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日本マクドナルド及び昭和電工と連携したプラスチック資源循環実証

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日本マクドナルド及び昭和電工と連携したプラスチック資源循環実証

 川崎市、昭和電工株式会社及び日本マクドナルド株式会社は、環境と経済を両立させた持続可能な循環型・脱炭素社会の実現に向けた取り組みとして、川崎市内のマクドナルド8店舗にて排出された使用済みプラスチックを、川崎臨海部に立地する昭和電工のリサイクル施設で低炭素水素へ再生します。さらに、マクドナルド川崎南加瀬店のマックデリバリーサービスで使用しているEVバイクのエネルギーにリサイクルする実証事業を実施します。

関係施設写真(1)
関係施設写真(2)

実証概要

実証の背景・目的

 現在、適切にリサイクルされていない使用済みプラスチックは、焼却によるCO2発生や、海洋流出による生物への悪影響などを引き起こすため、世界的に問題となっています。国内においては、使用済みプラスチックの一部は製品等にリサイクルされているものの、大半は、食品残さの付着やリサイクルに適さないプラスチックの混入といった点から、リサイクルされず燃やされるか埋め立てられています。

 本実証事業は、これまでリサイクルが難しいと考えられていた使用済みプラスチックを、ごみではなく低炭素なエネルギー等としてリサイクルするための実証事業で、プラスチックの3R(リデュース・リユース・リサイクル)を推進している川崎市、川崎臨海部に立地する使用済みプラスチックのケミカルリサイクル事業者である昭和電工株式会社、使用済みプラスチックの削減・有効利用に取り組む日本マクドナルド株式会社の3者で連携し、川崎市域等で資源を循環させることにより地域社会の持続的な発展に資することを目的としています。

実証内容

 川崎市内のマクドナルド8店舗から排出されたストローやリッド(カップのふた)などの使用済みプラスチックを、昭和電工のケミカルリサイクルによりプラスチックから水素にリサイクルし、さらにマクドナルド川崎南加瀬店のマックデリバリーサービスで使用しているEVバイクのエネルギーとして使用します。

 本実証を通して、これまでリサイクルが困難であった事業系プラスチックにおいてもケミカルリサイクルが有効であることを示すことで、事業系プラスチックの一層のリサイクルを推進していきます。

実証実施店舗(8店舗)

  • 川崎富士見通り店
  • 川崎渡田店
  • 川崎駅東口店
  • 川崎南加瀬店
  • 元住吉店
  • 川崎千年店
  • 武蔵新城店
  • 246鷺沼店
実証イメージ

実証期間

令和2年12月1日(火)から12月28日(月)

臨海部企業のケミカルリサイクル技術を活用した使用済みプラスチックの有効活用に関する覚書

 本市では、環境と経済を両立させた持続可能な循環型・脱炭素社会の実現に向け、プラスチックの3R(リデュース・リユース・リサイクル)を推進しています。こうした取組のうちリサイクルの一環として、川崎臨海部に立地する使用済みプラスチックのケミカルリサイクル事業者である昭和電工株式会社、使用済みプラスチックの削減・有効利用に取り組む日本マクドナルド株式会社及び本市の3者で、市域等で資源を循環させることにより地域社会の持続的な発展に資することを目的として覚書を締結しました。

  覚書では、次のとおり3者の役割を定めています。

  • 昭和電工の役割:ケミカルリサイクル技術の高度化及びケミカルリサイクルの対象物の量や種類の拡大を通して、プラスチックリサイクルを推進する。
  • 日本マクドナルドの役割:プラスチックの一層の分別啓発及び実証後の拡大展開に向け、自社内の展開に努めるとともに他企業・他業種へのプラスチックリサイクルの働きかけを推進する。
  • 川崎市の役割:臨海部企業のケミカルリサイクル技術の市域等への活用、及び市民と事業者が連携した市域の使用済みプラスチックリサイクルを推進する。