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吉田良雄 靴製造 鶴川製靴所 川崎市麻生区 平成18年度認定かわさきマイスター

かわさきマイスターのシンボルマーク
ものづくりの原点である手をモチーフに、その発展を花の開花、鳥の羽ばたきの形で表現しています。
吉田良雄(よしだよしお)
平成18年度認定かわさきマイスター 職種:靴製造 川崎市麻生区

近年はフィギュアスケート靴作りに忙しく、木型の調整が一番の熟練ワザで、正確に作るということがポイントである。国内はもとより、国外でも活躍中の一流選手などのスケート靴も手がけており、選手の滑りの特徴と要望を頭に入れながら、牛革の裁断、専用の木型作り、つま先の素材の織り込みなどあらゆるところに熟練の技と創意工夫が生かされている。
町田市在住。鶴川製靴所経営。
仕事をはじめたきっかけは
東京の小石川で靴屋をしている親戚が「小僧(職人の見習い)が欲しい」と言ってきました。2歳上の兄貴が行くことになったのですが、兄貴は耕運機が出始めた農機具屋さんに就職したのです。それで、私が見習いとして東京の靴屋へ就職することになりました。昭和28年(1953年)、15歳のときです。
日本は戦争が終わって段々裕福になり、スポーツを楽しむ人も増えていく時期でした。野球が中心でしたが、スポーツで使う靴をつくる仕事が多くなりました。これが、私の今の仕事を始めるきっかけです。
仕事のやりがいは
朝早くから夜遅くまで、仕事をして、みんな(働いている人、家族)で食べられることがやりがいかな。
今、靴はデザイン、足型などそれぞれ分かれて造られています。僕は全て一人で造っています。きついですが、お客さんに喜ばれる靴をつくったときは、この仕事へのやりがいを感じます。
長年、継続して技能研鑽に努めることができた理由は
競争が(靴の業界で)激しい中、お客さんから注文をもらえて、それに応えるためコツコツと靴をつくってきました。靴の職人が少なくなっていくなかで、なんとか、いままで続けられました。
仕事をもらえることが長続きしていることでしょうか。仕事をさせてもらうために、お客さんの足に合う靴を正確につくるための腕を磨くようにしてきました。
吉田さんが自分自身で誇れる技術は
とにかく、一つひとつの工程を正確にこなさないと、お客さんの足に合う、注文に応じた靴はできません。何をつくるにしても同じだと思いますが、「ものづくり」は土台から正確にしなければならない。僕は靴造りで、正確に仕事をするようにしてきたことが、お客さんから注文をもらえ、仕事をさせてもらえる力になっているのだと思います。



ものづくりの魅力とは
やはり、お客さんに喜ばれるのが靴をつくる魅力で、いままでこの仕事をしてきました。
今後、ものづくりを目指す方へ
昔は手に職をもっていれば「食いはぐれがない」と、言われました。今この言葉はどうかなと思いますが、手に職を持っていれば何か役に立つと思います。気が強い人は自分のしていることが上手くなくても続けています。「ものづくり」はこのことが大切だと思います。
私には得意なものがない。何をしても上手くない。でも、自分のしたいことを長く続けてきました。私は気が強いのかな…。上手くなくても良い、仕事に対して気を強くして長くやっていれば、技術・技能は身につきますし、高められると思います。
下記サイトでは吉田さんの技術を動画やマンガでお伝えしています
問合せ先
鶴川製靴所
- 麻生区岡上111-3
- 電話 044-988-4199
- ファクス 044-988-4199
- 営業時間 午前9時00分~午後7時00分
- 休み 土・日・祝
お問い合わせ先
川崎市 経済労働局労働雇用部 技能奨励担当
〒210-0007 川崎市川崎区駅前本町11-2 川崎フロンティアビル6階
電話:044-200-2242
ファクス:044-200-3598
メールアドレス:28roudou@city.kawasaki.jp

