令和6年度(2024年度)のアレルギー疾患についての講演会の実施結果
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ページ内目次
- 令和6年度(2024年度)のアレルギー疾患についての講演会の実施結果
- 1 市民対象
- (1)令和6年8月2日開催「正しく知って日常生活に活かそう 学童期のぜん息と食物アレルギーの最新知識」(学童期)
- (2)令和6年9月24日開催「成人ぜん息の最新知識」(成人期)
- (3)令和6年9月28日開催「アレルギー疾患における災害時の備え」(全年齢)
- (4)令和6年11月15日開催「乳幼児期の食物アレルギーと食事の進め方」(乳幼児期)
- (5)令和6年12月19日開催「生まれてくる子どものためのアレルギー予防」(妊娠期)
- (6)令和7年1月28日開催「成人ぜん息の最新知識」(成人期)
- (7)令和7年1月30日開催「乳幼児期アレルギー疾患の最新知識」(乳幼児期)
- (8)令和7年2月7日開催「大人の食物アレルギーの最新知識」(成人期)
- (9)令和7年2月17日開催「よくわかるアトピー性皮膚炎の最新知識~子どもから大人まで~」(全年齢)
- 2 専門職対象
- 3 医療従事者対象(川崎市医師会共催)
令和6年度(2024年度)のアレルギー疾患についての講演会の実施結果
川崎市では、アレルギー疾患に関する最新の科学的知見に基づく正確な情報の普及のため、市民や専門職、医療従事者を対象とした講演会を実施しています。このページでは、令和6年度に開催した11の講演会について、実施結果をまとめましたので掲載します。
1 市民対象
(1)令和6年8月2日開催「正しく知って日常生活に活かそう 学童期のぜん息と食物アレルギーの最新知識」(学童期)

国のアレルギー中心拠点病院で小児アレルギー疾患の治療や研究・知識普及にご尽力されている先生をお招きして、小児ぜん息と食物アレルギーについての最新情報をご講演いただきました。
日時:令和6年8月2日(金曜日)14時00分~16時00分
開催方法:オンライン開催(一定期間オンデマンドで配信)
参加対象:市内在住の小学生の保護者、市内学校等職員、小児ぜん息・食物アレルギーについて関心のある方
講師:独立行政法人国立病院機構 相模原病院 小児科 永倉 顕一 先生
当日参加者数:39組
参加者の声(アンケートより一部抜粋)
「大変分かりやすい説明で周囲の人がぜん息や食物アレルギーに悩むことがあれば、無料ですしぜひ紹介してあげたいなと思いました。」
「食物アレルギーを持つ人・お子さんに対して鶏卵・牛乳など栄養価の高い食品を避け続けるより、少量ずつから摂取し積極的に治療して何でも食べられるようになることが大事ということは肝に銘じていこうと思いました。」
「今までアレルギーに関する知識が、アナフィラキシーショック時対応についてのみだったので、詳しく、検査や治療について知ることができてとても有意義な時間となりました。」
(2)令和6年9月24日開催「成人ぜん息の最新知識」(成人期)

神奈川県指定のアレルギー疾患専門医療機関にて、呼吸器に関する治療や研究・知識普及にご尽力されている専門医をお招きし、ぜん息の症状や治療に関する最新知識についてご講演いただきました。
日時:令和6年9月24日(火曜日)14時00分~16時00分
開催方法:会場とオンラインのハイブリット開催(一定期間オンデマンドで配信)
参加対象:市内在住・在勤でぜん息と診断された(もしくは疑いのある)方、ぜん息の疾患・治療等について関心のある方
講師:帝京大学医学部附属溝口病院 第四内科 教授 幸山 正 先生
当日参加数:131組
参加者の声(アンケートより一部抜粋)
「喘息の仕組みや最新の喘息情報がわかってよかったです。」
「やはり吸入を欠かさないことが大切だと、改めて理解できました。ありがとうございました。」
「喘息の基本的な知識が増えてよかった。」
(3)令和6年9月28日開催「アレルギー疾患における災害時の備え」(全年齢)

厚生労働省の免疫・アレルギー疾患政策研究事業で冊子「災害におけるアレルギー疾患の対応」の監修・研究協力に携わられたアレルギー専門医と、患者を支援する会の方をお招きして、アレルギー疾患における災害時の備えについてご講演いただきました。
日時:令和6年9月28日(土曜日)14時00分~16時00分
開催方法:オンライン開催(一定期間オンデマンドで配信・一般公開)
参加対象:川崎市在住・在勤のアレルギー疾患と診断された方、その他関心のある方
講師:NPO法人アレルギーを考える母の会 事務局長 代表理事 長岡 徹 氏
帝京大学医学部小児科教授・帝京大学医学部附属アレルギーセンター センター長 小林 茂俊 先生
当日参加数:47組
参加者の声(アンケートより一部抜粋)
「食事面だけでなくさまざまな配慮が必要だと感じた。災害時はみんな余裕もなくどうしても配慮が足りなくなるので自分だけでなく市民に広く知ってもらうことが必要と感じた。」
「備えは「物(食材など)」だけでなく、「情報」も大切であるとわかりました。実際に被害に遭われた方や被災地での声を聞くこともでき、自分の想像だけでは思い付かないほどの大変さを思い知ることができました。」
(4)令和6年11月15日開催「乳幼児期の食物アレルギーと食事の進め方」(乳幼児期)

神奈川県のアレルギー疾患医療拠点病院である神奈川県立こども医療センターの専門医をお招きして、乳幼児期の食物アレルギーと食事の進め方をテーマにご講演いただきました。
日時:令和6年11月15日(金曜日)14時00分~16時00分
開催方法:オンライン開催(一定期間オンデマンドで配信・一般公開)
参加対象:市内在住の食物アレルギーと診断された(もしくは疑いのある)乳幼児期のお子さんの保護者、乳幼児期の食物アレルギーについて関心のある方
講師:地方独立行政法人神奈川県立病院機構 神奈川県立こども医療センター 地域保健推進部長 アレルギーセンター副センター長 高増 哲也 先生
当日参加数:67組
参加者の声(アンケートより一部抜粋)
「これから離乳食を始まるところなので、考え方が参考になりました。親に食物アレルギーがあるので、さまざま心配していたのもあり、専門家の方の話が聞けて安心しました。また、最新の研究結果を知ることができるのはとてもありがたいです。」
「子どもの肌が弱く、ステロイドを日常的に使っていて不安があったのですが、今回の講座でステロイドを使っていても大丈夫とお聞きし、安心しました。いまいち塗り方が分かっていなかった部分があったので、今後はプロアクティブに塗っていけるようにしたいと思います。」
(5)令和6年12月19日開催「生まれてくる子どものためのアレルギー予防」(妊娠期)

国のアレルギー中心拠点病院で小児アレルギー疾患の診療や研究・知識普及にご尽力されている専門医をお招きして、アレルギーの予防や治療に関する最新情報をご講演いただきました。
日時:令和6年12月19日(木曜日)14時00分~16時00分
開催方法:オンライン開催(一定期間オンデマンドで配信)
参加対象:川崎市内在住・在勤で、次のいずれかに該当する方
(1)妊婦さんとそのパートナー・乳幼児の保護者、(2)出産やお子さんに関わる職種の方、(3)アレルギー疾患の最新情報について関心のある方
講師:国立研究開発法人 国立成育医療研究センター アレルギーセンター 行動機能評価支援室 室長(総合アレルギー科併任) 山本 貴和子 先生
当日参加数:39組
参加者の声(アンケートより一部抜粋)
「湿疹が出た際の対応の仕方や新生児の保湿の重要性がわかったので、出産後に取り入れたいと思います。」
「湿疹は小さな子供でもステロイドの使用が大切だというお話が参考になりました。」
「アトピー性皮膚炎は、離乳食が始まる前に発症すると知りました。離乳食が始まる前に、保湿剤等で皮膚の調子を整えてから行うことで、食物アレルギーの発症にも影響を与えられることが参考になりました。」
(6)令和7年1月28日開催「成人ぜん息の最新知識」(成人期)

神奈川県指定のアレルギー疾患専門医療機関にて、呼吸器に関する治療や研究・知識普及にご尽力されている専門医をお招きし、ぜん息の症状や治療に関する最新知識についてご講演いただきました。
日時:令和7年1月28日(火曜日)14時00分~16時00分
開催方法:会場とオンラインのハイブリット開催(一定期間オンデマンドで配信・一般公開)
参加対象:市内在住・在勤でぜん息と診断された(もしくは疑いのある)方、ぜん息の疾患・治療等について関心のある方
講師:川崎市立多摩病院 呼吸器内科部長 棚橋 淳子 先生
当日参加数:100組
参加者の声(アンケートより一部抜粋)
「喘息の疑問点などを確認できてよかったです。」
「とても分かりやすい講義だったと思います。ちょっとした日常の心理も含めて説明頂き、漏れ無く参考材料となりました。ありがとうございました。」
「専門医の話がきけてよかったです。わかりやすく自分の生活の振り返りができました。」
(7)令和7年1月30日開催「乳幼児期アレルギー疾患の最新知識」(乳幼児期)

国のアレルギー中心拠点病院で小児アレルギー疾患の診療や研究・知識普及にご尽力されている専門医をお招きして、乳幼児期のアレルギー疾患の予防や治療に関する最新情報についてご講演いただきました。
日時:令和7年1月30日(木曜日)14時00分~16時00分開催方法:オンライン開催(一定期間オンデマンドで配信)
参加対象:市内在住の乳幼児期のお子さんの保護者、乳幼児期のアレルギー疾患について関心のある方
講師:国立研究開発法人国立成育医療研究センター アレルギーセンター 総合アレルギー科 診療部長 福家 辰樹 先生
当日参加数:59組
参加者の声(アンケートより一部抜粋)
「もうすぐ離乳食を始めようと思っていたので、食物アレルギーについて知ることができ大変勉強になりました。アレルギーの出やすい食材が怖いと思っていましたが、子どもの様子を見ながら適切に始めていきたいと思います。」
「専門的な箇所も先生の言葉で嚙み砕いて説明いただいたので非常にわかりやすかったです。具体策がたくさん提示され、生活に落とし込みやすいと思いました。」
「今回の講演会で情報や知識のアップデートをすることができて良かったです。」
(8)令和7年2月7日開催「大人の食物アレルギーの最新知識」(成人期)

神奈川県アレルギー疾患医療拠点病院でアレルギー疾患の診療や知識普及にご尽力されている専門医をお招きして、「正しい診断」・「必要最低限の除去」など大人の食物アレルギーに関する最新の知識についてご講演いただきました。
日時:令和7年2月7日(金曜日)14時00分~16時00分
開催方法:オンライン開催(一定期間オンデマンドで配信)
参加対象:市内在住・在勤で食物アレルギーと診断された(もしくは疑いのある)方、その他関心のある方
講師:日本赤十字社 横浜市立みなと赤十字病院 アレルギーセンター長 アレルギー内科部長 橋場 容子 先生
参加者数:17組
参加者の声(アンケートより一部抜粋)
「今まで発症してなかったものが年齢を経てアレルギー症状が現れる事が多い事に注意していきたいと感じました。」
「具体的な事例を紹介して頂き、理解が進みました。」
(9)令和7年2月17日開催「よくわかるアトピー性皮膚炎の最新知識~子どもから大人まで~」(全年齢)

日本臨床皮膚科医会会長として、科学的根拠に基づいた診療ガイドラインに沿った知識の普及、啓発にご尽力されている専門医をお招きして、アトピー性皮膚炎の最新知識についてご講演いただきました。
日時:令和7年2月17日(月曜日)14時00分~16時00分
開催方法:オンライン開催(一定期間オンデマンドで配信)
参加対象:市内在住・在勤でアトピー性皮膚炎と診断された方、その他関心のある方
講師:日本臨床皮膚科医会会長 あたご皮フ科副院長 東京逓信病院皮膚科客員部長 江藤 隆史 先生
参加者数:42組
参加者の声(アンケートより一部抜粋)
「治療の歴史、薬の変遷など、非ステロイド系の薬についての話など、詳しく知ることができました。これからも、季節や症状に合わせて、上手に対処してゆきたいと思います。」
「FTUについて印象に残りました。薬を塗っていても効きめが出ない時に、塗る量が不十分ではないかという点にまず注意したいと思います。」
「知っておくべき9つの知識を学ぶことができより専門的な薬の名前やどのような時に使うのかが知ることができて良かったです。」
2 専門職対象
令和6年10月18日開催「乳幼児のアレルギー疾患と保健指導のポイント」

乳幼児のアレルギー疾患の治療や研究・知識普及にご尽力されている専門医をお招きして、アトピー性皮膚炎と食物アレルギーに関する最新知識と保健指導のポイントについてご講演いただきました。
日時:令和6年10月18日(金曜日)13時30分~16時30分
開催方法:オンライン開催(一定期間オンデマンドで配信)
参加対象:乳幼児へアレルギー疾患に関する保健指導を行う専門職の方、子どもの集まる施設の職員の方(看護師、助産師、保健師、薬剤師、管理栄養士、栄養士、施設職員、乳幼児全戸訪問の訪問指導員、保育士、幼稚園教諭、教職員等)
講師:さいわいこどもクリニック 古川 真弓 先生
当日参加数:163組
参加者の声(アンケートより一部抜粋)
「湿疹がみられている園児が複数いるため、保護者へどのような声かけが必要なのか知ることができて勉強になりました。自宅でのスキンケア方法などの状況を把握、適切なスキンケア方法や保湿剤の塗り方・選び方を保護者へお伝えしていきたいなと思いました。」
「質疑応答も先生の過去のケースを挙げながら、ご説明してくださったので理解が深まりました。」
「アトピー性皮膚炎がアレルギーマーチの始まりという考え方や食物アレルギーの原因食物が変化している理由が分かって勉強になりました。保育園や学校の職員を対象にした内容になっていて現場と結び付けやすかったです。」
3 医療従事者対象(川崎市医師会共催)
令和7年3月12日開催「気管支ぜん息の最新治療 臨床的寛解を目指して」

2024年11月に改訂された「喘息予防・管理ガイドライン」の作成委員を務められ、重症喘息治療・研究にご尽力されている専門医をお招きし、最新の治療などについてご講演いただきました。
日時:令和7年3月12日(水曜日)19時30分~21時00分
開催方法:会場とオンラインのハイブリット開催(一定期間オンデマンドで配信)
参加対象:市内の開業医、医師・市内の薬局・医療機関等に勤務する薬剤師・市内の医療機関等に勤務する看護師、保健師、管理栄養士、栄養士等の医療従事者
講師:帝京大学医学部内科学講座 教授 呼吸器・アレルギー学 長瀬 洋之 先生
当日参加数:54組
参加者の声(アンケートより一部抜粋)
「症例があって、どんな時に応用できるかが明確だった。」
「よく理解出来た。日常の診療に大変有意義だった。」
お問い合わせ先
川崎市 健康福祉局保健医療政策部 環境保健・アレルギー疾患対策課
〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地
電話:044-200-2435
ファクス:044-200-3937
メールアドレス:40kankyo@city.kawasaki.jp
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