「サポートカード」配布中 ご理解・ご協力をお願いします!
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ご存知ですか?サポートカード
川崎市では、発達障害や発達特性のある方をサポートするツールとして「サポートカード」を作成しました。
「サポートカード」とは?
発達障害や発達特性のある方が、日常生活のさまざまな場面で困ったときに、本人の特性等を周囲の方にわかりやすく説明できるようにするカードです。
発達障害は見えにくい障害のため、どんなことに困っているのか周囲の方に理解していただき、特性に応じたサポートをしてもらえるように作成しました。
【カード表面】
財布や市販のカードケースに入れて携帯できます。
【カード裏面】
こんなことで困っている、またサポートしてほしい内容を記入できます。
【カード中面】
必要に応じて名前・連絡先等が記入できます。
記載は任意ですが個人情報も含まれますので、取扱いや紛失には十分気を付けて所有ください。
対象者
発達障害(自閉症、注意欠陥多動性障害、学習障害等)や発達特性に応じたサポートが必要な方とその御家族。
「サポートカード」記載例
例1.身体に触られることに敏感です。できるだけ触れる箇所は少なくしてください。事前に一声かけてくれるとなお安心します。
例2.言葉の理解が苦手です。短く、わかりやすい表現でゆっくり具体的に繰り返し、伝えてください。
例3.説明が苦手です。ゆっくり丁寧に聞いてもらえると安心します。絵や写真を使用した説明は更に安心します。(診療のかかる時間や治療方法、今後通う回数など)
例4.質問するときは、「はい」か「いいえ」で答えられるようにしてください。3つ以上の答えがでるものであれば、選択肢を入れてください。
例5.大きな声、命令口調で指示されるとパニックになることがあります。なるべく穏やかな声で話してください。
例6.パニックになったら、静かなところへ誘導してください。
例7.音に敏感です。特に大きな音、ザワザワとした場所が苦手です。耳栓の着用を認めてください。
例8.書くことが苦手です。代弁してもらえると助かります。
例9.初めての場所や人に対して不安を感じやすいです。家族の付き添いを認めてください。
例10.こだわりが強く、切り替えに時間がかかる場合があります。
例11.自分で状況を読み取ることが苦手です。何をどうしたらいいのか、具体的に教えてください。
例12.「〇〇してはいけません」より、「〇〇しましょう」と言う方が理解できます。
例13.急な変更が苦手です。事前に知らせてください。
例14.痛みに鈍感です。「大丈夫」と答えても、様子をよく見てください。
配布場所
・各区地域みまもり支援センター高齢・障害課(障害者支援係・精神保健係)
・総合リハビリテーション推進センター各地域支援室
・子ども発達・相談センター
・発達相談支援センター
・地域療育センター
・総合教育センター特別支援教育センター
「サポートカード」を提示されたら
困っています。サポートをお願いします!
発達障害は見えにくい障害です。内心とても困っていたり、不安でいっぱいでも、表面には見えにくく、また「困っています」と言えなかったり、伝わらずに誤解されることが多くあります。サポートカードを見かけたら、次の点にご配慮いただき、ご理解とご協力をお願いします。
- 本人の努力では、どうしてもできないことがあります。
- 発達特性は、保護者の育て方によるものではありません。
- 周囲の理解と適切なサポートがあれば、スムーズにできることがあります。
- カードに記載してあることをご理解いただき、できる範囲でのご協力をお願いします。
お問い合わせ先
川崎市健康福祉局障害保健福祉部障害計画課
住所: 〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地
電話: 044-200-3796
ファクス: 044-200-3932
メールアドレス: 40syokei@city.kawasaki.jp
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