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高齢者がいきいきと暮らすためのソーシャルワーク実践のコツ ~ともに未来をつくる~

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福祉職員向け現任研修「『パターン・ランゲージ』を通して学ぶ 利用者とともに生き、ともに未来をつくる支援のヒント」を開催します。

総合研修センターと総合リハビリテーション推進センターでは、高齢者向けホームをテーマにしたパターン・ランゲージ『ともに生きることば 高齢者向けホームのケアと場づくりのヒント』(金子智紀・井庭崇著,丸善出版)と『高齢者がいきいきと暮らすためのソーシャルワーク実践のコツ』を活用した研修を開催します。

『ともに生きることば』の著者の一人である金子智紀さんを講師にお招きし、2つのパターン・ランゲージを使って「良いケア」「良い相談支援」とは何かを参加者全員で考えていきます。


【日時】令和6年3月6日(水曜日)13時30分~16時30分

【会場】総合研修センター研修室(川崎市川崎区日進町5-1 川崎市複合福祉センターふくふく2階)

【内容】

 ・パターン・ランゲージとは

 ・「良いケア」「良い相談支援」を考える(映像鑑賞、グループワーク)

【対象者】川崎市内在住または在勤で福祉施設・事業所にお勤めの方

【定員】40名(定員になり次第締め切り)

【受講料】2,000円


申込方法など詳細は下記のチラシ又はホームページをご参照ください。

https://www.kensyu-c.jp/gennin.php?id=149外部リンク

「地域包括ケア担当職員セミナー」で『高齢者がいきいきと暮らすためのソーシャルワーク実践のコツ』を紹介させていただきました。

一般社団法人長寿社会開発センターがオンデマンド配信している「地域包括ケア担当職員セミナー」で、『高齢者がいきいきと暮らすためのソーシャルワーク実践のコツ』を紹介させていただきました。動画は、『高齢者がいきいきと暮らすためのソーシャルワーク実践のコツ』の作成経緯・プロセス・内容を紹介する「基礎編」と、具体的な活用方法を紹介する「実践編」の2つに分かれています。ぜひご覧ください。

動画はこちらから↓

一般社団法人長寿社会開発センター「地域包括ケア担当職員セミナー」外部リンク

高齢者がいきいきと暮らすためのソーシャルワーク実践のコツ ~ともに未来をつくる~

川崎市では、高齢者等を対象としたソーシャルワークを行う上で大切なことを、「パターン・ランゲージ」の手法を使って30個の「ことば」にまとめました。

ケアマネジャー(介護支援専門員)や地域包括支援センター職員、行政職員など主に高齢者に対するケアマネジメントや相談支援業務に従事する方々が、職場や研修などさまざまな場で活用していただける内容になっています。

また、本書は、高齢者を対象にしたソーシャルワーク実践の文脈や例を用いて書かれていますが、本書で紹介する「ことば」が示す実践のあり方と考え方は、さまざまな優れた事例からソーシャルワークの本質に迫ったものになっています。そのため、高齢者だけでなく障害者や子ども、生活困窮者などさまざまな分野のソーシャルワークにも通じる内容になっています。

ぜひ多くの方に、本書で紹介する「ことば」をヒントにしながら、自分たちなりのソーシャルワークを実践していっていただければ幸いです。
冊子イメージ

高齢者がいきいきと暮らすためのソーシャルワーク実践のコツ ~ともに未来をつくる~

経験チェックシート・経験チャート

パターン・ランゲージとは

「パターン・ランゲージ」は、良い実践の秘訣を共有するための方法です。成功している事例やその道の熟練者に繰り返し見られる「パターン」を抽出し、抽象化を経て言語(ランゲージ)化しています。そういった成功の“秘訣”ともいうべきものは、「実践知」「センス」「コツ」などといわれますが、なかなか他の人には共有しにくいものです。パターン・ランゲージは、それを言葉として表現することによって、秘訣をもつ個人が、どのような視点でどのようなことを考えて、何をしているのかを他の人と共有可能にします。

「パターン」は、いわば型のようなものをもっており、決まったルールで書かれています。どのパターンも、ある「状況」(context)において生じる「問題」(problem)と、その「解決」(solution)方法がセットになって記述され、それに「名前」(パターン名)がつけられています。このように一定の記述形式で秘訣を記することによって、「名前」(パターン名)に多くの意味が含まれ、それが共通で認識され、「言葉」として機能するようになっているのです。

パターン・ランゲージのよい点は?

(1)経験の交換・蓄積

「言葉」として対話のなかで使うことで、「秘訣」を共有できます。

(2)認識のメガネ

「言葉」がなければ見えない現象を認識できるようになります。

(3)経験の連続性

自分の経験を活かしつつ、他の人の成功の経験則を取り入れることで、その人らしさを肯定しながら成長することを促します。

「高齢者がいきいきと暮らすためのソーシャルワーク実践のコツ」の活用方法

本書は、各パターンをヒントにして自らの実践に活かすことができるとともに、研修のツールとして用いることもできます。本書を一通り読むだけでも十分参考になると思いますが、他にも以下のような活用方法があります。

(1)自分の実践を振り返る

自分がこれまで経験のあるパターンと、まだ経験のないパターンを分けて把握することで、自身の実践について自己分析をしてみます。その結果を見て、現在の自分の特徴を把握してみます。

経験チャート

(2)実践を語り合い、対話する

職場や研修などの場面でパターンを用いて、経験談を語り合い、対話を行います。たとえば、パターンの中から自分が経験したことがあるパターンを選んで、それをみんなに見せながら、経験談を語ってみて、それを聞いた人から感想などを聞いてみるようにします。もしくは、自分が取り入れたいと思うパターンについて、他の人に経験している人はいないか尋ねてみて、その人の経験談を聞いてみます。

読書会写真
研修写真

(3)実際の支援事例の分析に使う

たとえば地域ケア会議や事例検討会など実際の支援事例について検討する際に、支援がうまくいっていない要因やどうすれば改善するのかを、パターンを用いて分析してみます。パターンを用いることで、参加者間で現状や課題についての共通認識を持つことができ、前向きな対話や議論ができるようになります。

こんなときは、お気軽にご相談ください。

  • 活用してみたいけれど、使い方がわからない。
  • 研修・勉強会を開催したい。

総合リハビリテーション推進センターでは、活用方法に関する出前講座や、研修・勉強会開催のお手伝いなどを行っておりますので、下記お問い合わせ先までご相談ください。

お問い合わせ先

川崎市健康福祉局総合リハビリテーション推進センター企画・連携推進課高齢者支援担当

住所: 〒210-0024 川崎市川崎区日進町5-1

電話: 044-223-6953

ファクス: 044-200-3974

メールアドレス: 40rikikak@city.kawasaki.jp

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