議会かわさき 第99号-企画記事 かわさき市議会へ行こう!
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VOL.12 専修大学の学生が市議会を傍聴
生田緑地に隣接する専修大学・生田キャンパスで地方財政論や公共経済学を学ぶ4人の学生が、川崎市議会を傍聴しました。学生の皆さんをゼミで指導している同大学経済学部原田博夫教授も同席し、傍聴後の感想や議会運営についての意見など、さまざまな角度から市議会を語っていただきました。(※一部敬称略)
正副議長とも懇談
専修大生座談会
松本 以前にテレビで議会の中継を見たことがあるのですが、傍聴は今回が初めて。実際の議場は、マイクがなくても大丈夫なんじゃないか、っていうぐらい近い距離感でしたね。それだけに緊迫した空気がものすごく伝わり、聞いている僕まで緊張しました。僕たちもプレゼンをすることがありますが、議員の皆さんはさすがにスムーズでしたね。
赤堀 僕も初めての議会傍聴でした。予想していたのは、ニュースで流されている国会での議論のような光景。けれども、川崎市議会では、質問に対して淡々と答えていて、それが国会とは大きく違う点でした。
でも、時折イレギュラーな質問があったりして、それに対しても市長や市の職員が的確に答えていく――こんなふうにして川崎市は作られてきたんだな、というのが分かってよかったです。
2年 有光拓也さん
国会でのような議論を想像していたので、静かだったのが意外!
有光 議場に来たのは、小学校の社会科見学で国会議事堂を訪れて以来でしたが、本会議を目の当たりにしたのは、今回が初めてでした。
国会ではやじが飛び交うなどざわついた印象がありますが、今日の議会での発言者は質問する議員さんと答弁する人と議長さんぐらいだったので、意外に静かだったなぁという印象ですね。
神林 私も初めて議会を傍聴したのですが、結構きれいな場所だと思いました。でも雰囲気はやっぱり堅いなと。皆さんそれぞれ市議会に対するイメージというのがあったと思うのですが、今日の傍聴でそれが変わった人はいますか?
有光 そのままでしたね。神林さんと同じく、僕も結構堅い感じだなと思っていました。市議会が入る庁舎の入口に着いた時点から、そう感じましたね。
平成19年度は、市内図書館の長期未返却となっている本や行方不明となってしまった本の損害金額が1,482万円と伺っています。ICタグを書籍に貼付し、本を管理する他都市の例もありますが、川崎市でも導入を検討すべきです。
3年 赤堀 匠さん
将来こうした所で活躍してみたい!そんな憧れを抱きました。
赤堀 僕も、有光さんと似たようなイメージを持っていました。自分とは
違う世界の話が展開されているのかな、と正直思っていたんです。けれども今日傍聴してみて、自分は公務員志望なので、将来こうした所で活躍してみたいという憧れがより強まりました。
松本 民意の反映が叫ばれている今、傍聴席はある程度埋まっているだろうと思いながら来たのですが、傍聴者が少なめでした。市政に積極的に参加する人は思いの外少ないように感じました。
2年 神林梨紗さん
気軽に入れる雰囲気になれば、傍聴者は増えると思います。
神林 私は今日傍聴してみて、これからも足を運んでみたいと思いま
したね。だから、もっと気軽に入れる雰囲気になれば、傍聴者も増えそうな気がします。
赤堀 そう、入りやすい入口にするといいかもしれない。他に、議会のイメージアップにつながるようなアイディアはありますか?
有光 答弁には事前に原稿が用意されているそうですが、逆にそれが傍聴する側に堅苦しく思わせてしまう要因かもしれないですね。それから、これは議員さんに対する提案なのですが、議場の中での話し合いだけではなく、駅前などで街頭演説するなどして、市議会や各議員自身の取り組みについてのPRをもっと行えば、無党派層のような方々にも響くのでは?という期待があります。
赤堀 議会を傍聴する人は、率直に言ってあまり多くはないですよね。今後、広報紙『議会かわさき』でこうした傍聴企画をもっと増やせば、市民が議会に対する親しみを覚えるんじゃないかと思いますが…。
3年 松本貴久さん
松本 僕自身、今日参加してみて、川崎市議会のインターネット中継を
もっと見ていこうという気になっています。ですから、市民の方も一度傍
聴すれば、意識がちょっとでも変わるんじゃないか、そんなふうに感じました。
座談会を終えて…
原田博夫教授
学生たちは事前学習をそれぞれ進めていたようですが、今日の座談会では活発な意見が交わされ、成長ぶりを実感できました。また、福田新市長の下での最初の議会をこうしたかたちで傍聴することができ、いい機会となりました。
専修大学
明治13(1880)年創立の私立大学。経済・法・経営・商・文・ネットワーク情報・人間科学部のほかに二部3学部が設置され、東京の神田キャンパスと多摩区の生田キャンパスで約2万人の学生が学んでいます。平成13(2001)年度から川崎市と「KSパートナーシップ・プログラム」を締結。大学での市職員による特別講座といった人的交流や、川崎市での専修大生インターンの受け入れといった連携・協力が行われています。
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