「工業」のかわさきマイスター

塩化ビニールなど加工の難しい樹脂を、ガスバーナーを使用して手作業で成形加工することのできる技術を持つ。

令和元年度認定かわさきマイスター　浅井次雄氏の紹介ページです。

平成24年度認定かわさきマイスター二宮泰雄（にのみややすお）氏の紹介。
表面処理（めっき）に卓越した技能を保持しています。

令和3年度認定かわさきマイスター渡部玲の紹介ページです。

令和3年度認定かわさきマイスター野々川晶三の紹介ページです。

令和元年度認定かわさきマイスター　飯田誠二氏の紹介ページです。

平成27年度認定かわさきマイスター島田昌順さんの紹介。
部分補修クロムめっき技術を考案し確立させるなど、クロムめっき加工において新しい工法を考案することのできる高い技能を保持しています。また、社内での若手社員などへの技術伝承や全国的に使われる実務者用テキストを執筆し講師を務めるなど、広く技術・技能者への伝承に心を砕くマイスターです。

洗い出し工法や研ぎ出し工法、漆喰仕上げ工法、泥壁塗りなど、左官業の伝統的な技術を幅広く身に付けている。

鉄道や宇宙関連、産業用機械装置など、一品一様の大型の製品を完成させるための高い溶接技術を習得している。

最先端の電子部品や自動車部品に必要とされる超薄型・超小型部品のめっき加工を可能にした技術を作り上げた。

平成27年度認定かわさきマイスター伊藤日出世さんの紹介。
切削加工が困難なインコネル・パーマロイなど、各種難削材を精密に加工する技能を保持しています。常務となった現在でも現場に立ち、その高度な技術・技能の伝承と後継者の育成に尽力しているマイスターです。

平成28年度認定かわさきマイスター秦義光さんの紹介。
溶接で発生する熱による歪みや曲がりが出ないよう、結合する部材を水に入れて溶接するなどの工夫を凝らし、短時間で完成するように心がけ、高精度の製品を製作する。また、後進への技術・技能指導と若手社員の育成に心血を注ぎ、更に工場見学やインターンシップ受け入れ等、社会や若手技能者の一層の技能発展に貢献していきたいと考える熱い心のマイスターである。

平成20年度認定かわさきマイスター平賀正明さんの紹介。
ものづくりにおける生産システム設計、治工具や自動機の設計・製作において、優れた技能と技術を発揮しています。作業する人を絶えず観察しながら、これを何かに置き換えようとする努力の中から出てくるアイデアにより、作業効率を大幅に向上させました。

製缶技能士として、鉄、ステンレス、チタン等多種な金属材料を使用し、複雑な形状のタンク等を高度な熟練された技術で寸分違わず製作している。それぞれの金属の材質を長年の経験と研究から熟知しており、溶接など周辺技能にも優れている熟練度の高い職人である。原子力発電関係の付属機器など高度な製缶にも不可欠な職人であり、後継者育成にも熱心である。

平成28年度認定かわさきマイスター宮永典隆さんの紹介。
大海の船上にいながら数ミクロン単位の光ファイバ海底ケーブルの接続という繊細な作業を正確にこなし世界の通信を支えている。現在も現役で第一線を担い、また、海底ケーブル接続技術の訓練校において講師等を務めるなど社内外・国内外を問わず後進の育成指導を行い、自身の技術の伝承に積極的なマイスターです。

平成24年度認定かわさきマイスター小林昭二（こばやししょうじ）氏の紹介。
築炉に卓越した技能を保持しています。

平成22年度認定かわさきマイスター鈴木忠夫さんの紹介。
NC機（数値制御の工作機械）を駆使した多品種少量のパイプ曲げ加工を得意としています。素材の品質上のバラツキを見極め、型の微調整、芯金などを駆使し、求められる精度を出します。長さ2メートルのパイプを何箇所も曲げても公差プラスマイナス1ミリほどの違いにしかなりません。

平成22年度認定かわさきマイスター伊藤直義さんの紹介。
分業化、高度化、高機能化されている工業製品をアイデアと機械、電気、化学の知識を駆使し、多くの企業をまわりながら、幅広い分野の知識の蓄積に創造性を加えて対処します。常に挑戦的な、創造的な分野の仕事に従事しており、あらゆる分野のニーズを聞き、図面を引き、作り方を考え、完成させます。ものづくりには何よりも勘が大事という、創造力豊かなマイスターです。

平成11年度認定かわさきマイスター大橋明夫さんの紹介。
金型製作の熟練した経験を生かして順送金型を駆使した全工程の設計・管理を行い、中小企業の製造業で課題となっている量産と工程の省力化を進めています。CAD－CAMシステムを駆使し、トランスフアー型の設計時間を短縮すると共に技能の継承を容易にしました。日本のハイテク産業を支えている一人です。

金属塗装など他の工業塗装よりも薄い膜厚を求められるプラスチック塗装の分野において、高い品質で塗装を施すことのできる技能者である。

平成15年度認定かわさきマイスター原田茂男さんの紹介。
工業生産に不可欠な測定工具のラップ（ゲージの表面を超高精度に仕上げる）作業の熟練者であり、完璧に近い平面となるように手の感覚を頼りに表面を磨き上げる精密仕上工です。職歴70年以上の熟練された技能は機械化が困難であり、外国製品では真似の出来ない高品質な仕上げは業界で高い評価を受けています。

平成25年度認定かわさきマイスター比屋根卓さんの紹介。
手動のレーザー溶接などを駆使する複雑なデザインの各種サイン・オブジェ等の板金加工に優れた技能を保持しています。職場を次々と変えることで幅広い技を身につけました。また、後進の指導にも積極的に取り組んでいる。穏やかな気持ちの中に強い信念を持ち、会社を替わりながら技能を高める新たなモデルを示すマイスターです。

平成23年度認定かわさきマイスター大浪忠さんの紹介。
回転する平面状の金属板に棒を当て円錐状に加工する、全身を使う熟練技能が必要な加工法の金属ヘラ絞りに卓越した技術を保持しています。素材ごとに異なる加工特性を熟知している他、特に技能が問われる深絞り加工や、熱処理(なまし)を不必要とする高度な加工も可能である。子息に技能を継承すると共に家族によるものづくりの世界を繋げているマイスターです。

平成19年度認定かわさきマイスター野浦惣一さんの紹介。
機械製品開発の専門家で、開発から製造まで全てを行っています。とりわけ摺動面を多く持つ工作機械の組立において、長年の経験で身につけたキサゲ加工などの技術・技能が十分に活かされています。また、開発アイデアを発案し具現化する能力にも優れています。

平成18年度認定かわさきマイスター鈴木貞吉さんのご紹介。
普通旋盤を主体とする難切削・特殊加工が得意で、S45C等の一般材だけでなくHRC55以上の難削材の加工を公差±0.01mmの精度で加工しています。加工に際しては削る音を聞くだけで、また、金属表面に現れる模様を見て、工具の寿命や切削条件等を見極めます。また、旋盤の分解修理も可能であり、あらゆるトラブルの問題解決ができます。

平成17年度認定かわさきマイスター竹内三郎さんの紹介。
円筒研削盤により、タングステン・コバルト等の超硬合金や鋼鉄等を公差±0.001mm以内に加工する技能を保持している職人です。年代物の旋盤も綺麗に手入れされ、清潔に整備されている工場で技能の継承にも熱心に取り組んでいます。

平成15年度認定かわさきマイスター黒沼友弥さんの紹介。
日本の工業の根幹を成す、ものづくりに不可欠な工業用炉の施工・修理に熟練度の高い技能で携わっています。現場での創造力、対応力が重要となる炉のメンテナンスでは、形・大きさのさまざまな炉内で温度の変化、耐火煉瓦の膨張度などを豊富な経験、長年の勘、高度な技術力で見極めています。

平成15年度認定かわさきマイスター冨沢博さんの紹介。
工業用クロムめっきにおいて重要な「めっき液」「めっき条件」を長年の練磨と研究により繊細にコントロールします。さらに電気、化学、機械に関する広範な知識を元に独自の治具を考案して、複雑な形状の製品にめっき後の加工研磨を不要とし、めっき工程のみにて仕上げを可能とする作業標準化を実現させました。

平成14年度認定かわさきマイスター前原昭さんの紹介。
工業の基盤となる鋳型を製作する際に用いられる木型の熟練職人です。現在、素材が木から発泡スチロールに替わったが、大型エンジン・大きなタイヤ型などから手のひらに乗るような物まであらゆる分野の型を、自分のオリジナリティーで創意工夫して製作しています。また、木型の高い技術を保持しながら、後継者の育成にも尽力しています。

平成12年度認定かわさきマイスター鍵屋清作さんの紹介。
ヘラ絞りは円形状の金属盤を回転させながらへら棒で押さえて円錐や球形に近い形体を作るものです。へら棒の加圧位置や程度に計測値はなく、熟練の経験と勘で、むらを出さずに図面通りに仕上げます。後継者育成にも熱心であり、技能の伝承に尽力しています。

平成10年度認定かわさきマイスター備前幸雄さんの紹介。
新製品開発の製造管理者でありながら、旋盤、フライス盤、製缶加工や溶接機器など全ての作業の熟練者であり、設計技術者と一体になって、新製品の試作作業の先頭に立っています。多能工として蓄積された卓越した技術が、試作の段取りや加工に発揮され、的確且つ迅速な仕事は多くの成果を生んでいます。

平成10年度認定かわさきマイスター山城薫さんの紹介。
大型プラント機器などの超重量物の運搬・据え付け・調整作業で、とびや各種建設機械の操作の知識と経験を駆使してミリ単位の精度で作業を行います。技術者との作業の事前検討では、綿密な段取りを組み上げ、現場では作業チーム全員を掌握し、強力な統率力を発揮し、安全かつ能率よく作業をこなします。人望を得て、若手を育成しています。

平成23年度認定かわさきマイスター堀切義昭さんの紹介。
工業塗装、特に金属塗装に卓越した技能を保持しています。大型特殊車輌、自衛隊後方支援車輌などの特殊で高度な塗装技術が求められる中、技術革新が著しい耐塩害、耐化学薬品、耐放射線などハイテク塗装を真摯に研究し、技術・技能を高めています。特殊分野の技術・技能の研究を積み重ねると共に技の継承と教育に積極的に関わっているマイスターです。

平成13年度認定かわさきマイスター今井忠雄さんの紹介。
極低温（摂氏マイナス270度）あたりの超低温材料研究にも耐えられる複雑で特殊な研究用ガラス器具を製作しています。科学研究の最先端で使用されるガラス管の生産、ガラス真空魔法瓶や金属とガラスの接着などは数値化されておらず、高度な技能、長年の経験及び勘で作業を進めており、研究者からの要望に即座に対応が可能であり、この分野では不可欠な職人です。

平成27年度認定かわさきマイスター田中實さんの紹介。
高電圧ながら小電流の静電気を用いてさまざまな製品開発を可能にする技能を保持しています。また、開発した製品を利用した小中学生等への体験教室や、社内勉強会で若手社員の試作品に意見を述べるなど、後継者育成・技能伝承にも積極的に取組んでいるマイスターです。

平成27年度認定かわさきマイスター飯沼勇さんの紹介。
自身で開発した機械「アングルベンダー」で、パイプや形鋼などさまざまな鋼材を立体的に曲げることができる技術を保持している。また、近隣小学校の工場見学も熱心に受け入れるなど、技能伝承・後継者育成に尽力しているマイスターである。

平成29年度認定かわさきマイスター北村正治さんの紹介。
工業用の精密刻印や金型彫刻を製作する技術者で同業他社に先駆け放電加工機を導入し、手彫りの表現を機械加工で再現した。工業彫刻の多くは文字等を凹形に彫るが、凸形に浮かび上がらせる加工が得意で、全国から注文が舞い込むほど高水準の技術を保持している。多くの従業員を抱え、営業や技術ともに後継者として育てるなど、常に前向きに仕事に取り組むマイスターである。

平成28年度認定かわさきマイスター高橋信美さんの紹介。
豊富な経験と発想で他者の追随を許さない高精度のバネを製造する。また、若手とも積極的に関わり、自らの持つバネ製造・治具製作のノウハウを若手へ継承しようと尽力しつつ、自身も常に新しいものに挑戦しようという姿勢を崩さないマイスターである。

平成28年度認定かわさきマイスター井武敏さんの紹介。
工場・発電所の大型かつ超重量級の機械設備の据付けや接続に際して、その傾きなどの誤差が1mm以内となるよう水平出し・芯出しなど仕上作業を行う。また、社内で行う訓練学校の講師も務めるなど、技能伝承・後継者育成に尽力しているマイスターである。

平成26年度認定かわさきマイスター小川登さんの紹介。
精密プレス金型、モールド金型等の多種多様な精密金型部品加工・精密機械部品加工に高度な技能を保持しています。国内外での技能伝承・後継者育成に尽力しているマイスターです。

平成26年度認定かわさきマイスター吉澤秀人さんの紹介。
卓上旋盤を巧みに活用した、極細の精密旋削加工に卓越した技能を保持しています。卓上旋盤を駆使して極細の精密旋削加工を行いながら、新たな可能性に挑戦を続けるマイスターです。

平成25年度認定かわさきマイスター青木直さんの紹介。
無垢材から正確な真円を出しつつ輪状になった部品製作や1/1000ミリ台の加工を容易にする技能は素晴らしく、少量多品種の一品生産・試作品や複雑かつ難易度の高い製品を汎用旋盤にて自由自在に操って加工します。創造性を備え、汎用旋盤を自在に駆使する技を保持しているだけでなく、後継者育成にも成功しているマイスターです。

平成24年度認定かわさきマイスター千葉忠夫（ちばただお）氏の紹介。
精密板金加工に卓越した技能を保持しています。

平成19年度認定かわさきマイスター落合康孝さんの紹介。
積層技術・めっき技術・エッチング技術に加えて機械加工にも精通しており、多様な技術を基礎に新しいプリント配線基板の開発と製造を行っています。ものづくりの引き出しが多く、LED照明用放熱アルミ基板、パワー基板（大電流基板）、バスバー基板（銅バーを活用したハイブリッド車・電気自動車用のパワーユニットで世界初の完全実用化）を開発・量産化しました。

平成18年度認定かわさきマイスター板垣隆一さんの紹介。
アルミニウム表面処理の中でも特に超硬質鋳造材のアルマイト加工が得意です。加工において厚さや硬度を正確にコントロールするには長年の経験と深い技術的知識が必要です。また、ジュラルミンのアルマイト加工技術の工業化に初期より携わり、材種による電解方法、治具の工夫、成膜の分析方法等、JIS規格化にいたる基礎技術の確立に尽力してきました。

平成18年度認定かわさきマイスター小池忠雄さんの紹介。
デジタルカメラや携帯電話などの筐体の金型を製作しています。通常はミクロン単位の精度であるが、これはサブミクロン・ナノレベルの精度の高精度かつ複雑形状の加工であり、仕上げは顕微鏡を見ながら作業をします。図面を見て、それを反転させた形や完成品の姿をイメージしながら金型図面を構想し、熱膨張や変形を考慮して超精密な金型を作ることができます。

平成15年度認定かわさきマイスター堺昭二さんの紹介。
旋盤加工における熟練工です。不定形で複雑な形状の製品（防爆ケーシング）の重心点を素早く捉え、短時間で極めて高品質に加工します。多角的な思考力と向上心で、作業方法に工夫を凝らすと共に治工具、バイト類を開発し、少量多品種で信頼性の高い製品作りに貢献しています。

平成14年度認定かわさきマイスター岡部勝夫さんの紹介。
工場板金の中でも、板金・溶接・組み立てを一体化した、精密板金加工の熟練技能者です。主として、精密で難度の高い、アルミ、ステンレス、鉄鋼などを素材とした船舶艤装用通信機器の筐体製作や光学測定器の加工では最も確実で効率的な作業の段取りで作業を進め、高度な技術を発揮していました。

平成12年度認定かわさきマイスター熊谷隆さんの紹介。
石油化学コンビナートのパイプやタンクなど形状が複雑で材質がさまざまなプラントを幅広い経験と卓越した技術で、設備全体を見極めながら安全に溶接を行う熟練者です。チームで仕事をする際には適材適所に職人を配置して、作業の的確さと極度の緊張が要求される中、安全管理に注力しながら先頭に立って高度な作業を進めます。

平成12年度認定かわさきマイスター中沖得三さんの紹介。
高度な組立技術と部品加工技能を持ち合わせ、各種加工・組立治工具の設計技術をも有しており、超精密仕上げのオールラウンドな技能者です。コンピューターの及ばない範囲では、各種工作機械を使いこなせる万能の職人を必要とし、この分野では不可欠な人です。

平成12年度認定かわさきマイスター萩野間和夫さんの紹介。
橋梁と道路をつなぐ伸縮装置の製作に従事しており、製缶工として手掛けた橋梁伸縮装置は、ドイツから輸入した鋼材にボルトやアンカーを取り付け、出てくる金属のひずみの誤差を12メートル当たり2ミリ以内に抑えるもので、経験と勘による高度な技術であり、金属の性質を熟知した職人です。

平成11年度認定かわさきマイスター中村光男さんの紹介。
卓越した技能でバイト（刃）を形状加工し、小型汎用旋盤をフルに使いこなして、どんな物でも自然体で対応できる熟練工です。いくらNCが発達しても、この伝統技能と連携してこそ、将来のNCがあり、日本の工業を支えてきた隠れた熟練工の一人です。

平成9年度認定かわさきマイスター鎌上義則さんの紹介
高精度・高品質の各種機械部品、製品、専用治工具などの開発・量産化に欠かせない精密測定の検査を、驚異的な集中力で、ミクロン以下の単位の精度で正確に行います。1級機械検査技能士。