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(業務紹介)警防部航空隊について

  • 公開日:
  • 更新日:

航空隊について

所属:警防部航空隊
氏名:三浦 宏紀
採用年月日:平成18年1月1日
経歴:
平成18年入庁
平成19年4月~平成23年3月
消防隊・救急隊
平成23年4月~平成25年3月
                        救急隊・救助隊
                        平成25年4月~平成31年3月
                        特別高度救助隊
                        令和4年4月~現在 航空隊

仕事内容:
 ヘリコプターを活用して、火災の情報収集や水難救助活動など市内で発生するであろうすべての災害に対応するため日々訓練を重ねています。また、神奈川県下の応援協定に基づいて、神奈川県西部にある山岳地で発生した傷病者の救助活動を行っています。

印象に残っている出来事を教えてください:
 私が臨港消防署で勤務しているときに臨海部の事業所で大規模な火災があり、広範囲にわたり延焼が継続し完全に消し止めるまでに、10日間の時間を要した火災を経験しました。大規模な火災は初めてだったので、警防活動に非常に苦労しましたが、その火災でヘリコプターが市内で初めて空中消火活動を行ったのを間近で見たときは、航空隊の機動力に感銘を受けました。

どんな時にやりがいを感じますか?:
 神奈川県西部の山岳地で発生する救助事案は、重症度の高い傷病者に対して、地上から救出に向かうと接触するまでに時間を要してしまいます。このような救出に時間を要する場面で、ヘリコプターの機動力を活用して迅速に現場に向かい、人命救助を行えることにやりがいを感じます。

川崎市消防局に決めた理由:
 私が消防士を志望した理由は、幼少期に見た消防士や警察官の制服姿がカッコよく憧れの存在でした。その頃に消防士になることを将来の夢で書いた記憶が残っています。小学生の頃、近所で住宅が一棟炎上する火災があり、消防士が燃え盛る住宅に向かって行く勇敢な姿を目の当たりにして、消防士を目指すきっかけとなりました。私は川崎生まれ川崎育ちなので、この街に少しでも恩返しができるよう、川崎市消防局を志望しました。

職場の雰囲気:
 航空隊は航空係、整備係及び航空救助係と分かれていて、それぞれの係の職員が専門的な知識・技術を持っており、プライドを持って働いているのが印象的です。…とこれだけ聞くと堅苦しい職場に思えるかもしれませんが、ヘリコプターを安全に運航するためにはチームワークがとても大事で、上司を含め各係の職員が一致団結して職務に励んでいます。

休日の過ごし方:
 時間があればランニングしたり、サウナに行ったり、家族でキャンプしたりしてリフレッシュしています。また、最近は自己研鑽を充実させるために活動範囲である神奈川県西部の山に登って活動場所を確認しながら登山を楽しんでいます。

今後の目標について:
 今まで、消防隊、救急隊及び救助隊で得た知識や技術と伴に航空隊で得た知識や技術をプラスして、職務の幅を広げるとともに後輩職員に対して、この知識や技術を伝承できるように努力していきたいです。

川崎市消防局を目指す方へメッセージ:

 川崎市消防局は多様性のある職場で、他の本部では珍しい航空隊として働くことができ、女性が活躍できる場も多種にわたり予防、指令、警防といった各種業務で携われる環境も整っていると感じます。是非、私たちと川崎市民に安全・安心を届けるため一緒に働きましょう。

航空隊の1日のスケジュール
時刻業務内容詳細等
始業 AM8時30分交替前の番の当直員と交替し、体操を行い、人員・ヘリコプター・資機材の点検を行います。
AM9時全体ミーティング一日の流れを航空隊長を含めた全職員で共有します。航空係からは、当日の天候と飛行可否判断についての解説を行います。整備係からヘリコプターの整備状況などについて報告があります。
AM9時30分訓練前
ブリーフィング
訓練を実施するときは、訓練内容や注意点、危険要因などを運航安全管理者を含めた訓練参加者全員でブリーフィング(打合せ)を行います。
AM10時実機訓練
(山岳救助訓練)
神奈川県西部にある山岳地で、山岳救助を想定した訓練を実施します。
この他にヘリコプターから消火を行う、空中消火訓練を行ったりもします。
県内各本部とはヘリコプターと地上部隊の連携を強化するため合同訓練を行うこともあります。
AM11時30分訓練後
ブリーフィング
訓練を実施して、気づいた点や危険と感じたことがなかったかなどを全員で共有し、今後も安全な活動を行えるようにします。
PM0時休憩時間昼食
PM1時飛行作業市内の調査や地形完熟、災害を監視する警戒等、さまざまな用務で飛行作業を行います。
PM3時災害出場市内で建物火災が発生して、出場し上空から情報収集活動を行いました。
上空から現場を確認できるため、逃げ遅れた人や延焼方向など地上からはわかりずらい情報を得ることができ、それを地上部隊に伝えることができます。
PM5時15分休憩時間夕食
PM6時事務処理
日誌を作成したり、文書収受や文書作成などの事務処理を行います。
また、訓練の計画を作成し、効率的に訓練を行えるようにします。
PM8時自主訓練
(駐機訓練)
格納庫に駐機しているヘリコプターを使用して、自主訓練を行います。
ヘリコプターでの活動は1つのミスで重大な事故につながるため、災害活動でミスをしないように反復訓練を行うことで、危険が伴うヘリコプターでの活動を安全・確実・迅速に行えるようにします。
PM9時事例研究過去の災害動画や資料を確認して、活動知識の習得や危険要因を確認して、災害活動の対応力向上を図ります。
PM11時睡眠自室で休憩を取ります。
AM5時45分起床 
AM6時飛行前点検
庁舎周りの清掃
ヘリコプターとその装備の点検や整備を行い、庁舎の清掃を行います。
AM7時引継ぎ交替準備交替に向け引継ぎの準備をします。
AM8時30分交替昨日起きた災害などを申し送りします。
交替が完了し、1日の業務が終了します。