田中 實 静電気応用技術 株式会社グリーンテクノ 高津区子母口 平成27年度認定かわさきマイスター
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平成27年度認定かわさきマイスター 田中 實 (職種:静電気応用技術)

かわさきマイスターのシンボルマーク
ものづくりの原点である手をモチーフに、その発展を花の開花、鳥の羽ばたきの形で表現しています。

田中 實(たなか みのる)

平成27年度認定マイスター 職種:静電気応用技術 川崎市高津区
高電圧ながら小電流の静電気を用いてさまざまな製品開発を可能にする技能を保持している。一般的に邪魔者扱いされている静電気は、除電の技術が進んでいるが、逆の発想で、帯電の技術、製品開発の分野に活路を見出し、きのこ増産装置の共同開発、粉体塗装用の機器開発、携帯用の電池式帯電ガン、コロナ放電を利用した帯電の用途開発など、生み出された製品は高い評価を受けている。また、後継者育成にも熱心であり、社内の勉強会に参加し、若手社員の試作品に意見を述べるほか、開発した製品を利用した小中学生等への体験教室などに取り組み、技術の伝承も積極的に取り組んでいるマイスターである。
多摩区在住。株式会社グリーンテクノ代表取締役。

田中さんにインタビューしました。
この記事は、平成27年12月5日にかわさきFMで放送された「かわさきサタデーSTREAM」でのインタビューを編集したものです。

これまでお仕事をされてきて、今までを振り返ってみるといかがでしょうか。
最初は何も分からなかった分野に飛び込んで、実験やお客様からの要望を聞き、少しずつ技術を積み上げてきたことで、今があると思います。

田中さんはどのようなお仕事をされていますか。
静電気が「びりっ」とくるのは嫌なものなので、それを取り除く会社は多くありましたが、「びりっ」とさせるようにする会社はほとんどありませんでした。そこで「びりっ」とくるようにする技術を利用する仕事を始めました。具体的には、静電気を帯びさせて、人形に毛を植え付けるなどの技術を開発しています。

小学校などでの体験教室も数多くされていると伺いました。
静電気についての勉強が授業の中にあり、パイプや下敷きを擦って静電気を発生させることがありますが、電源を使うと簡単に静電気を発生させることができ、子どもたちにも容易に分かりやすい説明ができることに気づきました。学校の先生方からの要望もあり、『川崎市先端技術副読本「川崎サイエンスワールド」』に、仕事で取組んでいる技術を紹介させていただくことにもなりました。

皆さんへメッセージをお願いします。
もっと静電気を利用して幅広い技術を広め、静電気を役立たせるようにしたいと思います。

問い合わせ先

株式会社グリーンテクノ
川崎市高津区子母口438
電話 044-755-2431
ファクス 044-755-0045
営業時間 午前8時30分~午後5時20分
休み 土曜日、日曜日、祝祭日(第4土曜日を除く)
田中さんの技能をマンガで紹介しています
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お問い合わせ先
川崎市経済労働局労働雇用部
住所: 〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地
電話: 044-200-2242
ファクス: 044-200-3598
メールアドレス: 28roudou@city.kawasaki.jp
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