脱炭素アクションみぞのくちノート
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脱炭素アクションみぞのくちノート
高津区溝口周辺地域が脱炭素モデル地区になっていることを知っていますか?「脱炭素は最近よく耳にするし、関心もあるけど…」「モデル地区はあまり聞いたことない」「どうして溝口!?」・・・まだまだ、知らない人が多いですよね。
川崎市では、脱炭素社会の実現を目指すためのポテンシャルを秘めたエリアとして、みぞのくちを脱炭素モデル地区『脱炭素アクションみぞのくち』に指定しています。
脱炭素に関する身近なアクションが広がっていくように、高津区役所からも、旬な情報などをつぶやき形式でお届けします。ひとつひとつの脱炭素アクションを重ねていきましょう。
脱炭素アクションみぞのくちノート
vol.40 脱炭素アクションみぞのくち推進会議&取組発表会(令和7年4月7日)
桜の季節になりました。年度が終わり、そして新たに始まる時期です。
脱炭素アクションみぞのくちでも、3月25日(火)午後に、令和6年度最後の推進会議と、1年間の取組発表会が行われました。
脱炭素アクションみぞのくち推進会議では、次年度の取り組み予定等の説明、各会員企業(団体)からの情報提供、今年度新規に加入した6企業(団体)の紹介や挨拶等が行われました。会員数は順調に増えており、現在では62を数えます。脱炭素化を目指す2050年に向けて、中間地点である2030年まであと5年。1年1年の取組みが重要な中で、溝口から脱炭素の輪が確実に広がっています。
推進会議終了後、引き続き、脱炭素アクションみぞのくち取組発表会行われました。今年度の活動内容の報告は、川崎市地球温暖化防止活動推進センター、ヤマト運輸・川崎未来エナジー、味の素・キユーピー・アミタの3社(団体)の取組が紹介されました。いずれも意欲的に活動され、報告を聞いているこちらにも熱量が伝わってくるものでした。
その後、vol.36の記事でもお伝えした昨年11月開催の「まるっとサステナファッションショー」及びこの期間に並行して行われた「まるっとサステナグルメウィーク」に参加した関係者や飲食店からの報告と続きました。いずれの報告も「これを契機に脱炭素に対する意識が変わった」という趣旨の発言があり、大企業だけではなく地域からの活動も必要になってくると感じさせるものでした。
そして、最後には、主に大学生・高校生のインターンからの報告が行われました。脱炭素アクションみぞのくちには、若い世代のインターンが複数名おり、それぞれがいろいろな活動を通じて1年間の成果を報告していました。そんなインターンの1人が会場で配っていたのはこのカード。脱炭素につながる地産地消の取組ということで、活動報告とレシピの公開をしています。ぜひリンク先をご覧ください。
溝口では、このようにさまざまな人が脱炭素の活動をしています。令和7年度はますます多くの人の目に留まるよう、さらに活動を続けていきます。


vol.39 春の全国都市緑化かわさきフェア、まもなく開催!(令和7年3月3日)
3月に入り、徐々に春の訪れを感じられるようになりました。冬の寒さに耐えた草花が、春を迎え一輪、また一輪咲き始める風景は、どこかわくわくするものです。
さて、第41回全国都市緑化かわさきフェア(春)が、いよいよ3月22日土曜日~4月13日日曜日の期間で開催されます。
昨年秋に引き続き、今回も、コア会場は富士見会場(川崎区)・等々力会場(中原区)・生田緑地(多摩区)です。残念ながら高津区内にコア会場はありませんが、溝口駅からバスを使用すれば、等々力緑地会場(市営等々力グランド入口バス停、薬師前バス停下車)、生田緑地会場(生田緑地入口バス停下車)に簡単にアクセスできます。
各会場は、秋はみどりを用いて工夫を凝らした演出がありましたが、春は何といっても花の季節!みどりに親しめるイベントも、子ども向けのものから、奥深いものまで盛りだくさんです。ぜひ、ホームページやパンフレットから興味あるイベントを探してみてください!
全国都市緑化かわさきフェアは、毎年違う自治体で開催されるイベントです。地元・川崎市で見ることができるこの機会に、ぜひお出かけになってみてはいかがでしょうか。
vol.38 脱炭素アクションみぞのくちの取組紹介・交流会を開催しました!(令和7年2月19日)
2月5日水曜日に「『脱炭素の取組最前線〜創造とコラボレーション〜』みぞのくちから広がる脱炭素アクション」を開催しました。
本イベントは、脱炭素アクションみぞのくちがどのような活動をしているのかを、さまざまな方に知っていただくことをねらいのひとつとして設定し、オンラインでの参加にも対応しました。当日は、日本全国から多くの方に御視聴をいただき、オンラインと会場を合わせて100名近くの方に参加いただきました。ありがとうございます。
市・区の取り組みのほか、御報告いただきました4社(株式会社三井住友銀行、株式会社フロンターレ、東急株式会社、川崎信用金庫)から、それぞれの特長を活かした取組について報告が為されました。バラエティ豊かな内容で、参加者の皆様には、「おっ!これは参考になるぞ」と思った取組も見つかったのではと思います。
各社の報告が終わった後は、参加者・報告者・行政の交流会。
内容を詳しく聞こうと報告者に熱心に質問している方、各企業と名刺交換を行う方など、あちこちで交流やつながりづくりが進んでいました。
今回のイベントを機に、脱炭素アクションみぞのくちの取組の認知度が高まり、「これならわが社でもできる」と思ってもらえる企業の方が増えれば、溝口の未来もきっと明るいものになるはずです。高津区役所の取組報告
vol.37 脱炭素アクションみぞのくちの取組紹介・交流会を開催します(令和7年1月22日)
「脱炭素アクションみぞのくち」・・・さすがに、このページをご覧の方は「言葉は知っている」という方がほとんどと思いますが、いったいどのような活動をしているのか、どんな企業や団体が関わっているのかなど、どこまで御存知でしょうか。
また、高津区内にお住まいの方は、溝口エリアが脱炭素のモデル地区になっていることは御存知でも、ふわっとしたイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか。
そこで、今回、「『脱炭素の取組最前線〜創造とコラボレーション〜』みぞのくちから広がる脱炭素アクション」と題して、脱炭素アクションみぞのくちの取組紹介・交流会を2月5日水曜日午後2時から、高津区役所にて開催します。(※オンライン参加も可能)
今回は、市・区での概要説明のほか、会員企業4社の方をお招きして脱炭素に係る取組の報告を行います。また、参加者による交流会もあわせて開催します。
通常は、会員企業・団体間でのみ情報交換や交流を行っていますが、今回はどなたでも御参加いただけるため、「脱炭素アクションみぞのくち推進会議」がどのような活動をしているのか知ることができる良い機会となっています。もちろん、「脱炭素に興味がある」という一般の方の参加も歓迎です。
「モデル地区では、具体的にどんな取組が行われているの︖」
「私の会社も、そろそろ脱炭素の取組をしてみたいけれど、さて何から手をつければ良いか」
そのような疑問・興味をお持ちの方は、ぜひ今回のイベントに参加してください。
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- 脱炭素アクションみぞのくちの取組紹介・交流会
本イベントの詳細や申込はこちらから。
vol.36 「まるっとサステナフェスティバル」が開催されました(令和7年1月7日)
11月16日土曜日、「脱炭素アクションみぞのくち」を市民の皆さんにPRし、環境に優しい行動への意識を高めていただくイベント「まるっとサステナフェスティバル」が溝口駅周辺で開催されました。
高津区役所のブースでは、昨年度に続き「みどりの里親になろう!」と題し、エコシティたかつ推進事業で保全活動を行っている「ノカンゾウ」の花苗を配布しました。今回、新たに40人を超える方がノカンゾウの里親になり、里親の輪が着実に広がっていきます。来年の夏ごろには、今回配った株たちが元気に育ち、きれいな花が咲くことを区役所では期待しています!
高津区役所のブース以外の事業者や団体のブースも、多くの人で賑わいました。例えば、今年7月からイトーヨーカドー溝ノ口店で行われているマヨネーズボトルの回収・リサイクルに関するブース。メディアでも取り上げられ、注目されている新たな取り組みです。御自宅で空になったマヨボトルを、ぜひ店頭にお持ちください。
そして、この秋キラリデッキに新設されたステージでも、さまざまな催しが行われました。廃材活用など「サステナブル」をテーマにしたファッションショーでは、区民の皆さんがモデルを務めたほか、高津区市民協働型提案事業の一環で「さくらだモンスター」によるお笑いライブでは、脱炭素や地域に伝わる民話を織り込んだネタが披露されました。「脱炭素がお笑いのネタになるの?」と思った方、「さくらだモンスター」によるお笑いライブの動画を「高津区チャンネル」で公開しています。まさかの「脱炭素とお笑いのハーモニー」をぜひお楽しみください。
さまざまな企業・団体、人が集う溝口駅周辺。今回のイベントを通じて、一人でも、一つでも多くの脱炭素につながる気づきがありますように。
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- 「さくらだモンスター」によるお笑いライブ外部リンク
キラリデッキに新設されたステージで行われた「さくらだモンスター」によるお笑いライブの映像です。
vol.35 ワールドカフェを体感してみました ~「未来を創るサステナブルライフ~健康と脱炭素の視点から探る持続可能な道~」~(令和6年12月26日)
株式会社富士通ゼネラル(高津区末長)にて、今年は10月17日木曜日に約20名で開催されました。
実は!このページで紹介するのは、3年連続3回目です。
vol.20 ワールドカフェ「SDGs(脱炭素×健康)から考える未来の街づくり」を実施しました(令和5年7月24日記事)
vol.9 ワールドカフェ「笑顔あふれる街づくり(健康×脱炭素)に向けて」ワークショップを実施しました」(令和4年7月5日記事)
今年のテーマは、「未来を創るサステナブルライフ~健康と脱炭素の視点から探る持続可能な道~」。なにやらカッコいいタイトルですが、このイベントでは、正解は用意されていません。みんなで考えてみる、気づきを得るということが目的です。
まず、テーマについての土台となるような、脱炭素に関係する取り組みや説明を聞きます。今回は、かわさきかえるプロジェクト、川崎市で木育を広め隊、川崎市地球温暖化防止活動推進センターの皆さんが取組を紹介しました。次に出席者が、ラウンドごとに設定された小テーマで話し合いを行いますが、これを「ワールドカフェ」と言われる方式で行います。
「ワールドカフェ」とは、お菓子や飲み物などを準備し、参加者が3〜4人ごとのテーブルに分かれます。各テーブルでホスト役を1名選出し、第1ラウンドの話し合いが終わると、ホスト役以外は別のテーブルに散り、第2ラウンドの話し合いをします。同じパターンで第3ラウンドまで繰り返し、再度、自分のテーブルに戻り、第1~3ラウンドのメンバーが残していった意見が書かれた模造紙や付箋を前に、それぞれが別のグループで体験した知見を加えて最後にまとめて発表するというスタイルです。
同じテーマを話し合っていたのに、自分が最初に座っていたグループで出た意見や考え方を最後に席に戻って見てみると、視点が違っていたり、ココとココが繋がったのかと考えさせられたり、自分のグループで別の意見が育っていたように感じます。出た意見は、紹介しきれないほどに本当にいろいろ。「こんなまちがいい」「人間にやさしくしたい」・・・いろいろな視点で語られた意見を聞くことができます。
今回は、社会人の方が中心でしたが、幅広い世代が参加することによって得られる見方や考え方は広がっていくでしょう。「ワールドカフェ×脱炭素、っておもしろそう!」と思われた方は、ぜひ次回ご参加ください。
最後に行われた各グループからの報告
vol.34 今年も「川崎臨海部見学会」を開催しました(令和6年12月5日)
川崎でも最新の脱炭素の取り組みを行っている地域のひとつ、川崎臨海部「キングスカイフロント」。
高津区にお住まいの方は、なかなか訪れることが少ない場所かもしれません。そこで、小学生の親子を対象に、昨年度から川崎臨海部の見学会を開催しています。(vol.23 川崎臨海部見学会を開催しました。(令和5年9月26日記事))
当日は晴天に恵まれ、過ごしやすい行楽日和の中、バスに乗り臨海部に向かいます。
バスの中では高津区や事業者の脱炭素の取組に関するクイズを通じて「脱炭素アクションみぞのくち」を紹介しました。
臨海部にある世界初の水素ホテル「川崎キングスカイフロント東急ホテル」に到着後、ホテルにおける水素活用の取組、ホテル内にあるレタス工場の見学、燃料電池ラジコンカーの操作体験、臨海部におけるカーボンニュートラルの取組紹介など盛りだくさんのプログラムでお届けしました。
燃料電池バスに試乗してスカイブリッジを渡り、多摩川対岸の羽田空港まで10分足らず。世界につながる臨海部を肌で感じました。臨海部国際戦略本部職員による講義
なんと今回は、燃料電池バスの後部(エンジンに相当する部分)を特別に見ることができました!バスを動かす際に発生する水は、飲めるぐらいまでキレイとのこと。環境に悪影響を及ぼさないですね。小学生だけでなく保護者の方も興味深く説明に聞き入っていました。
燃料電池バスの見学の様子
保護者の方へのアンケートでは、「特別視していた最先端技術が普段の生活に溶け込んできていて、時代の変化を感じた」、「行政と産業が地域価値向上のために協働している。業種間連携も盛んであることが理解できた」などとイメージが変わる経験をされた方も多いようでした。
今回御紹介した取り組みが、当たり前になる世の中が来るかもしれません。時代の先端を体験しに、臨海部へと出かけてみてはいかがでしょうか。
vol.33 夏のイベント報告(令和6年10月4日)
10月になりました。まだ暑い日が時々ありますが、やっと夏も過ぎ去りました。ひと息ついたところで、この夏、高津区役所では、脱炭素に関するさまざまなイベントや会議を実施しましたので、いくつか御紹介します。
まず市民の皆さんに参加していただく活動として、小学生向けのワークショップ!
今年度も高津区役所は、川崎市地球温暖化防止活動推進センターやソーラーチームと協力して、7月30日火曜日に「脱炭素モデル地区☆彡エコシティホールツアー &ミニソーラークッカー工作」を実施し、小学生9名と保護者に御参加いただきました。
参加した小学生や保護者は、普段は見られない高津区役所のエコな取組み(屋上のソーラーパネル、水素を燃料にした公用車など)を見学したり、ミニソーラークッカーの工作を楽しんだりと、夏休みのひと時を過ごしました。
一方で、企業・団体向けの活動も!
7月24日水曜日には、高津区役所で「脱炭素アクションみぞのくち推進会議」を実施。この日、「脱炭素アクションみぞのくち」会員企業や団体などが集結。東京ガス株式会社と末長小学校の脱炭素にかかる活動事例の紹介など、企業や団体の皆様が地域で行う興味深い取組みが報告されました。出席者の意見交換や挨拶等が活発に行われ、溝口地域の企業間の連携促進に貢献できたのではないでしょうか。
区民の皆様が普段の生活している中では見えにくい活動かもしれませんが、このように、溝口エリアを中心とした脱炭素の動きの活性化が図られています。
さて、夏に引き続き、秋もイベントシーズン!今後も、このページで随時、告知や活動報告などを行いますので、ぜひ定期的に御覧ください。
ミニソーラークッカー工作中!
☆お知らせ☆
締切間近(10月6日まで受け付けます)ではありますが、高津区役所も協力している「未来を創るサステナブルライフ~健康と脱炭素の視点から探る持続可能な道~」が、株式会社富士通ゼネラルで10月17日木曜日に開催されます。興味のある方の御参加をお待ちしております。
「未来を創るサステナブルライフ」チラシ・申込書
vol.32 光触媒の看板と脱炭素(令和6年8月21日)
溝口駅周辺や田園都市線の車窓から見える高津区役所の看板、ご覧になったことはありますか? この看板に、実は、脱炭素につながる技術が活用されています。
この看板は、光触媒コーティングを施してあります。光触媒とは、太陽などの光のエネルギーによってさまざまな働きをする物質(酸化チタンなど)です。この物質を使用して看板を製作すると、光を受けることで、表面にある物質を分解したり、表面の汚れを浮かして落とす効果があります。看板が汚れにくくなることで、清掃や維持管理にかかる電気や水道の使用が抑えられ、脱炭素につながるのです。小さな効果でも毎年積み上げれば大きな効果になるのではないでしょうか。
近年では、光触媒の技術を活用して、水から水素を取り出して化石燃料の代わりとする研究なども進められており、今後、脱炭素の分野に大きく関わってくることが予想されます。
この光触媒の作用を発見したのが、川崎市の名誉市民でもあり、7月に川崎市制100周年の記念表彰(特別市政功労賞)を受けた藤嶋昭氏です。
川崎ゆかりの化学技術であり、脱炭素にもつながる「光触媒」についてもっと詳しく知りたい方は、KSP西棟(高津区坂戸)にある「光触媒ミュージアム」がおすすめです。夏休みの機会に足を運んでみてはいかがでしょうか。vol.31 夏休みの自由研究は「脱炭素」で決まり!(令和6年8月16日)
いよいよ8月半ばになりました。
海や山へのお出かけもいいですが、夏休みで忘れてはならないものが宿題です。特に「自由研究」は、どうしたらいいかわからず悩んでいませんか?
今年の夏は、川崎市でも1日の最高気温が35℃を超える猛暑日が続いています。そこで、自由研究に高津区役所がオススメしたいテーマは「脱炭素」!
溝口が川崎市の脱炭素モデル地区になっていることから、高津区では脱炭素や環境に関わる取り組みを多く行っています。例えば、次のようなテーマはいかがですか?
1 高津区でどんな野菜ができるの?
自分が食べている食材がどこから来ているか、気にしたことはありますか。遠くの産地から食材を運ぶと、輸送のための燃料や冷蔵保存するための電気など多くのエネルギーが必要になり、二酸化炭素の排出量が多くなります。
高津区では、地域の食材を地域で消費する「地産地消」の取組みをしています。地域で採れる食材や市内の農業などを調べてみてはいかがですか?
2 住んでいるまちの環境にやさしい取組って?
脱炭素モデル地区というけれど、「脱炭素アクションみぞのくち」って一体どんなことをしているの?溝口では、行政だけでなく企業による脱炭素の取組や環境行動促進の取組も盛んです。ホームページで御紹介しているのでぜひチェックしてみてください。
また、SDGsが社会の課題となる以前から、高津区では持続可能なまちづくり「エコシティたかつ」を進めてきました。区役所の建物にも、地球にやさしいたくさんの工夫があります。ぜひ区役所に遊びにきて、エコな取り組みを探してみてください。
3 夏といえば植物の観察!
ノカンゾウという花を知っていますか?かつては、高津区でもよく見られた花ですが、現在は都市化に伴い数が減っています。高津区役所では、2022年から区内の緑ヶ丘霊園で自生していた株を地域で増やしていく「みどりの里親」の活動をしています。ノカンゾウは漢方にも用いられるなど、昔から人間の生活とともにあった植物です。ノカンゾウなど身近な植物を観察してみたり、使われ方や生物多様性について調べたりすると、新たな気づきがあるかもしれません。
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脱炭素に限らず、高津区役所のホームページには、まちあるき用のマップやイベント情報等をたくさん掲載しています。ぜひ自由研究のネタを探してみてください!
vol.30 武蔵溝ノ口駅南北自由通路の木質化(令和6年8月8日)
高津区民の皆さんは、武蔵溝ノ口駅を利用する機会も多いと思います。最近、「駅の雰囲気が変わった?」と思ったことはありませんか。
以前、この脱炭素アクションみぞのくちノート」(vol.26 高津区役所の木質化を進めています)でお知らせした武蔵溝ノ口駅南北自由通路の木質化工事がこの春に完了し、改札を出てすぐの南北自由通路が、木材を使った温かみのある空間になりました。
埼玉県産サワラで窓面を装飾し、通路の中央には木製のベンチを設置。窓際の観葉植物には、生田緑地でナラ枯れの被害により伐採された木材を活用した鉢カバーをかけています。武蔵溝ノ口駅は、「エコステ」として木質化だけでなく太陽光発電も設置しており、ホームからも見える水素システムなどとともに、環境に配慮した施設になっています。
さて、駅から、外へ出てみましょう。
武蔵溝ノ口駅の武蔵溝ノ口駅の改札を出て北口ペデストリアンデッキ「キラリデッキ」も、快適な居心地よい空間を目指して、市制100周年を機にリニューアルが進んています。デッキの花壇の植栽を暑さに負けない、花や葉の色を楽しめる種類に順次入れ替えています。また、1階の喫煙所を拡張することで2階の喫煙所をなくし、新たな空間が生まれました。毎日たくさんの人が行き交うキラリデッキですが、少しずつ変化が起きています。今後は、喫煙所の移設に伴って生まれた空間の新たな活用も予定されています。
溝口駅周辺にお出かけの際は、ぜひさまざまな脱炭素の取組を見つけてみてください!
鉢カバー
太陽電池・解説
太陽電池
vol.29 花と緑の祭典「全国都市緑化かわさきフェア」とシンボルツリー(令和6年6月18日)
高津区役所1階では、この「脱炭素アクションみぞのくちノート」vol.26でも御紹介したとおり、キッズスペースや木製ベンチの導入など、木質化を進めています。
役所といえば、「手続きだけする無機質な場所」というイメージをお持ちの方も多いと思いますが、高津区役所では緑がつくる明るい雰囲気で来庁される皆様をお迎えします。高津区役所にお越しの際は、1階市民ホールの緑の演出や木材の手触りをお楽しみください。
また、区内のいろいろな場所で、川崎市市制100周年の象徴的事業として行われる全国都市緑化かわさきフェアに向けて、花とみどりの取組が行われています。心やすらぐみどりを、身近な暮らしに取り入れてみませんか?
vol.28 脱炭素アクションみぞのくち取組発表会が開催されました(令和6年5月10日)
脱炭素アクションみぞのくちでは、昨年7月に、地域人材をインターンに任命し、脱炭素アクションを楽しく学べるような情報を発信する「まるっとサステナCAMP」を開始しました。
さまざまな分野で活躍する高校生から社会人までのインターン22人が、企業へ訪問・取材をしたりイベントに参加したりして、気軽に読むことができる記事をWEBサイトやSNSで紹介しています。
このインターンの取組を市民や事業者の皆さんに紹介する場として、3月26日に「脱炭素アクションみぞのくち取組発表会」が開催されました。
発表会は溝ノ口劇場での開催に加えて、YouTubeでのオンライン配信も行われました。
インターンの発表では、謎解きイベント「ぐるっとナゾトキみぞのくち」や脱炭素アクションLINEスタンプ、廃棄柑橘で製作・製品化したアロマオイル、高津高校生徒会の清掃活動、脱炭素テーマソングの演奏など、ユニークな取組が紹介されました。
また、富士通株式会社や日崎工業株式会社、フレンチレストランのフランセーズ ラ・ポルテが行う脱炭素の取組も紹介されました。
登壇されたインターンの皆さんが、楽しく脱炭素アクションに取り組めたと話していたのがとても印象的でした。
脱炭素と聞くと難しく考えてしまったり、身構えてしまったりする人がいるかもしれませんが、インターンの皆さんの取組のように、脱炭素は楽しく取り組むことができます。
インターンの取組は、今後もホームページやSNSを通じて紹介されます。
皆さんもインターンの取組を参考に、楽しく脱炭素アクションを始めてみませんか。


vol.27 事業者・団体×行政で脱炭素アクションを進めています(令和6年3月19日)
脱炭素アクションみぞのくちでは、市民の皆さんに環境配慮型のライフスタイルへと行動変容してもらえるよう、脱炭素アクションみぞのくち推進会議を設置しています。溝口周辺地域で脱炭素に取り組んでいる事業者・団体などが会議の会員となり、会員同士が連携して脱炭素に取り組んでいます。
2月15日に令和5年度第2回の脱炭素アクションみぞのくち推進会議が開催されました。会議では、各事業者・団体が行っている脱炭素の取組に対して、より多くの市民の方の参加を得るにはどうすればよいかをワークショップ形式で話し合いました。
4グループに分かれ、前半は「事業者や団体の取組で、市民の方に協力してもらうことで、より脱炭素化を促進できる取組」を出し合い、後半は「前半に出し合った取組にどうすれば市民の方の参加を得られるか」のアイデアを出し合いました。
各グループからは、「脱炭素の取組の効果が目に見えて分かると良い。」「楽しみながら取り組める脱炭素アクションがあると良い。」「子どもたちに取り組んでもらうことで、その保護者にも取り組んでもらうことができる。」などさまざまな意見が交わされました。
グループごとに出し合った意見をまとめ、最後に発表を行い参加者全員で共有しました。
脱炭素社会の実現に向けては、事業者や団体、行政、そして、市民の皆さまが一体となって脱炭素アクションに取り組む必要があります。今後もそれぞれが知恵を出し合い、脱炭素への取組を進めていきます。


vol.26 高津区役所の木質化を進めています(令和6年2月16日)
皆さんは、区役所1階市民ホールに木材の椅子が展示されているのをご存知ですか?
高津区役所では、地域から環境課題の解決に向けて取り組む「エコシティたかつ」推進事業の一環で、区役所庁舎を「エコシティホール」として環境技術などの導入・発信の場としています。
その一例として、1階のキッズスペース・市政資料コーナー・待合ベンチを、国産木材利用を促進するため木質化しています。
今年度からは、木の肌触りや温もりを座りながら感じていただき、その良さを知ってもらうため、「川崎市木材利用促進フォーラム」※に参加する林産地の和歌山県と連携し、区役所1階市民ホールに「紀州材」の椅子、区役所入口脇に角材でできたベンチを展示しています。
また、令和6年3月には武蔵溝ノ口駅南北自由通路の木質化工事が完了します。改札口正面の窓面の木質化や木製ベンチの設置などを予定しており、脱炭素アクションの取り組みを発信する場としても活用されます。
脱炭素モデル地区溝口周辺地域の玄関口である武蔵溝ノ口駅の木質化に、ぜひ注目してください。
※川崎市木材利用促進フォーラム:木材消費地である川崎市で、有識者や公益団体、民間事業者、行政団体など、木材利用に関わるさまざまなサプライヤーの情報共有やビジネスマッチングの場として平成27年に設置。会員数約150団体(令和5年7月現在)。


vol.25 かわさき環境フォーラムが開催されました(令和5年12月21日記事)
突然ですが、皆さんにクイズです。
「マイボトルの利用をすすめるため、高津区役所などでは、〇〇〇〇〇スポットを設置しています」。〇に入る言葉(ひらがな)は何でしょうか。
みぞのくちノートでも何度か出てきている言葉ですが、分かるでしょうか。
正解は・・・・・「きゅうすい(給水)」です。
12月10日に、高津市民館で「かわさき環境フォーラム」が開催されました。
このイベントは、工作や体験コーナーを通じて楽しくエコを学んでもらうもので、高津区役所は、環境局脱炭素戦略推進室と合同で「クイズに挑戦!脱炭素アクションみぞのくち」ブースを出展しました。
冒頭のような脱炭素アクションにまつわるクイズを出題し、正解した方にノベルティをお渡ししました。
展示していたポスターの中に正解が隠されていましたが、ポスターを見ずに正解される方もいて、皆さんの脱炭素に対する意識の高さが感じられました。
他のブースでは、植物発電の体験や燃料電池の製作などが行われ、多くの子どもたちが、楽しみながら脱炭素アクションを体験していました。
また、最後には地元野菜の詰め合わせなどが当たるじゃんけん大会が行われ、大いに盛り上がりました。
今後も、脱炭素アクションを楽しく学べる場を提供していきます。



vol.24 まるっとサステナフェスティバルが開催されました(令和5年11月29日記事)
11月18日に、武蔵溝ノ口駅南北自由通路やキラリデッキなどを会場に「まるっとサステナフェスティバル」が開催されました。
このイベントは、脱炭素アクションみぞのくち推進会議の会員企業などの脱炭素に役立つ製品やサービス、情報などを発信し、効果や利便性を実感してもらうことで、市の「脱炭素モデル地区」である溝口から行動変容を促していくものです。
高津区役所は、都市化により数が減少している区内の在来植物をみんなで育てて増やしていく「みどりの里親」の活動を行いました。「みどりの里親」は、数が少なくなった在来植物を、別の場所で育て、増やし、元の場所に戻していく取り組みです。
皆さんは、ノカンゾウという花をご存知ですか?以前は区内にもたくさん咲いていた身近な花でしたが、都市化の影響で急速にその数は減りました。そのノカンゾウが、2022年に区内の緑ヶ丘霊園内で多数発見されたことを受けて、高津区役所ではその保全に取り組んでいます。
ノカンゾウが増えると、花の蜜を求めて蝶がきて生物多様性保全に貢献する、地面に根付き外来種が増えることを防ぐ、保水力があるので川に流れ込む水を減らせるなど、環境に優しい効果があります。
イベント当日は、このノカンゾウの苗を配布しました。50名以上の方に「みどりの里親」の取り組みにご賛同いただき、用意していた株を全て配布することができました。
ブースへお越しくださった皆さん、ありがとうございました。
来年に迎える川崎市の市制100周年、そして全国都市緑化かわさきフェアの取り組みとして、高津区では「みどりの里親」のご協力者を募っており、区内の小学校や川崎フロンターレ事務所など、保全の輪が広がっています。団体や地域で「みどりの里親」にご協力いただける方は、高津区役所企画課にご連絡ください。



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vol.23 川崎臨海部見学会を開催しました(令和5年9月26日記事)
8月22日、「脱炭素アクションみぞのくち」の取り組みの一環として、川崎臨海部で水素活用をはじめとする最新の環境技術を体験・学習する見学会を開催しました。
高津区にお住まいの方にはあまりなじみがないかもしれませんが、川崎臨海部では最新の技術によるカーボンニュートラルの取り組みが行われています。
当日は区内の小学生と保護者の方、15名にご参加いただきました。溝口駅から出発して、バスで臨海部に移動します。
途中、大きな倉庫、煙突が並ぶ工場、川崎マリエンなど川崎港らしい景色を車窓に眺めつつ、会場のキングスカイフロント東急REIホテルへ。
到着後、さっそくホテルで行われている水素活用の取り組みを学びます。
キングスカイフロント東急REIホテルでは、ホテル内の電力の30%を水素で賄っていたり、食品廃棄物を再生可能エネルギーに変える「バイオフードリサイクル」を導入していたり、先進的な取り組みが行われています。「世界初の水素ホテル」の説明に、熱心にメモをとる小学生の姿が印象的でした。
続いては、カーボンニュートラルの取り組みのひとつであるレタス工場の見学です。キングスカイフロント東急REIホテルでは、なんとホテルの中でレタスが栽培されています!
食品廃棄物由来の電力を活用したLEDライトを当てることで、レタスを育てているとのこと。このレタスは実際にホテルの朝食でも使われているそうです。工場を外から見学したら、中に入って実際にレタスの収穫を体験。皆さん笑顔で試食を楽しんでいました。
水素ラジコンカーの体験では、水が入った装置のハンドルを回すと水素と酸素に分離され、それが水に戻るときの力によって発生する電力で可動します。走らせたり、手に取って構造を確かめたり、小学生だけでなく保護者の皆さんも関心が高かったようです。
館内での体験が続いたあとは、水素バスに乗って臨海部の見学へ。昨年開通した多摩川スカイブリッジを渡り、羽田空港を回遊しても往復15分。川崎臨海部が世界につながるエリアであることを実感できます。
水素バスは、水素と空気中の酸素の化学反応により発電し、モーターを駆動させて走行します。走行時にCO2などの温室効果ガスを排出せず、環境にやさしいだけでなく、排気音やエンジン音がないため一般的なバスと比較して乗り心地にも優れています。
初めて見る水素バスに、皆さん興味津々!同乗した整備士の方にバスの仕組みを質問する方が何人もいました。
さらに、ホテル内では川崎市役所の臨海部国際戦略本部の職員が、カーボンニュートラルの取り組みをクイズ形式で紹介しました。「ちょっと難しいかな?」というクイズにも、元気に手を挙げて回答してくれました。
参加者からは「楽しみながらカーボンニュートラルを学ぶことができた」「臨海部の印象が変わった」「最先端の技術が使われていて驚いた」といった声が聞かれました。夏休みの自由研究にも役立てていただけたのではないでしょうか。
世界最先端のカーボンニュートラルの取り組みが行われている川崎臨海部、まだ行ったことのない方はぜひ足を運んでみてください。きっと、新しい川崎の一面を知ることができますよ!
◎見学会にご協力いただきました川崎キングスカイフロント東急REIホテル及び東急バス株式会社の皆さま、ありがとうございました。
vol.22 N・E・Oフェスが開催されました(令和5年9月11日記事)
マルイファミリー溝口店にて、新たな消費の選択肢を提供するフェス「N・E・Oフェス~New・Earth・Our あたらしくて、地球にやさしい、わたしたちのフェス~」が開催されました(8月11日~20日)。
「サステナブルって楽しい」をテーマに、さまざまなイベントが行われる中、8階の展示スペースでは「高津高校×脱炭素アクションみぞのくち」の展示が行われました。
高津高校の生徒会は、南武線の線路沿いでの清掃活動や、区の「エコシティたかつ」推進事業で進めている準絶滅危惧種の植物「エビネラン」保全活動への協力など、環境活動を積極的に行っています。
会場には、これらの高津高校生徒会の取り組みが模造紙8枚にわたって展示され、家族連れなどたくさんの方が足を止めて見入っていました。高津区役所からも、7月にスタートした「脱炭素アクションみぞのくち」をもっと知っていただく取組で、高津高校生徒会のメンバーも「インターン」に任命されている「まるっとサステナCAMP」を紹介させていただきました。
また、来場者の方への環境意識や行動に関するアンケートでは、「ポイ捨てをしたことがある」という回答が多かったものの、「高津高校の活動を知りポイ捨てをやめようと思った」にたくさんのシールが集まりました。
ひとりひとりの行動変容が、地域の脱炭素アクションにつながります。高津高校生徒会の皆さんのパワーで、どんどん脱炭素アクションの輪が広がっていくのが楽しみです!
vol.21 4年ぶりに高津区民祭が開催されました(令和5年8月18日記事)
7月31日、4年ぶりに高津区民祭が開催されました。
例年に比べ規模を縮小しての開催でしたが、沢山の方にお越しいただき大盛況のうちに終わりました。
パレードが大山街道で行われ、高津図書館前やスポーツセンターなどでも出店やイベントが行われる中、高津小学校では脱炭素アクションみぞのくちのブースを出展しました。
出展にご協力いただいたのは、川崎市地球温暖化防止活動推進センター(CCかわさき)、富士通株式会社、ヤマト運輸株式会社の皆さまです。
CCかわさきは省エネに関するクイズコーナー、富士通は環境アプリ「Green Carb0n Club(グリーンカーボンクラブ)」の登録呼びかけ、ヤマト運輸はEVトラックでの記念撮影と宅配ロッカーPUDOの利用体験、高津区役所は燃料電池自動車MIRAIの展示を行いました。
インターネット通販などで利用が増えている宅配便、配達時に不在で再配達になってしまったこと、ありませんか?。
宅配ロッカーを利用して再配達を減らすことで、配送トラックから排出されるCO2を削減できます。身近にできる脱炭素アクションとして、自宅に宅配ボックスがなくても駅や商業施設などに設置されている宅配ロッカーを利用してみてはいかがでしょうか。
展示では、宅配ロッカーの電源を燃料電池自動車MIRAIから給電しました。燃料電池自動車は、CO2の排出がなく地球にやさしいだけでなく、外部給電可能なので災害時やアウトドアにも役立ちます。
制帽をかぶって配送トラックに乗ったり、あまり触る機会のない宅配ロッカーの利用を体験したり、多くの子どもたちに楽しんでいただけました。
今後もイベントを通じて、楽しく脱炭素アクションを体験できたり、学んだりできる場を作っていきます。vol.20 ワールドカフェ「SDGs(脱炭素×健康)から考える未来の街づくり」を実施しました(令和5年7月24日記事)
Vol.9(令和4年7月5日記事)でもご紹介したワールドカフェを、今年も末長にある株式会社富士通ゼネラルにて開催しました。脱炭素アクションみぞのくち推進会議会員の企業や団体、神奈川大学や関東学院大学の学生など、約40名の方にご参加いただきました。
冒頭、会員企業である東急株式会社、城南信用金庫溝ノ口支店、みぞのくち新都市株式会社、株式会社富士通ゼネラルから脱炭素に関する取組事例を紹介いただきました。参加者一同「自分たちでも取り入れられるものはないか」と聞き入っていました。
ワールドカフェでは、今年は「SDGs(脱炭素×健康)から考える未来の街づくり」をテーマに、「緑だけでなく人とのふれあいの場も増やして、心身ともに豊かな暮らしができる街にしたい」「“楽しい”をきっかけに取り組むことができる脱炭素アクションを増やしたい」などさまざまな意見が交わされました。
グループごとに出し合った意見をまとめ、最後に発表を行い参加者全員で共有しました。
市職員も参加し、さまざまな世代や立場の方々の脱炭素アクションに関する意見や考えを直接聞くことができ、これからのアクションを考える貴重な機会になりました。vol.19 エコシティかわさきフェス2023(令和5年6月21日記事)
「エコシティかわさきフェス2023」が6月10日(土)・11日(日)にeM-PARK(高津区久本3丁目)や溝ノ口劇場で開催されました。
エコ体験ができるワークショップや環境映画の上映、かわさき若者会議メンバーと高津高校の生徒によるトークセッションなど、みんなで一緒に楽しみながら、環境について知ったり考えたりできる2日間でした。
高津区役所は、10日(土)に燃料電池自動車MIRAIの展示を行いました。
ご存知の方も多いかもしれませんが、燃料電池自動車はエコな車なんです。燃料電池自動車は、水素と酸素の化学反応によって発生する電気を使ってモーターで走ります。そのため、排気ガスが出ず水だけが排出されます。
また、内蔵されている燃料電池を電源にして、4人家族が1週間過ごせる程度の電気を供給することができるんです。災害時やアウトドアで役立ちますね。
フェス当日は、燃料電池の電力を使ってシャボン玉発生器を作動させました。
お子さんたちをはじめシャボン玉に興味を持たれる方が多く、それをきっかけに脱炭素アクションみぞのくちの取組を紹介することができました。
MIRAIは、イベントなどで展示するほか、普段は高津区役所の公用車として街中を走っています!
区役所×脱炭素戦略推進室のブース
MIRAI展示の様子
vol.18 公共施設の給水スポットが増えます!(令和5年5月23日記事)
暑い日が続いています。みなさんはこまめに水分補給をしていますか?
川崎市では、ワンウェイプラスチックの一つであるペットボトルを削減し、マイボトルの利用を推進するため、市内の公共施設で「給水スポット実証事業」(令和3年4月から)を実施してきました。その結果、給水された水の量は2年間で約16万リットル、500ミリリットルのペットボトルに換算すると約32万本分!市民のみなさんのご利用が多かったことを受けて、今年5月から、給水スポットを設置する公共施設を順次拡大していきます。
暑いこの季節、冷たい飲み物が欲しくなります。給水スポットでは、冷たい水をお手持ちのマイボトルに入れることができます。
お出かけの際にはマイボトルを忘れずに、環境にやさしい行動を実践してみませんか。
設置施設 市民館、スポーツセンター、こども文化センターなど

給水スポット利用促進広報バナー

設置するウォーターサーバー
vol.17 公園体操×給水スポットマップ(令和5年4月27日記事)
高津区では、区内40か所の公園で区オリジナルの体操「高津公園体操」を実施しています。運動が苦手な方やご高齢の方も無理なく気軽にできる体操で、たくさんの方に参加していただけるよう、区役所で高津公園体操マップを配布しています。
体操の前後には水分補給が欠かせません。脱炭素に取り組む高津区としては、ぜひマイボトルを使っていただきたい…。そこで、今年から公園体操マップに「脱炭素アクションみぞのくち」の紹介と、区内公共施設の給水スポットを載せました!
これから暑い季節になってきます。熱中症予防のためにも水分補給は大切です。マイボトルに給水してペットボトルの使用を減らすことは、脱炭素につながります。公共施設の給水スポット以外にも、マイボトルの持参で割引がある施設なども増えています。今年の夏から、環境に優しい水分補給を習慣づけてみませんか?
※給水スポットがある公共施設
高津図書館(1階トイレ横)
高津こども文化センター(1階玄関ホール(階段横)
末長こども文化センター(事務室横)
高津区役所(1階総合庁舎案内横)
※高津公園体操マップは高津区役所3階7番窓口などで配布しています。
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vol.16 北風っ子!(令和5年3月29日記事)
今回は、地域のイベントにおける脱炭素に関連した取組をご紹介します。
去る2月19日、高津区子ども会連合会による橘地区のイベント「北風っ子!」が橘小学校で開催されました。
3年ぶりの開催となったこのイベントは、「企画と運営を小学3年~6年生の子どもたち(リーダー研修生)が担い、中学生以上のジュニアリーダーの助けを受けながら、子どもたち自身の手で作り上げる」という大人顔負けのものです。
さまざまなコーナーがある中で、楽しみながら環境について学べる「分別クイズ」のコーナーも登場。出題する子ども達が分別の対象となる物をあらかじめ絵に書いておき、一定時間内に絵にかかれた物の分別方法を答えるというゲームです。
出題する子も参加する子も、楽しみながら分別方法について学べるアイデアが素晴らしいですね。
脱炭素をテーマに開催した地域デザイン会議に参加していた子ども会関係者の方が、同会議での意見交換を参考に子どもたちにヒントを提供、そこに子どもたち自身がアイデアを加えて、このコーナーを企画したそうです。
地域や子どもたちを通じて、こうした取り組みの輪が広がっていくことは、脱炭素社会の実現に向けて、とても大切な一歩になるのではないでしょうか。
vol.15 燃料電池自動車が高津区役所に!~水素で走るエコカー~(令和5年1月31日記事)
燃料電池自動車をご存知でしょうか。水素自動車という方が聞きなれているかもしれません。川崎市では環境にやさしい燃料電池自動車の普及に向けた取り組みを進めており、公用車としても導入しています。青いボディに「水素社会×川崎市」の文字が印象的な1台で、イベントなど、どこかで目にした方もいるかもしれません。
~水素で走る車、燃料電池自動車はエコ?~
燃料電池自動車は、水素を燃料として、水素と酸素の化学反応※によって発生した電気を使って、モーターで走ります。
走行時に二酸化炭素などの温室効果ガスを排出しないエコカーで、1回の水素補給で、約650~750キロ(ガソリン車と同等)の長距離走行ができます。
走行時の騒音や振動が少ないというのも特徴です。

昨秋、高津区役所に新たに1台の燃料電池自動車MIRAIが配置されました。グレーを基調とした渋めのカラーで、ボディには脱炭素モデル地区「脱炭素アクションみぞのくち」のロゴステッカーが貼られています。
12月に武蔵溝ノ口駅南北自由通路で開催された「はたらく車大集合」で展示したところ、イベントに来場されたお子さんや親御さんたちも興味津々でした。
普段は、公用車として高津区を中心に街なかを走っていますので見つけてくださいね。
※水の電気分解の逆反応といわれています。水(H2O)に電気を流すと水素(H2)と酸素(O2)に分解します。これが水の電気分解で、燃料電池自動車はこの逆のしくみを利用した発電装置です。水素(H2)と酸素(O2)がくっついて水(H2O)になるときに電気と熱が発生し、この電気を利用しています。
vol.14 動画公開「今年の夏休みは、キッズYouTuber体験をしながら環境について学ぼう」(令和4年11月22日記事)
~この記事はvol.10の続編です~
夏休みの小学生向け講座として実施された「今年の夏休みは、キッズYouTuber体験をしながら環境について学ぼう」の制作動画が公開されました。
この企画は、脱炭素アクションみぞのくち環境教育プロジェクトチームがクラウドファンディングで実施したものです。
市内の5か所を撮影場所として環境学習の体験プログラムを実施。
たくさんの応募の中から抽選で選ばれた区内の小学生が参加しました。
音声マイクなど本格的な機材を前に、最初は緊張気味のお子さんもいらっしゃいましたが、徐々に慣れてきて楽しみながら撮影に参加してくれました。
感想コメントも練習なしで撮影…大人顔負けの対応力を見せていただきました。
是非ご覧ください。
掲載動画一覧
・からあげを作って食べて SDGsを知ろう! @かわさきかえるプロジェクト
・脱炭素アクションをみつけよう@川崎市地球温暖化防止活動推進センター
・お仕事体験「キッザデポー」 @かわさき生活クラブ生活協同組合
・ペットボトルのリサイクル工場見学&すごろくで学ぶペットボトルリサイクル@ 株式会社JEPLAN
・エコシティホールリポート体験ツアー@高津区役所
※撮影・編集は株式会社ノクチ基地
vol.13 食用油・調味料プラスチック容器を拠点回収する実証実験を11月下旬まで行います(令和4年10月26日記事)
脱炭素モデル地区で新たな実証実験が始まりました。
料理の必需品、食用油や調味料の容器はどのように分別していますか。
同じペット樹脂の素材でも、容器に「PET」マークがあれば、ペットボトル(指定PET)になります。容器に「プラ」マークがあればプラスチック容器包装となります。
食用油やオイルドレッシング、香料の強いもののペット樹脂の容器は、「プラ」マークになっています。「PET」マークのものとは分別がわかれるので、その先のリサイクルの流れも異なっています。こうした食用油などの容器をまとめて回収して、よりよいリサイクルの可能性を探る実証実験です。
・川崎市地球温暖化防止活動推進センター(ノクティ2の11階フロア)
・高津区役所(1F正面入口右横)
・イトーヨーカドー溝ノ口店(正面入口と駐車場側入口)
・JR 武蔵溝ノ口駅周辺の集合住宅(居住者のみ利用可能)
11月下旬まで、専用の回収ボックスが設置されています
(投入方法)
・食用油のプラ容器(サラダ油やオリーブ油、ごま油など) 逆さまにして古新聞などに置いて油を出し切り、つぶしてキャップを閉めてください。
・調味料のプラ容器(ドレッシング、ソース、たれなど) 水ですすいで、つぶしてキャップを閉めてください。これらを、まとめてポリ袋などに入れて投入してください。
川崎市はではプラスチック資源循環を目指すプラットフォームとして、令和4年4月に「かわさきプラスチック循環プロジェクト」(かわプラ)を設立しました。この実証実験も本取組の一つとなっています。
vol.12 続)高津区地域デザイン会議#02~若者目線で脱炭素イベントブースをつくろう~(令和4年10月5日記事)
脱炭素をテーマにしたイベントづくり企画の続編です。
11月12日(土)に武蔵溝ノ口駅南北自由通路で開催予定の脱炭素イベントに向けて準備を進めています。8月25日のグループワークを経て、今回が3回目のミーティング。出展テーマは、発電体験とごみの分別体験の2つに決まりました!
発電体験では自転車発電機を利用することに。自転車を漕いで発電した電力を使って照明を点灯させることができます。照明以外でも電力を使えるものがないか、「目立つ方が良い」「頑張らないと電気がつかない方が面白い」などの意見を出し合い、身近な家電をつないで試します。
ごみの分別体験では、実際に分別に迷いそうなモノを使って、クイズ形式の企画を検討中です。
そして、イベントでの体験だけでは終わらずに、それをどうやってお家にもって帰ってもらい、役に立ててもらえるか。こちらもアイデアを出し合いながら進めています。
実際どういったブースになるのか…。是非、11月12日(土)11時から16時まで武蔵溝ノ口駅南北自由通路で開催するイベント「脱炭素アクションみぞのくち広場」にご来場いただき、体験してみてください。
vol.11 高津区地域デザイン会議#02~若者目線で脱炭素イベントブースをつくろう~(令和4年8月31日記事)
脱炭素をテーマにしたイベントづくりの企画「高津区地域デザイン会議#02~若者目線で脱炭素イベントブースをつくろう~」を8月25日(木)に高津区役所で開催しました。
11月に武蔵溝ノ口駅南北自由通路で開催予定の脱炭素イベントにブース出展することを目指して、企画から考えてみようという内容です。
今回のワークショップに先立ち、今年の3月に、16才~30才までの若者を対象に高津区地域デザイン会議#01を開催し、市民ひとり一人が取り組めるような脱炭素アクションのアイデア出しを行いました。
その中で、参加者の方々から、「体験やイベント通じての学びが大事」という視点、「高津らしさを出したい」という視点などさまざまな意見をいただきました。それを踏まえて今回の#02ではイベントのブースづくりにチャレンジしています。

8月25日のワークショップ当日は、前半はインプットとして株式会社エヌアセットさんからの地域づくりに関する講義や区からイベントの説明などを行い、後半は2グループに分かれての意見交換を実施しました。
グループワークでは、
・脱炭素への取り組みは、効果を実感しにくかったり、身近に感じられなかったりするから、そこをいかに伝えていけるか。
・ごみの分別は誰もができる取り組みだけれども、迷うことも多い。
・発電体験を通じて、「脱炭素ってこんなに大変なんだ」ということを実感してもらうのも面白いのでは!?
などの意見が交わされ、顔を合わせてから短い時間にも関わらず、かなり具体的なイメージができつつあるという印象を受けました。
これから出展に向けて参加者の皆さんとミーティングを重ねていきます。どんなブースになるのか、この「脱炭素アクションみぞのくちノート」で随時お知らせしていきます。
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vol.10 小学生向け「今年の夏休みは、キッズYouTuber を体験しながら環境について学ぼう」(令和4年7月5日記事)
脱炭素をテーマに、市民団体と企業と行政が連携したプロジェクトが企画されました。
動画づくりのノウハウを持つ溝口の企業と、環境学習プログラムを持つ団体・企業がタッグを組み、環境学習と同時にYouTuber体験もできるという、今までにないプログラムです。
夏休みに向けて、高津区在住の小学生を対象にしたものとなっています(申込は締切ました)。
このプロジェクトでは、動画作成などにかかる費用をクラウドファンディングで支援を募っていることも大きな特徴です。多くの方に興味をもっていただき、脱炭素やみぞのくちについて、いろいろな視点から考えてもらうことを期待しています。
※主催:脱炭素アクションみぞのくち環境教育プロジェクト(川崎市地球温暖化防止活動推進センター、株式会社ノクチ基地、株式会社JEPLAN、かわさきかえるプロジェクト、かわさき生活クラブ生活協同組合※順不同)後援:高津区役所
vol.9 ワールドカフェ「笑顔あふれる街づくり(健康×脱炭素)に向けて」ワークショップを実施しました」(令和4年7月5日記事)
タイトルを読んで、普段あまり耳にしない言葉に「??」となりませんでしたか?
ワールドカフェとは、お茶を飲んだりお菓子を食べたりしながら、カフェでくつろいでいるような雰囲気で意見交換をすることです。リラックスして会話を楽しみながら対話することで、堅苦しい打合せではなく、気持ちにゆとりを持って話すことができるんです。
そんな手法を用いたワークショップ「笑顔あふれる街づくり(健康×脱炭素)に向けて」を、脱炭素アクションみぞのくちの取り組みとして、5月27日(金)に末長の富士通ゼネラルさまの本社で実施しました。
参加者は10代から70代まで48名!
脱炭素アクションみぞのくち参加企業や市民団体、川崎市地球温暖化防止活動推進員の方、市職員、明治大学や神奈川大学の学生など、さまざまな方々に御参加いただきました。
「緑を増やして、公園やふれあいの場をもっと作っていきたい」、「地産地消やお祭りを通じて、心身共に豊かに暮らせる街を目指す」、「マイボトルやエコバッグだけでなく、節電やシェアサイクルにも挑戦する」などなど・・・・・
環境配慮型のライフスタイルを実現するために、「健康」だけでなく「脱炭素」も自分ごととして考えながら、たくさんの意見が飛び交いました。また、グループで話し合った意見は最後に発表し、みんなで意見を共有しました。
さまざまな世代や立場の方々との交流を通じて、脱炭素アクションを考える機会・行動するきっかけになったのではないでしょうか。
vol.8 「ちさんちしょう」の意味をご存じですか?(令和4年5月20日記事)
「ちさんちしょう」を漢字に変換すると、何が頭に浮かびますか?少し前からよく聞く言葉になった「地産地消」。その意味は皆さんご存じのとおり、「地域生産・地域消費」の略語で、「地域で生産されたさまざまな生産物や資源をその地域で消費すること」です。
「地産地消」は生産地からの輸送距離が比較的短く、CO₂の削減にもつながると言われています。
では、「地参地笑」の意味はご存じでしょうか?もしご存じでなかったら、この機会にぜひ覚えてください。「地域に参加し、地域を笑顔に」。高津区の自然や農地を楽しめるイベントを行っている”たちばな農のあるまちづくり”の合言葉です。
その中でも一大イベントが「高津さんの市」です。さんは日曜日のことで、偶数月(4月・6月・8月・10月・12月・2月)の第3日曜日10時~12時に久本薬医門公園で開催しています。
地域の農家さんやお店が出店し、季節に合わせた採れたて新鮮野菜の販売、その野菜などをいかした食べ物の販売を行っています。
開催から14年を迎え、最初は100人程度だった参加者も400人を超えるなど、高津区では欠かせないイベントになりつつあります。生産者さん・製造者さんから直接おすすめの食べ方を教えもらえるのも嬉しいポイントです。
まだ来たことがない方は、マイバッグを持ってぜひ1度足を運んでみてください。きっと、地域自慢の食べ物に出会い笑顔になることができますよ。
vol.7 フォレリウム2022(令和4年4月26日記事)
今回は、運送用パレットを土台として再利用する緑化プロジェクトの「フォレリウム」の紹介です。
フォレリウムは、溝口駅に近いエム・パークの持田駐車場屋上を会場に令和3年に初めて開催されたイベントで、今回は4月16日~24日の間に開催されました。
運営する(株)Denの藤田将友代表からは、フォレリウムを通して溝口周辺にある造園の魅力を広く伝えたい、溝口の緑化推進につながれば、という話をいただきました。
緑を大切にしたいと思うきっかけはさまざまだと思いますが、こうした素敵な空間で緑を感じることもその一つだと思いました。
楽しみながら自分に合った環境配慮型のライフスタイルを考えていきましょう。
脱炭素モデル地区での取組の一つとして紹介させていただきました。
vol.6 区内マンション「溝の口ガーデンアクアス」でプラスチックごみ一括回収の実証試験が行われました(令和4年3月3日記事)
身の回りに溢れているプラスチック。
食品のトレイやお菓子の袋などプラスチック素材で出来た容器や包装は、資源物として回収し、プラスチック製品などにリサイクルされています。
一方、同じプラスチックでも、プラスチック素材でできた製品そのもの(おもちゃ・文房具・洗面用品など)は普通ごみとして回収しています。
プラスチックごみを焼却すると多くのCO2が排出されますが、脱炭素社会の実現に向けて「プラスチック資源循環法」が制定されました。
今後、プラスチック製品も資源物として回収するためには、効果的な収集・処理の体制や異物混入の対策などを検討する必要があります。
こうした状況を踏まえ、「溝の口ガーデンアクアス」にて、これらを一緒に回収し、どのくらい量が増えるか、どういったプラスチック製品が回収されるかについて把握するという実証試験が行われました。(令和3年12月で終了)
具体的には「溝の口ガーデンアクアス」にお住まいの方々が、通常、普通ごみの対象となるプラスチック製品を分別し、プラチック製容器包装と一緒に捨てるというものです。
この取組では、回収量がそれまでより全体で23%ほど増加したという結果が出たようです。
所管部署では、今回の試験結果も踏まえて、効果的な処理体制を検討していくとのことです。
vol.4の記事では、 区内マンション「メイフェアパークス溝の口」で、プラチック製容器包装を通常の分別から更に細かく分別し、マテリアルリサイクルに繋げるという実証実験が行われていることを紹介しました。
取組の切り口はさまざまですが、どちらも脱炭素社会に向けた取組みを積み重ねていくという点では共通しており、大切な取組ですね。
脱炭素モデル地区での取組の一つとして紹介させていただきました。
vol.5 マイボトル(水筒)が空になったら~給水スポットへGo!~(令和4年2月15日記事)
まだまだ寒い日が続く中、花粉症の時期になってきました。
こまめな水分補給でのどを乾燥から守りたいですね。
さて、高津区役所にはマイボトル専用の無料の給水スポットがあります。
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vol.4 区内マンション「メイフェアパークス溝の口」でのプラ容器包装回収の実証実験のご紹介(令和3年12月20日記事)
区内マンション「メイフェアパークス溝の口」でプラスチック製容器包装回収の実証実験が11月22日から行われています。
家庭から出されるペットボトルは、9割が資源化されています。一方、プラスチック製容器包装の約6割は分別されず、普通ごみとして焼却されているため、これを資源化することが課題となっています。
実証実験では、「メイフェアパークス溝の口」にお住まいの方々が、プラスチック製容器包装を通常の分別から更に細かく分別し、それを回収することになっています。
具体的には、お菓子なとの透明袋・シャンプーなどのボトル容器・つめかえパックの3種類を指定のボックスに投入するというものです。
集まったものを事業者が回収・選別し、その後、メーカー別のリサイクル工場での再資源化されます。
このように新たな製品の原料となっていることが特徴で、再資源化(マテリアルリサイクル)と呼ばれます。
モデル地区内で脱炭素アクションを実施されている事例としてご紹介させていただきました。
vol.3 シール投票結果発表~ご協力ありがとうございました~(令和3年11月27日記事)
さる11月前半。まだまだ暖かかったコロ。
「脱炭素アクションみぞのくち広場」と「エルカジまつり」の2つのイベントに参加しました。
区役所が出展したブースでは、脱炭素アクションみぞのくちの広報と兼ねてシール投票を行いました。
沢山の方にご協力いただき、この場を借りてお礼させていただきます。
シール投票で印象に残ったところをご紹介します。
1つ目は「こんな脱炭素アクションしています!」というお題の中から。
マイバックを持ち歩いているかという選択肢には、ほぼ全ての方がシールを貼られていました。
数年前まで当たり前ではなかったことが、当たり前になっていますね。
その一方で、フードドライブの存在を知らないという方も多かったです。
2つ目は「こんなサービスがあったらいいな!」というお題の中からです。
ここでは、給水スポットが増えたほうがいいという投票が多かったです。
エコだけじゃなくて節約になるからというお声もたくさんいただきました。
こういった視点も重要ですね。
一つ一つの脱炭素アクションを重ねていきましょう。
vol.2 地域の連携で貴重な緑を「地産」しています(令和3年11月19日記事)
この花の名前は何でしょうか?
この子たちが無事に大きく育ち、更に株が増えていくことを願っています。
vol.1 「水素カー」~燃料電池自動車MIRAIでイルミネーションを~(令和3年11月14日記事)
vol.1は、「エルカジまつり」での燃料電池自動車の出展についてのお話です。
こちらは、MIRAIという燃料電池自動車(FCV:Fuel Cell Vehicle)です。
燃料電池自動車は、水素と酸素の化学反応によって発生した電気を使ってモーターで走るため、走行時には水しか排出しません。
さらに燃料電池を電源にして、一般家庭の1週間程度の電気を供給することも可能とのことです。
イベントでは説明ボードに家庭用イルミネーションを点灯してみました。幸いとても良いお天気だったので、ちょっと見づらかったかもしれません!?
また、今年6月に、高津区内に川崎高津水素ステーション(実施事業者:ENEOS株式会社)が開設され、水素の充填ができるようになりました。約3分で燃料の水素の充填ができ、ガソリン自動車と同等の長距離走行が可能のようです。
ブースに立ち寄られた方は、興味深く車内の様子を見ていらっしゃいました。
エルカジまつりの運営をされていた、かわさき若者会議の方々とMIRAIの写真で締めたいと思います。
脱炭素アクションみぞのくち関連サイト
お問い合わせ先
川崎市高津区役所まちづくり推進部企画課
住所: 〒213-8570 川崎市高津区下作延2丁目8番1号
電話: 044-861-3131
ファクス: 044-861-3103
メールアドレス: 67kikaku@city.kawasaki.jp
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