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平賀 正明(ひらが まさあき)【生産システムの設計・製作】 平成20年度認定かわさきマイスター 

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かわさきマイスターのシンボルマーク

かわさきマイスターのシンボルマーク

ものづくりの原点である手をモチーフに、その発展を花の開花、鳥の羽ばたきの形で表現しています。

平賀正明(ひらがまさあき)

【生産システム(加工・組立)の設計・製作】 平成20年度認定かわさきマイスター 

平賀正明さん顔写真

ものづくりにおける生産システム設計、治工具や自動機の設計・製作において、優れた技能と技術を発揮している。高機能、多品種少量品、新製品など高い生産技術を要する部品を女性でも効率良く作ることが可能になる治工具などを製作している。作業する人を絶えず観察しながら、これを何かに置き換えようとする努力の中から出てくるアイデアにより、作業効率を大幅に向上させた。ここに、絶え間なく自分を磨く能力が発揮されている。
川崎市川崎区 株式会社クレール。※退職

仕事をはじめたきっかけは

小さいころからものをいじるのが好きで高校も地元工業高校の機械科を選びました。当時は機械科が主流で今なら電子などを選考したかも知れませんが。高校を卒業するとこちらに出てきて自動車関係の会社に勤めましたが、昼夜のシフト制で体力的にもきつく、自分も機械の一部になったような環境でした。体を壊したのをきっかけに田舎に帰ろうと思っていた時、縁戚関係にあった清水精器に入らないかという話があり入社しました。営業から始めましたが、まったく新しい機械を導入する際にその担当にしてもらったのが技術部門の出発点です。

 

仕事をする上で1番おもしろいと感じることは

手探りでやって来たところに面白さはあります。最近はメーカーの代理店の人がときどき寄ってくれて相談にのってくれますが、以前は秋葉原の部品店まわりをしてそこでいろいろ聞き自分で探し出してきて使うということをしていました。例えば、配線や回路をそれで組んで行くわけですが、最初はなかなか思うようにいかず、試行錯誤しながら直していって最後ドンピシャとなった時の醍醐味は格別です。実際の工程で1時間でこれくらいできるだろうという予想を超えて数がこなしていければ、なお一層の喜びです。

 

長年、継続して技能研鑽に努めることができた理由は

自分に合っていたということが第一ですが、会社にある程度自由にさせていただいたということも大きな理由だと思います。その分、責任もありましたが。展示会などもあればたいていは見に行かせてもらえました。最初にマニシングセンターが入った時、夜中に皆で頭を抱えながらプログラムを作っていましたが、昔のプログラムはパンチャーでテープに穴をあけて、それがけっこう音がうるさい。上から布団を被せてしましたね。そういう意味ではみんなに支えられてきたからとも言えます。

 

平賀さんが自分自身で誇れる技術とは

構想力でしょうか。これをできるだけたくさん持つようにしています。そして、こういうものを使いたいと要望があった時、必要とされるものを探し出してきて、治具を組むさいなどにそれをどう使ったら効果的か考えていくといった作業です。

平賀さんが改善した機械の写真
平賀さんが設計・製作した製品
平賀さん設計・製作のサンプル写真

ものづくりの魅力とは

「動き」でしょうか。メカの仕組みを理解してその動きを何を使ってどのようにすれば、より効率のいい動きになるか。それを考えて作り思った通りに動いた時の感動といったものです。その機械が量産でも使えるようになったらさらに面白い。3台作る場合、1号ができたから次も同じものをというのではなく、2号目,3号目と改善しながら作っていきますので、よく「あっちの機械のほうがいい」などと言われます。「しかたないよ、順番に作ってるんだから」と答えますが、そういったことを含め動きの調整といったものに魅力を感じます。

 

今後、ものづくりを目指す方へ

まずは行動してみろということです。うまくいくかもしれないし、その逆もあるかもしれません。しかし、その行動をきっかけとして自分の求める世界に入っていけるのではないかと思います。

 

下記サイトでは平賀さんの技術を動画やマンガでお伝えしています

平成20年度認定かわさきマイスター 平賀正明さん(生鮮システムの設計・製作) (Youtube動画外部リンク

平賀正明さん紹介マンガ (PDFデータ

お問い合わせ先

川崎市経済労働局労働雇用部技能奨励担当

住所: 〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地

電話: 044-200-2242

ファクス: 044-200-3598

メールアドレス: 28roudou@city.kawasaki.jp

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