【事例4】京セラCSR 経済・社会・環境報告会(京セラケミカル株式会社 川崎工場)
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業種:化学工業 事業所従業員数:約150人 立地:工業専用地域 実施年月:平成24年11月

実施概要

取組のきっかけ
京セラグループは重要なステークホルダーの一つである「地域社会」との双方向のコミュニケーションを一層活発にすることを目的として「CSR報告会」を開催している。
川崎工場おいても、その開催趣旨・目的に従い始めた。

取組の目標・概要
地域住民や行政、取引先、近隣企業など、さまざまな方々をお招きし、経済、社会、環境の取組みを報告するとともに、CSRの取り組みに対する意見交換を行なっている。
京セラケミカルは平成18年から毎年2工場を隔年開催しており、川崎工場は2年に1回の頻度で開催している。
川崎工場は一般市民が居住していない京浜工業地帯の一角である埋立地(千鳥町地域)に立地しているため、地域住民・近隣住民は対象者とはならない。そこで、この千鳥町地域の企業で構成している任意団体「千鳥一部会」に所属している事業所・団体に参加を呼びかけている。
その他の参加者は、川崎市の環境行政関係者、当社との取引先企業、構内外の外注業者・協力会社など、あわせて20名程度である。
内容は、京セラグループ全体の取組を記述した『京セラグループCSR報告書-経済・社会・環境レポート』に基づいた説明、当社及び川崎工場の概要ならびに経済、社会、環境の取組みを報告するとともに、当社の環境対応商品の紹介をした後、工場見学を行い、その後意見交換(懇談会)を行なっている。合計約2時間である。

取組実施上の課題、課題解決のための工夫
実施上の課題 | 課題解決のための工夫 |
・参加を呼びかける対象が、毎回同じ企業・団体になっていた。 | ・同一企業に呼びかけていた近隣企業について、これまで参加を呼びかけなかった企業に呼びかけた。 また、行政についても教育委員会に呼びかける等の工夫を凝らし、参加対象を広げた。 |

取組の効果
・重要なステークホルダーのひとつである地域社会への説明責任は果たしている、と同時に、大切なコミュニケーションの機会となっている。

実施内容

事前準備
・報告会開催日の1~2ヶ月前に案内状を送付。
・本社環境担当の協力を得て、報告資料の作成や配布物手配、会場設営などの準備を行う。
・報告資料の作成には5日程度を要している。

開催概要
項目 | 内容 |
開催年月 | 平成24年11月 |
開催場所 | 京セラケミカル(株) 川崎工場 |
プログラム | 9:30 挨拶 9:35 会社案内DVD鑑賞 9:50 京セラグループのCSR活動報告 10:30 京セラケミカルの概要、京セラケミカル川崎工場の環境への取組み報告 10:40 京セラケミカルの製品紹介 10:50 工場見学 11:10 懇談会 |
配付資料概要 | CSR報告書 |
参加者内訳 | 開催側:6人 周辺企業及び行政関係者:15人 |

開催内容詳細
【環境対策に関する説明】
・廃棄物、二酸化炭素、水使用量などの環境実績と今年度の環境目標について説明。
・2008年度から2012年度までに市内6小学校で実施した環境出前授業の実績報告。
・総合防災訓練の実施や津波対策など、安全・防災・減災に関する取組みについても説明。
参加者からの質問 | 回答 |
・環境出前学習はどのように行っているのか。 | 京セラグループ全体で環境学習を推進している。 対象者は小学4年生から6年生。 講師は社内の認定を受けた社員が行なっている。 太陽電池のセルの実物を示したり、クイズ形式で説明するなど、子供たちが興味をもって取り組めるように授業内容を工夫して実施している。 |
参加者の意見・感想 |
・人事理念や人権の尊重の取り組みが企業としての成長につながっている。 |
・アンケートから、出席者のほとんどが、わかりやすい報告会であったこと、京セラグループの経営活動は(高く)評価できるとの感想をいただきました。 |

今後の課題
・参加者について、行政では環境関係だけではなく広く呼びかけること。また、近隣企業にあっては、前回呼びかけしなかった企業・団体に呼びかけることを心掛けたい。

当日の資料
・京セラグループCSR報告書 -経済・社会・環境レポート- 2012
・京セラ株式会社 CORPORATIVE PROFILE
・京セラケミカル株式会社 COMPANY GUIDE
・京セラケミカル株式会社 無限の可能性を拓く京セラケミカルの有機材料

参考HP
お問い合わせ先
川崎市環境局環境対策部地域環境共創課
住所: 〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地
電話: 044-200-2532
ファクス: 044-200-3921
メールアドレス: 30kyoso@city.kawasaki.jp
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