榎本かつ子 美容師 すみれ美容室 川崎市川崎区 平成21年度認定かわさきマイスター
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かわさきマイスターのシンボルマーク
ものづくりの原点である手をモチーフに、その発展を花の開花、鳥の羽ばたきの形で表現しています。
榎本かつ子(えのもとかつこ)
平成21年度認定かわさきマイスター 職種:美容師 川崎市川崎区
シャンプー、セット、メーク、着付け全てを一人で行っており、手際よく、短時間で仕上げる。和服向けの髪と着付けが得意で、着付けは「楽に、苦しくなく、着崩れせずに」をモットーに、紐や帯の締め方に独自の工夫を生み出した。顔を見れば即座に客の希望・流行を考慮した似合う髪型が湧いてくる。現在も技能向上に努めながら、講師も務め技能の伝承に尽力している。常に創意工夫を続けて、技を磨く街のマイスターである。
川崎区在住。すみれ美容室経営。
仕事をはじめたきっかけは
子供の頃からデザインすることが好き。特にお花が好きで、庭にいろいろな花を育てて、それで遊ぶことが好きでした。美容師になろうと思ったきっかけは、中学2年生の時に、姉のお友達で大好きだった看護婦さんから、「女の人でも手に職を持っていると食いっぱぐれなくていいわよ」と聞いて。それで、看護師か保育士か髪結いかと考えて、自分でデザインすることが好きだから、やはり髪結いになろうと決めました。
仕事をする上で1番おもしろいと感じることは
髪型でも帯結びでも、自分でデザインして、仕上がった時が一番幸せです。明治座や国立劇場で束帯や十二単のショーがあって、その舞台で仕事をさせていただいたことは、お店ではできない仕事なので、とても印象に残っています。一番嬉しいのは、コンテストに出て優勝した時。それから、人の話を聞くことが好きです。お客さんとお話しすると、いろいろなことを教えてくれます。
長年、継続して技能研鑽に努めることができた理由は
美容師にとって大切なものは感性。感性がない人はデザインができませんので、感性は絶対です。私はデザインが好きなので、他の道に行くことは全然考えませんでした。このまま死ぬまで美容師を続けるつもりです。
榎本さんが自分自身で誇れる技術は
常に勉強だと思っているので、自信はありません。着付けの恩師がいて、その先生がいるから現在があると思っています。今でもその方のところへ通って勉強しています。強いていえば、仕事が早いことでしょうか。それに、特に考えなくても、仕事をしながら自然とデザインが出来上がってしまいます。成人式などで予行練習をする美容師さんもいると聞きますが、初めて来たお客さんの顔に合わせてその場でやるのが手仕事だと思います。
ものづくりの魅力とは
いろいろなデザインが完成することが一番楽しいです。美容師の素養は結い上げや着付け、メイク、すべてができること。そうした技術や楽しさを伝えたいと、着付け教室や講習会を開いて、若い人たちに教えています。
今後、ものづくりを目指す方へ
自信過剰にならず、常に勉強と心掛けて、教わり上手、習い上手であることが大切です。わたしは着付けの恩師から沢山のことを教わり、人間関係が大事だということをすごく学びました。美容学校で勉強したから全部できると思わず、いろいろな人と出会って、話をして、学ぶという姿勢が大切だと思います。そして、自分を押し売りするのではなく、お客さん、人の心を読み取ることが大切です。人間は穏やかでないと、人がついてきません。
下記サイトでは榎本さんの技術を動画やマンガでお伝えしています
平成21年度認定かわさきマイスター 榎本かつ子さん(美容師) (Youtube動画外部リンク)
川崎純情小町のThe職人魂「かわさきマイスター榎本かつ子(美容師)」 (Youtube動画外部リンク)
榎本かつ子さん紹介マンガ (PDFデータ)
問合せ先
すみれ美容室
- 営業時間 午前9時30分~午後6時00分
- 休み 火・第2・第3水
お問い合わせ先
川崎市経済労働局労働雇用部技能奨励担当
住所: 〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地
電話: 044-200-2242
ファクス: 044-200-3598
メールアドレス: 28roudou@city.kawasaki.jp
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