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川崎ぼうさい100企画「みんなで考えるフェーズフリー100!」

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フェーズフリーってどういうこと?

 みなさん、「フェーズフリー」という言葉をお聞きしたことはありますか?最近防災関係のサイトで良く見かける言葉なのですが、どういう意味なのでしょうか?

 「家庭での備え」といって思いつくことって、「非常持ち出し品」だったり、「保存食」・「保存水」ではないでしょうか。他にも、災害時に灯りが必要だと思えば、懐中電灯であったり、電源確保したいなということであれば、バッテリー?発電機?などが必要かもと想像されることも多いですよね。こうした備えも確かに大事ではありますが、みんながみんなできる事ばかりではないことも多いですよね。災害時のためだけに備えるのって結構大変!

 実は備えについては、日常で使っている物や日常の行動様式に少し工夫したり意識したりすることで、そのまま災害時にも使えたりするモノ・コトってあるのではないでしょうか。

 「日頃やっているこれって災害時にも役立つよね?」っていうこと、ありませんか?

 実は、そういうことが「フェーズフリー」の考え方なんですよね。「フェーズフリー」の視点を持って生活することで、日常と災害時のフェーズをなくし、無理なく災害に備えることができるようになります。

 この企画では、そんな「日頃やっているこれって災害時にも役立つよね?」のアイデアをみんなで出しあって共有していきたいと思っています。

フェーズフリーのアイデアをいくつか紹介します

その1 たまにはカセットコンロで晩御飯を

 冬の鍋料理やお好み焼きなどの鉄板料理をする際はカセットコンロで調理して楽しんでいます。もし災害時にガスや電気が止まったとしても、カセットコンロがあれば温かいご飯が食べられます。よくよく考えてみると、日頃から使っていることが機器の点検や燃料の補充管理につながっているので、いざという時も問題なく使えるという安心感が得られますね。

その2 ネコ砂でネコもヒトも安心

 ネコを飼っている方は、ネコのトイレ用にネコ砂を日頃使ってると思いますが、ちょっと多めにストックしてみてはいかがでしょうか。災害時には、水洗トイレも水が使えない状況もあるため、人が使う簡易トイレなどではネコ砂が大活躍!人もネコも安心です。

その3 ご近所での挨拶はやっぱり大事

 普段から近所の方と挨拶することで、日頃の地域の防犯力の向上や地域イベントへの参加がしやすくなったりしますが、これって災害時にも顔見知りになっている関係がお互いの助け合いに繋がるので、大事なことですよね。

危機管理職員が考えた「これってフェーズフリー?」

 フェーズフリーの考え方を参考に、本市危機管理職員が日頃の生活で気づいた「これってもしかしてフェーズフリー?」のアイデアを挙げてみました。

 こちらを参考にしていただき、この中で、「私にもできそうだ!」・「我が家で取り入れてみよう!」というアイデアがあれば幸いです。

 まだまだここにはないアイデアがたくさんあるかと思いますので、「これもフェーズフリーかも?」というアイデアがありましたら、是非お寄せください。みんなで共有し、みんなで防災力を上げていきましょう!

食事・食糧編

ローリングストック(循環備蓄)のススメ

日頃、食品や日用品を多めに買い置きして、消費期限の近いものから使っています。災害時には備蓄品となり、在宅避難生活も何日かは維持できるかと思います。

オートミールは防災食?

手軽な調理で栄養が取れるので、毎朝オートミールをヨーグルトに入れて食べています。オートミールは水でふやかすとお粥のようになるので、普段から多めにストックしておけば、長期間の在宅避難時にも非常食代わりになります。ネット検索などでオートミールのレシピがたくさんあるので参考にすると料理の幅も広がります。

ふりかけも大活躍?

日頃から、おかずが無いとき用に、ふりかけを常備しております。何種類か、栄養バランスも考慮したものを買っています。災害時には、アルファ化米だけでは味気ないときに、ふりかけがあると食べやすいし、保存性があるので安心です。小さい子もふりかけがあれば食べやすいかも。

プロテインを飲む習慣

 日頃、筋トレが終わったらプロテインを飲み、筋肉UPのため使用しています。災害時ではカロリー摂取から、プロテインを飲むことによる筋肉量の維持、速やかな疲労回復などの効果もあるため、有効です。最近では女性の方が健康維持のために飲むことが増えたほか、高齢者の方も肉や魚があまり食べることが出来なくなっても、プロテインを飲んで筋肉量の維持を行うことがあります。普段の健康管理から災害時の備えにもなり、まさにフェーズフリーの飲み物かもしれません。災害時の栄養補給にもなるプロテイン。保存性もあるし、日常生活に取り入れておくといいかも。

野菜ジュース(災害時にも野菜をとりたい)

我が家では小パックの野菜ジュースをまとめ買いし、サラダ等を準備する時間がない場合に朝食と一緒に出しています。災害時は、普段以上に栄養のバランスが崩れやすいので、ストックしている野菜ジュースを飲むことで、健康面に配慮した食事を取ることができます。パックの野菜ジュースならある程度は常温保存が効きますし、長期保存用の野菜ジュースなどもありますので参考に。

トイレ編

段ボールを一定量確保

最近はネットで買い物をすることが多くなり、段ボールを多く手にする機会が多くなりましたが、手ごろな段ボールを捨てずに取っておいています。災害時に便器が破損してしまった場合などは、何かで簡易的なトイレを作らないと不便ですよね。そこで、とっておいた段ボールを簡易トイレに活用できます。ネット検索で簡易トイレの作り方なども多数紹介されていますので、時間のあるときに訓練として作成してみてはいかがでしょうか?

ワンちゃんトイレの活用?

我が家では犬を飼っているので、ペットシーツを毎月買っています。多い日は一日2回交換するなど、とてもよく使うものです。断水、停電、下水管の破損等により自宅のトイレが使えない場合、便座にゴミ袋を被せ、その中にペット―シーツを入れれば、即席の携帯トイレに早変わりします。ペットシーツは厚手で消臭機能も強力にできているので、もしかして、市販の携帯トイレより高機能かも?実際に体験しましたが、きちんとゴミ袋を縛れば臭い漏れもなく、大変に有用な手段です!

備蓄編

飲料水を箱買い

飲料水やお茶、炭酸水を箱買いしています。日常的に消費するので、24本入り1箱が常備されています。減った分はまた購入するというローリングストックができ、災害時の水不足にも対応できます。

トイレットペーパーを賢く爆買い

薬局で安く販売する日を狙って3ダースほど買いだめします。災害時、衛生的に過ごすために必要なものなので、多めに買っておいてあります。

電気・電源編

あると便利!モバイルバッテリー

スマホでソーシャルゲームをしていると、外出先でもすぐに電池が無くなるため、モバイルバッテリーを買いました。災害時はいつもどおりにスマホが充電できるとは限りません。大切な人と連絡が取れるように、常に持っているといざというときに安心です。

電動自転車でスマホ充電?

普段使っている電動自転車でスマホが充電できます!といっても頑張ってこいで発電する必要はありません。自転車からバッテリーを取り外し、専用のアダプターに取り付けると、USBポートからスマホなどの充電が可能に!

情報編

料理中のBGMにFMラジオを!

料理のときなどにラジオをつけてBGMとして流しておく習慣があります。災害時の情報収集の手段としてラジオがあることを認識でき、どんなラジオ局があるのかなども把握できるようになるので、いざというときの情報入手に役立つのではと思います。

生活編

キャンプ用品はもうフェーズフリーでしょ!

普段からキャンプが趣味のため、ランタンやコンロ、テントを使いこなしています。災害時には、非常灯や火元にもなり、テントは建物倒壊時の一時避難するスペースに活用できるので安心です。

「無事ですタオル」は使ってナンボ

我が家では、防災訓練のときにもらった「無事ですタオル」を日ごろからバスタオルとして使用しており、家族みんながその本来の使い方も知っています。災害時にはこれを玄関ドアなどに垂らしておくことで、無事であることを周知でき、安否確認がスムーズに行うことができます。

自転車ヘルメット買うか悩んでいる?

我が家では、家族全員が日頃から自転車を使うので、この機会に自転車ヘルメットを購入し使用しています。災害時には、ヘルメットの代用にもなりますし、日頃の安全対策も大事ですね。(防災用とは安全基準等が違うのであくまで参考に。)

お問い合わせ先

川崎市危機管理本部危機管理部周年企画担当

住所: 〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地

電話: 044-200-0514

ファクス: 044-200-3972

メールアドレス: 60kikika@city.kawasaki.jp

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