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落合康孝 プリント配線基板製造工 TSS株式会社 川崎市高津区 平成19年度認定かわさきマイスター

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2018年8月29日

かわさきマイスターのシンボルマーク

かわさきマイスターのシンボルマーク

ものづくりの原点である手をモチーフに、その発展を花の開花、鳥の羽ばたきの形で表現しています。

落合康孝(おちあいやすたか)

平成19年度認定かわさきマイスター 職種:プリント配線基板製造工 川崎市高津区

落合康孝さん顔写真

積層技術・めっき技術・エッチング技術に加えて機械加工にも精通しており、多様な技術を基礎に新しいプリント配線基板の開発と製造を行っている。ものづくりの引き出しが多く、LED照明用放熱アルミ基板、パワー基板(大電流基板)、バスバー基板(銅バーを活用したハイブリッド車・電気自動車用のパワーユニットで世界初の完全実用化)を開発・量産化した。発想、創意工夫、試作、製品化など多方面に秀でた電子技術のマイスターである。技能の継承や後継者育成にも熱心に取組んでいる。
高津区在勤。TSS株式会社勤務。

仕事をはじめたきっかけは

もともと、車のエンジニアになりたくて工業高校の自動車科に入学しましたが、1年ほどでやめてしまいました。しかし、そこにいたわずかの期間ですが機械加工を学んだことが、今の私の加工技術の基礎となったことは間違いありません。10代でいろいろな職業を経験する中で、NC加工という業種に触れ、『ものづくり』や『加工技術』の面白さを知ったことが、基板製造を継続できた理由です。
求人を見て飛び込んだNC加工会社でしたが、私の人生を運命づける出会いとなりました。
当時の基板業界は発展途上の時代であったことから、単純なひらめきが大きな技術革新へと繋がり、大きな満足感を与えてくれました。

 

仕事をする上で1番おもしろいと感じることは

当社は先般、ハワイ島マウナケア山頂にある「すばる望遠鏡」の主焦点カメラユニットの入れ替えに伴う30数枚のカメラ基板ユニットを受注し、3月いっぱいで納品しましたが、これには当社でしかできない独自開発の配線基板技術が投入されています。発注元・国立天文台の公開入札に対し、競合できるところはなく当社が落札しました。私たちの基板技術が認められた証です。 この事例のように、私が扱う基板は開発商品であるため1点1点、テーマが異なるのが面白いところです。また、工場内はさまざまな工程に分かれ、各セクションの担当者は単一工程をこなせばいいのですが、私は開発トップという立場から、その基板の使用目的からユーザーの意向まで、全てを掌握し総合的な判断で『ものづくり』の全工程に携われるのが魅力です。

 

長年、継続して技能研鑽に努めることができた理由は

最初に入った基板加工会社での10年間で、自身の技術と感性が大きく伸びたこと、それが大きく評価され実績に結びついたことが大きな支えでした。当時は半導体ブームで給料も良かったし、他の道に行こうとは考えもしませんでした。そして次に、最初の会社で蓄積した私の技術を必要とする別の会社から声がかかり、そこでさらに技術を磨き、また別の会社にスカウトされる。こうした繰り返しで次々とスキルアップのチャンスに恵まれたのも、結果的に技能研鑽を続けられた大きな理由だと思います。長く続けられた底流には、ものづくりが好きで負けず嫌いという私の性分も幸いしていると思います。

 

落合さんが自分自身で誇れる技術は

基板といえば普通は樹脂加工板だけを想像しますが、私が今やっているのはその樹脂板にアルミや銅など金属板を積層、加工する技術です。それも一般的な金属加工では水や油を使えますが、プリント配線基板にはそうしたものは一切使えません。電子機器には水も油も天敵であり、工程的にも厳しい制約があります。潤滑剤を一切使わないドライ切削で、金属加工メーカーよりも綺麗に仕上げることは至難の業ですが、ドライ切削用の切削ツールまでも独自設計することでクリヤーしています。樹脂加工術や金属加工術だけではなく、関連する刃物や製造装置、工場設計から営業までもできる事が私の強みだと考えます。
落合さん作業風景写真
落合さん作業風景写真2
落合さん顕微鏡で最終チェック中の写真

ものづくりの魅力とは

製品を完成した時の達成感とお客様に喜ばれること、まずこの2点ですね。あとは、仕事をスタートしてからの各ポイントで状況を見極め、乗り超えるべき問題があれば、それを詰めていくことです。食事中とかテレビを見ていても、仕事のことを考えるのが習性のようになっていて、よく家族から怒られますが、常に今携わっている製品のこと、仕事のことを考えるのが私のライフワークのようになってしまっています。『ものづくり』には必ず完成時の達成感があり、この達成感がものづくりの最大の魅力だと思います。

 

今後、ものづくりを目指す方へ

まず人と違う感性を養うことが重要です。例えば丸いボールは前から見ればなるほど丸いが、後ろから見たらどうなんだろうというような発想です。絶えず「何で」「どうして」と考えることが大切です。今は、はみ出すことを良しとせず、そのはみ出た個性が矯正されるような時代ですが、他人と同じ事をやってる以上、同じものしか出来ません。私の知人で60歳の和菓子職人がいますが、子供のような目線でものを捉え、そして形に反映させています。まさしく秀でた感性の賜物であり、達人の技がここにありました。難しい事ですが、これからの若い方には、個性を磨き感性を養うことに期待したい。サラリーマン化する若者が多い中で、一人でも多くの職人を生み出すことが私の使命と考えます。

 

下記サイトでは落合さんの技術を動画やマンガでお伝えしています

平成19年度認定かわさきマイスター 落合康孝さん(プリント配線基板製造工) (Youtube動画外部サイトへリンクします

落合康孝さん紹介マンガ (PDFデータ

問合せ先

TSS株式会社

  • 高津区坂戸3-2-1KSP西419-L
  • 電話 044-299-6451
  • ファクス 044-299-6452
  • 営業時間 午前9時00分~午後6時00分
  • 休み 土・日
  • HP http://www.tssg.com外部サイトへリンクします
  • メールアドレス sales@tssg.com

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川崎市 経済労働局労働雇用部 技能奨励担当

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ファクス:044-200-3598

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