建築物の構造・設備に関するよくある質問
【重要なお知らせ】窓口時間の変更について
令和4年2月から建築審査課の窓口時間が変更となります。
自由来庁の方は15:00までの受付となります。詳しくは以下をご覧ください。
●感染予防への協力のお願い
新型コロナウィルス感染症の拡大防止に向けた対応をしておりますので、できるだけ来庁を控えていただくようお願いいたします。
やむを得ず、来庁されるみなさまにおかれましては、感染予防の行動(咳エチケット、手洗いなど)に御協力をお願いいたします。
●窓口の対応方法について
当分の間、原則、電話等による対応とさせていただきたいと考えておりますので、まずは、電話による御連絡をお願いいたします。
御理解・御協力をお願いいたします。
(電話連絡先)
意匠南部担当(川崎区、幸区):044-200-3016
意匠中部担当(中原区、高津区):044-200-3020
意匠北部担当(宮前区、多摩区、麻生区):044-200-3045
構造・設備担当:044-200-3019
確認申請手続き関係
1.川崎市ではルート2主事(特定建築基準適合判定資格者である建築主事)を設置していますか?
本市ではルート2主事(特定建築基準適合判定資格者である建築主事)を設置しておりません。
本市に確認申請を行う場合、ルート2の構造計算を行った場合は、構造計算適合性判定の手続きが必要になります。
設計時
1.地表面粗度区分はいくつですか?
区分2又は3になります。
1) 海岸線から200m以内の地域で建物の高さが13mを超える場合,海岸線から200mを超え500m以内の地域で建物高さが31mを超える場合は区分2となります。
2) 1)以外の市域は区分3
(川崎市では,平成12年建設省告示1454号にある「特定行政庁が規則で定める区域」を定めておりません。)
2.基準風速(Vo)はいくつですか?
平成12年建設省告示第1454号より,34m/sです。
3.垂直積雪量はいくつですか?
川崎市建築基準法施行細則第14条の2より,川崎市全域30cmです。
ただし,平成12年建設省告示第1455号第2に掲げる式により計算した場合は,当該式により算出した数値を用いることが出来ます。
4.ボーリングデータを閲覧することはできますか?
川崎市地質図集(ボーリングデータ)をインターネットでご覧になれます。
川崎市ホームページの「ガイドマップかわさき外部リンク」→「地質図集(ボーリングデータ)外部リンク」において閲覧できます。
5. 川崎市の凍結深度を教えてください。
川崎市では凍結深度の規定を定めておりません。
6.検査済証の交付を受けていない既存建築物に増築等をする場合の確認申請の留意事項はありますか?
検査済証の交付を受けていない場合は、現存する図書や現地調査により、既存建築物が建築当時の法令に適合しているかを確認する必要があります。現地調査等の前に事前に確認申請先にご相談ください。
なお、構造関係規定については「検査済証等の交付を受けていない建築物の増築等のための適法性の判断に関する取扱い要領~法第20条関係~外部リンク」(神奈川県建築行政連絡協議会)にて調査方法や必要様式を定めていますので、ご参照ください。
また、国土交通省ホームページ「検査済証のない建築物に係る指定確認検査機関等を活用した建築基準法適合状況調査のためのガイドライン外部リンク」(国土交通省)も参考になりますのでご参照ください。
7.既存のコンクリートブロック塀がありますが、どのように点検すればいいですか?
国土交通省のホームページに「ブロック塀等の点検のチェックポイント外部リンク」が掲載されており、こちらの資料が参考になります。
また、ブロック塀等の安全点検と撤去の助成制度については以下のぺージをご覧ください。
ブロック塀等の安全点検と撤去の助成制度 (まちづくり局指導部建築指導課建築安全担当)
8.既存建築物の用途変更確認申請の際、構造関係規定の遡及はありますか?
建築基準法第87条により、構造関係規定(法第20条)の規定は準用されませんので、遡及はありません。
なお、用途変更により、構造耐力上主要な部分に影響のある変更がある場合は、用途を変更しても、当該建築物が建築した当時の構造関係規定(法第20条)に適合しているかを検討する必要があります。
工事中・検査時
1.指定確認検査機関に確認申請を提出していますが、川崎市に提出が必要な計画書や報告書はありますか?
〇山留工事等施工計画概要書
確認申請の提出先が川崎市、指定確認検査機関に係わらず、3mを超える高低差のある敷地で、3mを超える根切り又は山留め工事を行う際は、川崎市に山留工事等施工計画概要書の提出が必要になります。
提出書類等については、「山留め工事等施工計画概要書・計画変更概要書の提出について」をご覧ください。
また、川崎市に確認申請し、高さが10mを超える山留工事を行うもので建築主事が特に指定した場合は、山留工事施工計画書の提出が必要になります。
〇工事施工計画書・工事施工結果報告書
本市に確認申請を行っている建築物に限り、工事施工計画書・工事施工結果報告書の提出を求めています。指定確認検査機関に確認申請を行っている場合は、そちらで提出書類を定めている場合がありますので、申請を行っている指定確認検査機関にお問合せください。
2. 中間検査の対象になる建築物を教えてください。
次のいずれかに該当するものは中間検査の対象になります。
(1)建築基準法第7条の3第1項第1号による指定
階数が3以上である共同住宅で2階の床及びはりに鉄筋を配置する工程があるもの
(2)建築基準法第7条の3第1項第2号による指定
川崎市告示第508号の表に掲げる用途、規模、構造に該当するもの
平成30年川崎市告示第508号
川崎市告示の詳しい解説や中間検査に関するよくある質問を「川崎市建築物中間検査指針について」内の中間検査指針にまとめておりますので、ご確認ください。
3. 中間検査の申請手続きや、中間検査申請書の他に提出が必要な書類を教えてください。
〇申請手続き
中間検査の申請は、特定工程に係る工事完了日から4日以内に申請が必要です。
なお、建築基準法上、中間検査申請日から4日以内に検査を行う必要がありますので、あらかじめ電話等で検査の日程調整をお願いします。
〇提出書類
・委任状(代理者が申請を行う場合)
・中間検査チェックシート(様式F)
・建築基準法第12条5項の規定に基づく工事の計画に関する報告書(様式G)【四号建築物のみ】
※様式Gに記載の図面、施工写真を添付してください。
・鉄骨工事、コンクリート・鉄筋工事、くい工事施工結果報告書【対象建築物のみ】
※確認済証交付時に添付する「各種計画書や報告書などの提出・提示について(様式E)」で指定された報告書を添付してください。
各様式については構造関係様式ダウンロードよりダウンロードができます。
4. 四号建築物の中間検査申請時に提出する書類はありますか?
確認の特例の適用を受け、確認申請図書に検査に必要な構造図の添付がない建築物については、委任状、中間検査チェックシートに加えて「建築基準法第12条5項の規定に基づく工事の計画に関する報告書(様式G)」と、様式Gに記載の必要図面及び施工写真(※1)を中間検査申請時に提出してください。
様式Gについては構造関係様式ダウンロードよりダウンロードができます。
※1 検査の特例の適用を受ける四号建築物については、屋根の小屋組の工事終了時、構造 耐力上主要な軸組若しくは耐力壁の工事終了時、基礎の配筋(鉄筋コンクリート造の基礎の場合に限る。)の工事終了時における当該建築物に係る構造耐力上主要な部分の軸組、仕口その他の接合部、鉄筋部分等を写した写真が必要になりますので検査申請書に添付をお願いします。
昇降機
1. 既存建築物に昇降機を設置したいのですが、確認申請は必要ですか?
建築基準法第87条の4により、法第6条第1項第一号~第三号に該当する建築物に昇降機を設置する場合は確認申請が必要です。
2. 既存の木造2階の戸建て住宅にホームエレベーターを取り付ける場合は、確認申請は必要ですか?
建築基準法第87条の4より、法第6条第1項第四号に該当する既存建築物に建築設備を設ける場合、確認申請は不要になります。
3. 昇降機の入れ替え、一部改修、用途変更の際に確認申請は必要ですか?
全部を入れ替える、昇降機の用途を変更する等、確認申請が必要な行為については、神奈川県ホームページ「建築設備関係について外部リンク」にまとめられておりますのでご確認ください。
一部改修等、確認申請が必要かどうかわからない時は構造担当にご相談ください。(TEL:044-200-3019)
4. いす式階段昇降機、段差解消機の確認申請は必要ですか?
建築基準法施行令第129条の3第2項第一号より特殊な構造に該当し、建築基準法第87条の4より法第6条第1項第一号から第三号までに掲げる建築物に設ける場合は、確認申請が必要になります。
5. フロアタイプの小荷物専用昇降機の確認申請は必要ですか?
建築基準法施行令第129条の3第1項第三号及び令第146条第1項第二号並びに建築基準法第87条の4より、法第6条第1項第一号から第三号までに掲げる建築物に設ける場合は、確認申請が必要になります。
6. テーブルタイプの小荷物専用昇降機の確認申請は必要ですか?
建築基準法施行令第129条の3第1項第三号及び令第146条第1項第三号並びに建築基準法第87条の4より、特定行政庁が指定する建築設備(川崎市建築基準法施行細則第12条第1項(2))に規定される「小荷物専用昇降機で、昇降路の全ての出し入れ口の下端が当該出し入れ口が設けられる室の床面よりも50cm以上高いもの(一戸建ての住宅又は長屋若しくは共同住宅の住戸に設けられたものを除く。)」で、法第6条第1項第一号から第三号までに掲げる建築物に設ける場合は、確認申請が必要になります。
工作物
1. 工作物を築造したいのですが、確認申請が必要ですか?
煙突、広告塔、高架水槽、擁壁その他これらに類するもので一定の規模を超えるものが確認申請の対象となります。(建築基準法第88条、施行令第138条)
例:高さが6mを超える煙突
高さが15mを超える鉄筋コンクリート造の柱・鉄柱・木柱
高さが4mを超える広告塔・広告板・装飾塔・記念塔
高さが8mを超える高架水槽・サイロ・物見塔
高さが2mを超える擁壁
該当するか分からない場合は、図面等をお持ちいただき構造担当にご相談ください。
2. 擁壁(工作物)の高さはどこから見ればよいですか?
下部GL~上部GL(土押え)の高さになります。
【「建築構造審査・検査要領 -実務編 審査マニュアル- 2018年版」 P349 より】
3. 市型擁壁(川崎市宅地造成に関する工事の技術指針による擁壁)の確認申請の際に構造計算書は必要ですか?
建築基準法施行規則第3条より必要になります。市型擁壁の構造検討書は、「かわさき情報プラザ」で閲覧、写しが可能です。
なお、宅地造成等規制法施行令第八条に定める練積み造の擁壁の構造方法に適合する擁壁の場合は構造計算書の添付は不要です。
お問い合わせ先
まちづくり局指導部建築審査課
川崎市川崎区宮本町6 明治安田生命川崎ビル7階
意匠担当
川崎区,幸区 044-200-3016
中原区,高津区 044-200-3020
宮前区,多摩区,麻生区 044-200-3045
構造・設備担当 044-200-3019
ファックス:044-200-0984
メール :50kesins@city.kawasaki.jp

