「衣」のかわさきマイスター

カッティングやセッティング、メイク、シャンプーなど、美容技術全般に渡って高い技術を保持している。

平成23年度認定かわさきマイスター吉田茂さんの紹介。
和服仕立てに卓越した技能を保持しています。デパートの特選売り場専属として、留袖・振袖などの高額商品の仕立てを32年間で6，000枚手掛けました。仕事の丁寧さに加えて、さまざまな工夫を継続することで、技能は向上を続けました。現在は和装の世界を次世代に伝える役割を担っています。日本の伝統の世界を拡大していくことが期待されるマイスターです。

平成9年度認定かわさきマイスター佐々木淑子さんの紹介。
佐々木さんは顧客の要望を十分に聞き取り、卓抜した熟練の技術でライフスタイルに合わせたカットを心掛け、親しまれています。後進の指導にも大変熱心であり、後継者育成のために育英基金を創設し、店舗2階を練習室として提供しています。1992年の世界美容選手権大会で、日本人初の優勝者となり、日本の美容技術が欧米でも高い評価を得るようになりました。

令和元年度認定かわさきマイスター　砂山幸子氏の紹介ページです。

平成9年度認定かわさきマイスター石渡弘信さんの紹介。
石渡さんは優れた友禅染の技法と日本画の表現方法で、日本の自然の豊かさ・美しさを、絹の特性を生かしながら、深みのある色合いで、潤いと品格をもって染め上げます。特に、紺色の微妙な濃淡や、金箔押しの微細さ、そして繊細で複雑な描写が展開する構成力は卓越した技術をもっています。

平成26年度認定かわさきマイスター須賀俊之さんの紹介。
髪質・生え方を基に2週間先を想像し、顧客毎にカットの方法や手順を変え、手入れが楽で長持ちする高度な理容の技能を保持しています。髪質のコンプレックスを長所へ変化させる高度な技能と新たな思考を保持するマイスターです。

平成21年度認定かわさきマイスター榎本かつ子さんの紹介。
シャンプー、セット、メーク、着付け全てを一人で行っており、手際よく、短時間で仕上げます。和服向けの髪と着付けが得意で、着付けは「楽に、苦しくなく、着崩れせずに」をモットーに、紐や帯の締め方に独自の工夫を生み出しました。現在も技能向上に努めながら、講師も務め技能の伝承に尽力しており、常に創意工夫を続けて、技を磨くマイスターです。

平成22年度認定かわさきマイスター吉永惠一さんの紹介。
クリーニング業務全般、特にクリーニングの基本とされるYシャツの洗浄、手仕上げに卓越した技術を保持しています。2005年度「全国ワイシャツ仕上げ競技大会」での優勝は、卓越した技能を象徴しており、手の技による仕上がりの違いで勝負をして多数の顧客の心をつかむ素晴らしさを証明しました。手仕事の技で生きることの大切さを教えてくれるマイスターです。

平成18年度認定かわさきマイスター石塚よし子さんの紹介。
顧客の体型に合わせた衣服を作るだけでなく、襟ぐりや袖付けの工夫、正確な柄あわせなど、使う人の嗜好に合わせて、創意工夫を凝らし、デザイン・製図・裁断・縫製を高い技術を活用して行っています。長い年月をかけて蓄積した高い技能から生み出される余裕が、シルクのように薄くて柔らかく加工が難しい素材の性質をうまく使ったさまざまな工夫を可能にしています。

平成17年度認定かわさきマイスター磯野紀子さんの紹介。
判子作りにおいて、失われつつある手彫りの技能を保持している貴重な存在の職人です。密刻や篆刻など技能領域の拡大のために絶えず緊張感を持って研鑽を積み、コンテストや展覧会の出品にも積極的に挑戦する他、ボランティアで小学生に篆刻を教えるなど、社会活動も積極的に行ない、社会に貢献するという生き方は、ものづくりに関わる人達の手本です。

平成14年度認定かわさきマイスター栗田佐穂子さんの紹介。
優れた芸術感覚と熟練した縫製・仕立ての技能を生かし、全ての人にとってお洒落で着やすい洋服「ユニバーサルファッション」の研究開発の先駆者として、服飾全般の教鞭をとるかたわら、本の執筆・マスコミ出演・ファッションショーを開催し、広く技術の普及と後継者育成に努めています。

平成14年度認定かわさきマイスター小林伸光さんの紹介。
高級和服に不可欠な洗い張り「伸子張り」を継承し、その熟練の技は、顧客からも全幅の信頼があり、根強い需要があります。和服生地の見極めに精通し、洗い張りで、10年20年着た和服の汚れを取ると同時に繊維全体を新品同様に生き返らせる技能は素晴らしく、日本の和風の伝統を次世代に伝える貴重な職人です。

平成14年度認定かわさきマイスター三上峰緒さんの紹介。
美容師界の草分けであり、第一人者として多くの美容師を育ててきました。また、中国古来の思想や日本伝統のしきたりに基づくヘアスタイル「夢のある編み込み」を考案し、芸術の域まで高めました。編み込んだ髪型に水引や組み紐を組み合わせたスタイルを学ぶために全国各地で研究会が開催されています。

平成11年度認定かわさきマイスター只木角太郎さんの紹介。
オーダーメイドの特徴である顧客の体型に合わせた、しなやかな着心地と洗練されたシルエットをモットーに、着るものに愛着が生まれる洋服造りを心掛け、世界のファッションショーに出展してきました。業界雑誌に洋服の製図や作品を長年連載し、同業者の新分野進出や技術力向上に寄与してきました。

平成11年度認定かわさきマイスター山上政雄さんの紹介。
かざり職として，江戸時代からの技法を受け継ぎながら，芸術的な感性を活かして，2千点を超す作品を手掛けています。普通，装身具については，金やプラチナ等の単色を用いて，製作を行うが，今までの知識と経験を活かし，金属の性質にも理解があり，いろいろな金属をロー付けしながら，微妙な色合いまで，変化させて，作品を仕上げます。

平成13年度認定かわさきマイスター佐藤榮子さんの紹介。
デザインから製図，縫製まで全て一人でこなし，その優れた技能によりオリジナルデザインと着心地の良さで顧客に喜ばれています。長年の経験から，オーダーメイドとして体型に合わせた洋服を，生地の素材，裁断方法も研究し製作します。ドレスには色柄・デザイン・シルエットに気品さがあると評判です。後継者の育成、技能の普及、そして社会的活動にも積極的な職人です。

平成21年度認定かわさきマイスター久保田宗孝さんの紹介。
宝飾品、時計など独自で繊細かつ丈夫な装飾品の製作を、デザイン・金・銀・プラチナ溶解分析・地金作成・組立まで、全工程を一人で行っています。他の店で修理を断られた客に自分の技術を活かして、大切なジュエリーを蘇らせることに仕事の喜びを感じています。技術向上に努める一方で、若手の指導育成にも熱心なマイスターです。

平成29年度認定かわさきマイスター藤巻今朝男さんの紹介。
独創的な貴金属装身具のデザイン・加工技能を保持している。また、工房に、若手従業員育成のための作業スペースを設けているほか、自身が所属する技能士会の活動を通じた若手育成や子ども向けのものづくり体験イベントへの参加など、後継者の育成に真摯に向き合い、技術の伝承にも積極的に取り組むマイスターである。

平成19年度認定かわさきマイスター飯嶋義弘さんの紹介。
ロレックスなど、さまざまな高級アナログ式時計の複雑な構造を理解し、故障箇所を的確に把握し、分解、洗浄、破損・磨耗した部品の交換、組立を行います。部品の在庫がメーカーにない場合は卓上旋盤などを駆使して自ら製作します。後継者の育成にも大変熱心であり、時計技術者が集まる「日本時計研究会」で技術・技能の普及に努めています。

平成18年度認定かわさきマイスター吉田良雄さんの紹介。
近年はフィギュアスケート靴作りに忙しく、木型の調整が一番の熟練ワザで、正確に作るということがポイントです。国内はもとより、国外でも活躍中の一流選手などのスケート靴も手がけており、選手の滑りの特徴と要望を頭に入れながら、牛革の裁断、専用の木型作り、つま先の素材の織り込みなどあらゆるところに熟練の技と創意工夫が生かされています。