議会かわさき　第108号－一般質問　12月18日

12月16、17、18、21日の本会議では、市政一般について53人の議員が質問を行いました。その主な質問と答弁の要旨は次のとおりです。（発言順）

現状の課題と今後の見通しは。

用地を全て取得する必要があり、任意交渉が成立しない場合は、土地収用法に基づく手続きを行っていく。現在、東急電鉄と工事の範囲などを協議しており、28年度、一部工事に着手していきたい。

中原区井田地区周辺の矢上川にかかる橋の耐震対策の実施状況は。

人道橋を除き対策は完了している。人道橋の対策の予定はないが、今後の耐震計画で対策の必要性を検討していく。

クレジットカード納付を早期に導入すべきだが、見解と今後の対応は。

納税者の利便性の向上につながり、市税収入の確保に資すると考えられることから、導入に向けて検討していきたい。

商業施設ラゾーナの西側にある中幸町8号線の照明が暗い。設備の改善状況は。

既存の歩道照明12基のランプなどを交換し、110ワットから180ワットに引き上げた。さらに道路照明3基の増設工事に着手し、27年度末に完成予定である。

利用者から建て替え要望があるが、県では計画がない。校舎の現状を市はどう捉えているのか。

市立特別支援学校と市内の県立特別支援学校の教員が参加する連絡会で情報交換していきたい。

補修の場合には助成制度がない。何らかの助成が必要では。

法律上の解釈、まちづくりの課題や公平性などさまざまな観点から慎重に検討する必要がある。

歩行者などの通行に支障を来たしている川崎区小田1丁目の三の辻交差点の電柱の移設時期は。

電柱管理者から、地下埋設物の試掘調査などで電柱移設が可能と判断され、28年3月を目途に移設すると聞いている。

27年度前期を目途に暫定整備を実施するとのことだったが、進捗状況は。

27年4月に必要な用地の一部引き渡しが完了した。28年度前期を目途に歩行空間などを確保していきたい。

教育委員会の雇用率が低い。改善は。

教員採用試験では身体障害者特別選考区分を設け、応募者の増加に努めるとともに、障害の教職員が能力を発揮できるよう職場環境づくりに取り組んでいく。

等々力水処理センターから多摩川へ放流される水を釣り池へ流入することで水質の改善が図られないか。

設備投資が必要なことに加え、処理水にアオコの発生原因となる窒素などが多く含まれることも考慮する必要がある。

住む地域などの災害リスクを正しく理解できるリスクマップの取り組みは。

現在、各種ハザードマップの掲載情報の精査や既存システムの改修作業に取り組んでおり、28年度の早い時期に公表し運用を開始していきたい。

高津区の千年交差点から能満寺交差点までの蟻山坂工区の進捗状況は。

現在の用地取得率は約97％で、28年度から工事に着手し、おおむね4年間を工事期間として予定している。

業務が拡大した際、不足する専門性や知識をどのように習得していくのか。

局区を横断した職域ごとの人材育成や、専門性を向上させる人事管理の推進などにより必要な能力の習得を図っていく。

市退職者再就職候補者選考委員会では90分で終了した回もあった。より綿密に選考すべきでは。

主に要綱で自粛する再就職先の妥当性を中心に議論している。次回開催に当たり、運営方法なども検討していきたい。

集団指導講習会でもっと丁寧に具体的に説明してほしいという事業所からの要望があった。対応は。

アンケートを実施するなど事業者の意見を参考としつつ、内容が正確に理解され、介護報酬請求などが適切に行われるようより一層取り組んでいきたい。

供用開始までのスケジュールは。

28年度中に工事に着手し、31年度の工事完了を予定している。自由通路と橋上駅舎は30年度の供用開始を目指したい。

市や地域情勢などを理解する市内在住・在勤者が委員を務めるべきでは。

機関の設置目的などに照らし適切な人材を選任すべきと考えており、その中で市内在住・在勤者の意義も認識している。

駐車場に満車表示板がないため、バックで出庫する時など危険である。早急に設置すべきでは。

状況の改善に向けて、宮前区役所や施設の指定管理者に対して対応策を図るよう協議していきたい。

駐輪場整備などの取り組みは。

川崎区の宮本町交差点から川崎消防署前までの区間に約300台の駐輪場を27年度中に整備し、新たに放置禁止区域を指定する予定である。

施設完成までのスケジュールは。

28年5月中旬までに民間施設を設置運営する社会福祉法人を選定し、28年10月ごろまでに整備事業者を選定した後、29年度中に既存施設を解体し、32年度中の竣工・開所を予定している。

建て替えにより新しくセンターが整備されるまでの代替施設の検討状況は。

今後も引き続き積極的な情報収集に努め検討するとともに、利用者には丁寧に説明をしていく。

築30年近い体育館を改築し、屋上にプールを整備するなど検討すべきでは。

適切に営修繕を行い、学校施設長期保全計画に基づく計画的な改修を行うことにより、安全で快適な教育環境の確保に努めていきたい。

整備に向けてどのような検討を進めているのか。

橋の構造に精通する有識者を交え、国、東京都、川崎市で構成する検討会を設置し、橋の形式の選定などを検討している。

利用者が多く、喫煙場所からはみ出していることがある。受動喫煙への対策は。

路上喫煙防止指導員による巡回指導やマナー遵守の掲示などによる注意喚起を徹底している。増設や拡大は立地上の制約があるが、変化を捉えつつ対応したい。

現在の予算では対応しきれていない。28年度以降、少なくとも24億円の長寿命化の事業費を確保すべきでは。

効果的・効率的な施設の長寿命化に向け必要な予算を確保し、持続可能な財政構造の構築に取り組んでいく。

市債残高のピークの時期が、今後さらに後ろにずれ続ける可能性があるのか。

市債残高の見込みが現行の見込みを下回り、ピークの時期は早まることも想定されている。

3次救急病院に搬送することになっているが、近隣病院の能力次第で搬送先を判断すべきでは。

迅速な受け入れ体制の構築が重要であると認識している。今後、市メディカルコントロール協議会に諮っていきたい。

老人施設での医学的管理の必要性を述べてきた。対策を講じたのか。

27年12月に公表した設置運営法人募集要項で、医療機関連携加算の取得を新たに必須条件とした。