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小川 登 金型部品加工 株式会社リード技研 川崎市多摩区 平成26年度認定かわさきマイスター

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平成26年度認定かわさきマイスター  小川 登 (職種:金型部品加工)

マイスターロゴ

かわさきマイスターのシンボルマーク

ものづくりの原点である手をモチーフに、その発展を花の開花、鳥の羽ばたきの形で表現しています。

小川 登(おがわ みのる)

平成26年度認定マイスター 職種:金型部品加工 川崎市多摩区

小川氏の顔写真

精密プレス金型、モールド金型等の多種多様な精密金型部品加工・精密機械部品加工に高度な技能を保持している。公差±1μ台の超精密な加工が可能であり、フライス・放電等10種類以上ある機械操作を熟知。半導体・電機産業の最先端の技術を駆使し、多品種少量生産でさまざまな試作品等の設計・製作を手掛ける。また、後継者育成にも尽力し、ベトナムとの合弁会社を設立すると共に研修生の受入等も行っている。日本の機械産業の先頭を長年走り続けながら、国内外での技能伝承・後継者育成に尽力しているマイスターである。
多摩区在住。株式会社リード技研代表取締役。

仕事をはじめたきっかけは

以前は「ものづくり」が花形産業で、小さな頃から「ものづくり」に憧れてました。

中学生時代、プレス工場でアルバイトとして働いていた頃、まじめに取り組んでいたらさまざまな工場に連れて行ってもらえて、多くのものづくりの現場を見ました。

見れば見るほどものづくりへの興味は強くなり、当時世界トップの半導体金型の製造会社に入社しました。そこで、国内全メーカーの半導体金型に従事し、世界レベルの機械操作について勉強しました。日本にない機械は輸入し、また、スケッチして自分で製作しました。最初は真似をしながら、工夫して製作方法を変えて、欧米のレベルを超えることが出来ました。

その後、独立して自分の会社を設立しました。現在は、半導体以外のさまざまな機械の金型、まだ世の中に出ていない機械の試作品などを製作しています。

仕事をする上で1番楽しい・おもしろいとかんじることは

小川氏参考写真

いつも楽しいと思って仕事をしていますが、受注する仕事は日本でのみ製造可能な公差±1μ(ミクロン)レベルの超精密な難しい加工が多いので、完成した瞬間が嬉しいです。特にみんなと協力して作り上げたときが嬉しいですね。
仕上がった喜びで、大変だったことはすぐ忘れてしまいます。
また、自分のつくったものがさまざまなものづくりの現場で使われているのは嬉しいことです。10年以上前につくった金型が、現在、中国の工場で使われているのを目にしたときは何ともいえない嬉しい気持ちになりました。

長年、継続して技能研鑽に努めることができた理由は

全ての精度を高めることは時間的にもコスト的にも限界があります。どこが絶対的に精度が必要なのか見極め、メリハリをつけて作業しています。この仕事は頭で考えても、なかなか解決策を見出せません。たくさんの人と話し、たくさんの方法を学び、技術・技能を高めてきました。たくさんのことを教えてくれる人たちとの出会いが、私にとっての財産です。
自分自身、多くの人に支えられてきたので、私も多くの人に技術を伝えていきたいと思っています。ベトナムからの研修生や海外視察は30名以上、国内を入れれば相当な見学者を受け入れてきました。ベトナムでは合弁会社を設立し、日本のものづくりを海外に伝えることも行っています。

どんなに真似されて、技術を盗まれたとしても、自分自身がさらに上をいけば良いだけだと思うので、設計図以外は全て見せますし、教えますよ。

自分自身で誇れる技術は

受注したものを作り上げるために、工程を決め、どのような方法でどのように仕上げるか考えることが得意です。効率よく、精度良くするために、考えを巡らせます。納品のときに検査で引っかかると時間のロスとなり、コストがかかってしまうので、検査なしで納品できるよう、製造工程を日々、検討して、製品の完成レベルを高く保つようにしています。

そのために、放電・マシニング・フライス等の汎用機・NCなど10種類以上ある機械の特徴を詳細に把握しています。

技術の向上に伴い、より精度の高いものを求められるようになっているので、お客様の要望に応えるために、もっと高い技術・技能を身につけていきたいです。休日には誰も居ない職場で一人、試作や新しい製作方法を試しています。

 

小川氏参考写真
小川氏参考写真
小川氏参考写真

ものづくりの魅力は

自分が作ったものに誇りをもてることです。自分で納得できるような速さ・精度で仕上げることができたときは嬉しいです。しかし、いつも思い通りに仕上げることができるわけではないので、思い通りにいかず、失敗すると悔しいです。失敗すると、失敗を繰り返さないように工夫しなくては、と自分を更に奮い立たせるきっかけになるので、失敗は自分の成長に繋がっていると思います。
「新しいものづくりへの挑戦」が目標です。いつまでのチャレンジしていきたいと思っています。

 

今後、ものづくりを目指す方へ

仕事の世界に入ってから、その仕事に一生懸命になればいいと思います。ただ、仕事を選び、その仕事の世界に入ったら、自ら考え、行動していかなければなりません。自分の仕事をただこなすだけでなく、周りの人が仕事をしやすいように配慮することも大切です。そのためにコミュニケーションは欠かすことができないものですね。自分も周りの人も働きやすい職場にして、一緒に向上することを目指してください。

 

小川さんの技術・技能をマンガで紹介しています

小川登さん紹介マンガ(PDF形式,1.46MB)

 

問い合わせ先

リード技研外観写真

株式会社リード技研 代表取締役

川崎市多摩区登戸329-2
電話 044-932-2952
ファクス 044-932-7580
営業時間  午前8時00分~午後5時00分
休み   日・祝(土は不定期)

お問い合わせ先

川崎市経済労働局労働雇用部

住所: 〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地

電話: 044-200-2242

ファクス: 044-200-3598

メールアドレス: 28roudou@city.kawasaki.jp

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