京浜急行大師線連続立体交差事業
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京浜急行大師線連続立体交差事業
京浜急行大師線の京急川崎駅から小島新田駅までの延長約5キロメートルにおいて、一部ルートを変更し、ほぼ全線を地下化することにより、15箇所ある踏切のうち14箇所を除却する計画として平成5年6月に都市計画決定を行い、平成6年3月に都市計画事業認可を取得して連続立体交差事業に着手しました。
しかしながら、費用対効果や取り巻く社会経済状況の変化などを総合的に鑑みて、現在、京急川崎駅から川崎大師駅までの2期区間については「中止」、川崎大師駅から小島新田駅までの1期区間については「事業継続」とする対応方針を平成29年10月27日に行われた「川崎市公共事業評価審査委員会」において審議し、妥当であるとの具申をいただきました。
この対応方針を平成29年11月16日に行われた「川崎市議会まちづくり委員会」へ報告しました。
その後、2期区間の「中止」により残される4つの踏切の現状と課題を整理し、2期区間の代替案及び今後の事業の進め方を、平成31年2月8日に行われた「川崎市議会まちづくり委員会」へ報告しました。
平成29年11月16日 まちづくり委員会資料
平成31年2月8日 まちづくり委員会資料
事業平面図
現在の整備状況
現在の事業の進捗状況としては、整備効果の高い産業道路(主要地方道東京大師横浜)を優先的に立体化するため、平成18年より小島新田駅から東門前駅間の工事を施工しておりましたが、平成31年3月3日から地下での運行を開始し、現在は、踏切部の復旧や大師橋駅の駅舎建設工事などを進めています。
今後も地元の皆様方等のご理解とご協力を得ながら、事業の進捗を図ってまいります。
なお、これまで地元説明会等で配布した工事パンフレットは、こちらです。
産業道路第一踏切の状況
平成31年3月3日に小島新田駅から東門前駅間の鉄道が地下運行され、4箇所の踏切がなくなりました。
道路を分断していた踏切がなくなることにより、踏切事故の解消・交通の円滑化・及び交通渋滞の解消に伴う道路環境の改善が図られました。
川崎市総合都市交通計画(平成30年3月)
川崎市の将来の交通体系に関する計画を平成25年3月に策定し、平成30年3月の改定時に大師線についても取組時期を次のとおり定めています。
・1期区間(小島新田~東門前)を10年内に事業完了を目指す事業 ・1期区間(東門前~川崎大師 鈴木町すり付け)を10年内に工事着手を目指す事業 ・(2期区間(川崎大師~京急川崎)都市計画変更を前提に代替案を検討し、今後の方向性を明確化する)
都市計画事業認可の変更
本事業は、臨海部側から段階的に整備を進めており、2期区間(川崎大師~京急川崎)の工事には直ちに着手できない状況であったことから、都市計画事業認可の変更(平成28年3月29日付け神奈川県告示第148号)により、事業区間と事業施行期間の変更を行い、2期区間を「休止」としました。
以下、赤字が変更箇所となります。
- 都市計画の名称
川崎都市計画都市高速鉄道京浜急行大師線 - 事業区間
変更前 川崎区駅前本町地内~川崎区田町2丁目地内(京急川崎駅~小島新田駅) 変更後 川崎区大師駅前2丁目地内~川崎区田町2丁目地内(川崎大師駅~小島新田駅) - 都市計画決定
平成5年6月8日(神奈川県告示第595号) - 都市計画事業認可
平成6年3月29日~平成15年3月31日(神奈川県告示第263号) - 都市計画事業変更認可
(平成15年3月20日)~平成28年3月31日(神奈川県告示第237号) - 都市計画事業変更認可
(平成28年3月29日)~令和7年3月31日(神奈川県告示第148号)
2期区間(川崎大師~京急川崎)の区域内における建築物の建築について
都市計画変更を前提に代替案を検討しているため、都市計画を変更するまでは、都市計画法第53条に基づく許可を必要としますが、川崎市都市計画法施行細則第3条の2の許可基準に該当しない建築物についても、許可することができるものとして取り扱います。
「事業が全て完了するまでには、まだまだ時間がかかります。
ご理解の程よろしくお願いします。」
お問い合わせ先
川崎市建設緑政局道路河川整備部道路整備課
住所: 〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地
電話: 044-200-2747
ファクス: 044-200-7703
メールアドレス: 53douro@city.kawasaki.jp
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