【事例7】企業活動報告会(東亜石油株式会社 京浜製油所)
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業種:石油精製 事業所従業員数:約600人 立地:工業専用地域 実施年月:平成24年9月

実施概要

取組のきっかけ
昭和50年ごろから1町内会とは日常的にコミュニケーションを取っていたが、ジェネックス発電所を作る際にアセスが必要となり、その時にアセスの範囲を決め新たに4町内会と交流を始め、平成17年から「企業活動報告会」(対話集会)を開始し現在も継続している。
対話集会を始めたのは、それまで発行していた環境報告書を社会環境報告書としたことがきっかけで、環境対策、安全対策、地域との交流が主な内容となっている。

取組の目標・概要
地域住民に事業所を理解していただくために行っている。
取組内容は、以下のとおり。
・平成17年から始め、現在、年に1回の頻度で開催している。(最新開催年月は平成24年9月)
・近隣の5町内会の町内会長に直接連絡し、町内会長(来れない場合は代理の方)に来ていただいている。
・内容は、事業や環境についての説明を1時間30分、質疑応答30分の全体2時間で行っているが、テーマ等によって時間は拘っていない。工場見学は町内会長が代わった時等希望があれば行っている。
・質疑応答の後、懇親会を行っている。

取組実施上の課題、課題解決のための工夫について
実施上の課題 | 課題解決のための工夫 |
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対話集会や工場見学の場では質問が出づらい。 工場見学に関して、新しい町内会長と、以前からいる町内会長とでは、関心の度合いが違う。 | 懇親会を開き、その場でも質問をいただいている。 工場見学をスケジュールの一番最初に予定し、工場見学への参加を自由にした。 |

取組の効果
・事業所の説明をすることにより、地域住民の事業所に対する理解は深まっていると考えている。
・逆に、事業所の幹部にとっても町内会長と触れ合う貴重な機会であり、幹部側の理解も深まっている。

実施内容

事前準備
・当日話をするテーマについて1ヶ月くらい前から検討を始める。当日はCSRレポートの説明以外に毎年2テーマ程話をしており、話に必要なスライド資料は1週間前くらいから作成(既存資料の修正)を始める。
・CSRレポート自体は、作成に4,5ヶ月要する。
・参加者(町内会長)や事業所幹部に対する日程等の調整は、2~3週間前から実施。

開催概要について
項目 | 内容 |
---|---|
開催年月 | 平成24年9月7日 |
開催場所 | 東亜石油(株) 事務所 |
プログラム | 15:00 事業所長挨拶 15:10 業界動向について 15:40 製油所操業状況について 16:00 CSRレポートトピックスについて 16:20 質疑 17:30 懇親会 |
配付資料概要 | CSRレポート |
参加者内訳 | 開催側:8人 近隣町内会長:5人 |

開催内容詳細
【環境対策に関する説明】
平成14年に新しくジェネックス発電所ができたため、その設備や集塵機や脱硫設備、排水設備、フレアスタック等の環境対応設備についても説明を行っている。
参加者からの質問 | 回答 |
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・東日本大震災では地震発生直後、工場に異常が無いことを知らせてくれ、大変安心した。 | ・今後も地域の皆様への情報提供は積極的に行っていきます。 |
参加者の意見・感想 |
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・対話することにより、安心が生まれる。 ・CSRレポートの内容について、こうした方が良いとの意見。 ・ヒヤリハットが適正に機能している。 ・津波等防災対策を今後も継続して進めて欲しい。 |

実施後に気づいた課題

当日の資料
・CSRレポート
・スライド資料
お問い合わせ先
川崎市環境局環境対策部地域環境共創課
住所: 〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地
電話: 044-200-2532
ファクス: 044-200-3921
メールアドレス: 30kyoso@city.kawasaki.jp
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