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2 令和3年度予算の編成

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2 令和3年度予算の編成

 令和3年度予算といたしまして、まず、市税収入につきましては、新型コロナウイルス感染症による景気の落込みに伴い、所得の減少などにより個人市民税が減少するとともに、企業収益の減少などにより法人市民税が減少し、前年度と比べて180億円、5.0%減少するものと見込んでおります。

 また、ふるさと納税による市税の減収のほか、歳出面においては、国の制度改正等に伴う人件費の増加等により収支不足が拡大しており、本市の財政はこれまでにない厳しい状況にあります。

 こうした中においても、新型コロナウイルス感染症対策や感染症の影響によりさらなる苦境に陥っている方々への支援について重点的に取り組むとともに、切れ目のない経済対策を実施しながら、社会保障や防災・減災対策、都市機能の充実など、将来を見据えて乗り越えなければならない課題に的確に対応していくことが重要であると考えております。

 こうした考え方のもと、令和3年度予算におきましては、「かわさきGIGAスクール構想」や「かわさきパラムーブメント」の取組、「これからのコミュニティ施策の基本的考え方」に基づく取組の推進、川崎らしい地域包括ケアシステムの構築、質の高い保育・幼児教育の推進、児童家庭相談支援体制の強化など「安心のふるさとづくり」や、広域拠点・地域生活拠点等の整備、「臨海部ビジョン」に基づく戦略的なマネジメント、国際化に対応したイノベーションの推進、中小企業の支援・商業の振興など「力強い産業都市づくり」、脱炭素戦略「かわさきカーボンゼロチャレンジ2050」の取組や社会のデジタル化、防災機能の充実や地域防災力の強化など「『成長』と『成熟』を支える基盤づくり」を着実に推進するため、必要な予算を配分いたしました。

 

 令和3年度の一般会計の予算規模は、待機児童対策の継続的な推進や学校給食費の公会計化などにより、前年度に比べ283億円、3.6%の増加となっております。

 

一般会計        8,208億円余(対前年度比  3.6%増)

特別会計(13会計) 4,680億円余(対前年度比  3.7%減)

企業会計( 5会計) 2,153億円余(対前年度比  4.1%増)

 合計        1兆5,042億円余(対前年度比  1.3%増)

 

 令和3年度予算は、市民の皆様の生命・生活・仕事を守るとともに、「SDGs未来都市」として、「成長と成熟の調和」による「最幸のまち かわさき」の実現に向けた取組を、着実に推進できる予算になったものと考えております。

 今後も、これまでにない厳しい財政環境が続くことが見込まれるため、「必要な施策・事業の着実な推進」と、「持続可能な行財政基盤の構築」の両立に向け、「行財政改革第2期プログラム」に基づく取組を計画的に進めながら、中長期的な視点に立った行財政運営にしっかりと取り組んでまいります。