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白山神社

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2010年12月20日

白山神社本殿

本殿

住所

麻生区白山4-3-1

交通案内

小田急線「新百合ヶ丘駅」から小田急バス新10系統「新ゆりグリーンタウン」行き、「白山神社」下車、すぐ

地図

解説

 白山神社(旧白山社)は、旧王禅寺(おうぜんじ)村真福寺谷の鎮守で、宝永(ほうえい)3年(1706)の王禅寺村絵図にその存在が書かれているので18世紀初めには創建されていたものと思われます。また、文化・文政頃(1800年代初頭)に出された『新編武蔵風土記稿』都筑(つづき)郡王禅寺村白山社の項に「…村の西の丘山にあり、社三間四方南向なり、まへに石階及び鳥居あり、祭禮は年月を定めず、小名眞福寺谷の鎮守にて村持なり」と記されています。
 志村家文書によると、嘉永3年(1850)から4年にかけて本殿(ほんでん)と覆殿(おおいでん)を新規に建立したことが書かれており、造営の大工は地元真福寺谷の助之烝と幸右衛門で、現在の本殿と拝殿(はいでん)(旧覆殿)はこの時つくられたものと考えられます。
 また、昭和40年(1965)から41年にかけて覆屋と幣殿(へいでん)が新築され、これに伴い旧覆殿は拝殿に改築され屋根も寄棟(よせむね)造り草葺(ぶ)きから入母屋(いりもや)造り銅板葺きに改修されました。その際、拝殿正面虹梁(こうりょう)のほぞに「『嘉永四年八月二十三日建之』棟梁(とうりょう) 幸ェ門 間松」の墨書棟札(ぼくしょむなふだ)が見つかり、現在の拝殿はもと覆殿であり、嘉永4年に改築されたことを裏付けました。
 本殿は、母屋間口3.0尺(約80m)、向拝(ごはい)の出3.12尺(約94.5cm)の小規模な、「一間社流造(いっけんしゃながれつくり)」という社殿の様式の建物で、母屋4周には擬宝珠高欄(ぎぼうしゅこうらん)付の切目縁をめぐらしています。屋根は柿葺(こけらふ)きで、正面は千鳥破風(ちどりはふ)、向拝に軒唐破風(のきからはふ)をつけて飾っています。母屋の組物は三手先斗栱(みてさきときょう)で、中備(なかぞなえ)に詰組一具を配し、妻飾りは二重虹梁を出組斗栱で受けており、切目長押(なげし)の上に腰長押を入れ床を一段高く造り、正面に両開き板扉を立てています。
 彫刻装飾については、正面両脇壁に上り龍と下り龍の彫刻をはめるのをはじめとして、両側面と背面の板壁、腰壁や琵琶壁(びわかべ)、妻壁などを彫物で埋めつくし、木鼻(きばな)や尾垂木(おたるき)先を獅子や龍の彫物で飾っています。虹梁木鼻と中備には龍の、軒唐破風の兎毛通(うのけとお)りに鳳凰の彫物を施しています。
 以上のように、当本殿は彫物を多用した総欅(そうけやき)・素木(しらき)造りの小宮であり、幕末期の特徴を良く示し、各部の仕事は丁寧で、彫物をはじめ細部に至るまで意を用いた質の高い建物です。白山神社本殿は、平成8年(1996)1月25日、川崎市重要歴史記念物に指定されました。

所有指定文化財

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