざい等の商品が多いため迅速な回収手続きが必要です。

Q6. 食品の自主回収の対象食品のうち健康被害が発生してしまった事例はどのくらいだと思いますか。(食品表示法に関する食品リコールの公開件数は全国集計で約6,319件になります(令和3年6月~令和7年3月末)。)

1 約10件

2 約50件

3 約100件

皆様からの回答

食品の自主回収の対象食品のうち健康被害が発生してしまった事例はどのくらいだと思いますか。

A6. 正解は3です。

 公開された6,319件の回収事例のうち、健康被害があった事例は101件です(消費者庁資料)。嘔吐、呼吸困難などのアレルギー症状が報告されています。

ひとこと

 57%の方が正解の約100件を選択しました。しかし、約43%の人が約50件以下と考えており、これは自施設で自主回収報告を行った際に、健康被害に直結するような事故に遭ったことが少ない人が多いためだと推測できます。

【アンケート】ご回答いただいた方についてお答えください。

Q7. 食品の自主回収を起こさないために、あなたが注意していることを教えてください。(他にも実行していることがありましたら、その他を選択して入力してください。)

1 食品表示ラベルと製品仕様書などの表示見本が一致していることを確認する。

2 食品表示ラベルを別の従業員と繰り返しチェックする。

3 食品表示ラベルが正しいかどうか判定する機器を正しい手順で使用している。

4 食品表示ラベルを責任者に確認してもらう。

5 商品を陳列するときに食品表示ラベルを繰り返し確認する。

6 注意したり、実行したりしていることは特にない。

7 その他(期限チェック、声出し確認と品名チェックカードの記載等)

皆様からの回答

食品の自主回収を起こさないために、あなたが注意していることを教えてください。

ひとこと

 表示見本との見比べやダブルチェックなどの対策、商品を並べる際の確認は、多くの方が行っている一方で、ハード面での対策は十分に整っていないとの回答が多く見られました。費用面や運用についてハードを揃えることは中々難しいかと思いますが、各店での費用対効果を検証しヒューマンエラー以外でのチェックもかけられるようにしましょう。対策を特にしていない施設についてはソフト面から対応する必要があります。ダブルチェック等についても形骸化すると被害者が生じてしまう可能性があることを念頭に注意してください。

Q8.業種を教えてください。

1 スーパーマーケットの弁当・そうざい部門

2 弁当店・そうざい店(チェーン店)

3 弁当店・そうざい店(チェーン店以外)

4 その他(鮮魚、ベーカリー、食品卸、食品販売業、輸入食材、店長、食品工場等)

皆様からの回答

ご回答いただいた方についてお答えください。

ひとこと

 幅広い職種の方に回答いただきました。自主回収報告数が多いスーパーマーケットの方から多く回答をいただけたことで、消費者庁資料と現場の実態を比較することができました。

Q9. 店舗の所在地を選択してください。

1 川崎区

2 幸区

3 中原区

4 高津区

5 宮前区

6 多摩区

7 麻生区

皆様からの回答

店舗の所在地を選択してください。

ひとこと

 川崎市内各区の方に満遍なく御回答いただけました。

Q10. この店舗での勤続年数を教えてください。

1 1年未満

2 1~5年

3 5年以上

皆様からの回答

この店舗での勤続年数を教えてください。

ひとこと

 新人の方からベテランの方まで幅広く御回答いただけました。新人の方は店舗のマニュアル等をしっかり遵守しましょう。中堅やベテランの方は業務に慣れが生じてきますので思い込みのミスに注意しましょう。

Q11. 年齢を教えてください。

1 10歳代

2 20歳代

3 30歳代

4 40歳代

5 50歳代

6 60歳代

7 70歳代

8 80歳以上

皆様からの回答

年齢を教えてください。

ひとこと

 幅広い年齢層の方から、万遍なく御回答をいただけました。

Q12. 食品表示の貼り間違いを経験したことはありますか。

1 経験あり

2 経験なし

皆様からの回答

食品表示の貼り間違いを経験したことはありますか。

ひとこと

 約3人に1人の方が貼り間違いの経験があります。人は誰でもミスをします。チェック体制を整えることミスを防止できる環境を整えていく必要があります。

Q12-2. どのような貼り間違いでしたか。

 この内容を御回答いただいた主なものは次のとおりです。

・賞味期限表示貼り間違い 

・シール貼り忘れ 

・産地ミス 

・冷蔵商品に冷凍商品のラベルを貼り、商品を陳列する際に再確認してラベル違いに気付いた 

・似たような商品を勘違いしラベルの貼り間違えをした

ひとこと

 貼り間違いはあってはなりませんが、特に期限・アレルゲン・保存方法・産地に関する情報は健康被害や法令上の重大リスクとして列挙されます。

Q13. 食品表示ラベルの貼り間違いを起こさないため、注意しようと考えたことを教えてください。

1 食品表示の貼り間違いなどを無くすことがお客様の安全に繋がることを認識しました。

2 食品表示に関わる全ての従業員が重要な情報として意識する必要があると考えました。

3 食品表示の貼り間違いなどを無くすためにマニュアルなどの点検や見直しが必要だと考えました。

4 食品表示に貼り間違いが無いかどうか丁寧に点検する時間が必要だと考えました。

5 食品表示ラベルをチェックするために経験のある人が必要だと考えます。

6 その他(貼り間違い防止の作業手順を全員で正しく運用すること、スピードよりも正確さを重視すること、食品表示ラベルの貼り付けを行う業務はない、特になし)

皆様からの回答

食品表示ラベルの貼り間違いを起こさないため、注意しようと考えたことを教えてください。

ひとこと

 全従業員に当てはまる1~4の回答をする方が多く、5のような経験豊富な方のチェックについて必要と考える人はやや少なかったです。これは属人的な体制よりも従業員一人ひとりが食品表示や自主回収報告制度について学び、マニュアルの整備や時間をかけてチェックしたほうが消費者にとって良いと考えている人が多かった結果になりました。

Q14. 食品表示ラベルの貼り間違いが起きてしまったら、あなたはどうするか教えてください。

1 食品表示に関わる全ての従業員が研修を受講して知識をつける必要があると考えます。

2 食品表示の貼り間違いなどの事例を定期的に情報共有して認識する必要があると考えます。

3 食品表示の貼り間違いをチェックするための機器を導入する必要があると考えます。

4 食品表示ラベルを印刷する機器の使用方法を検証し見直す必要があると考えます。

5 その他(食品表示ラベルの貼り付けを行う業務はない)

皆様からの回答

食品表示ラベルの貼り間違いが起きてしまったら、あなたはどうするか教えてください。

ひとこと

 事例の情報共有や従業員が研修を受講することで再発防止に繋がると考えている方が多かったです。日ごろの業務の中で忙しいとは思いますが、まずは、従業員が基本的な知識を学び、事例共有などで自分ごとに捉え、同じミスをなくしていく基礎的な土台作りが必要です。従業員同士工夫している点や日々気を付けている点も共有できるように定期的にペアで作業するOJTの機会や、ミーティング等で情報共有する手法も有効です。アレルゲンの改正などもあるため情報も常に最新のものを追う必要があります。また、機器の導入や設定についても補助的に活用出来れば同様の事故を防ぐ可能性は増すと考えられます。