川崎ぼうさい100企画「ローリングストック(循環備蓄)のススメ」
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ローリングストックってご存知ですか?
「rolling stock」の英語を直訳すると「車両」という意味になってしまいます。実は「rolling(回転する)」+「stock(蓄え)」の和製英語でして、「循環備蓄」と言うとイメージが分かりやすいかと思います。
普段から、食料であればツナ缶や大豆ミートなど好みの常備食材を少し多めに買っておいて、普段の料理で消費しながら買い足していく、そうすると常に一定量の食料が自宅にある状態となり災害時への備えにもなる、これが「ローリングストック」です。
食料以外にも日常で使う消耗品・消費物(水やトイレットペーパー、乾電池など)もローリングストックをしておくと安心ですね。
分かりやすいイメージを図解しているサイトなどもありますので、参考にしてください。
ローリングストックした食材で美味しい料理を!
どういう食材をローリングストックして、日常的にどんな料理ができるのか。自分で考えてみるのも楽しいですが、具体的にこんなレシピでこんな料理が出来たよって紹介してもらえると、なんか嬉しいですよね。
「溝の口減災ガールズ」さんより、肉野菜の生姜味噌味
では、さっそくですが、市内を拠点にローリングストック(循環備蓄)の必要性をメインに、災害を自分ごととして考えるワークショップなどを展開されている「溝の口減災ガールズ」さんに、今回、料理を教えてもらいました。普段は炒める調理でも「パッククッキング」でできるということで今回はその方法で実践してみます。(パッククッキングは災害時にはコンロのガスや水を節約しながら効率良く調理する方法ですので、一度やってみておくと備えにつながると思います。)
ローリングストックを活かし、タンパク質やビタミン、ミネラルなどが豊富な食材で夏バテを予防にもなるレシピです!
材料:大豆ミート約90g (ブロックタイプ)【豚肉でも可】、キャベツ 葉1枚、ピーマン 1個、味噌 大さじ1、おろし生姜(チューブで2cm)、砂糖 小さじ1、みりん 小さじ1。(なお、今回は豚肉ではなく大豆ミートを使用。)(豚肉の場合、軽く塩胡椒を振る)
まずはじめに、野菜は一口大に手でちぎる(手でちぎったり鋏を使うなど、包丁がない時にもカットできます)
次に、全部ポリ袋(【注意】必ず高密度ポリエチレンを必ず使用する)に入れて味が馴染むように揉み込む
次に、ポリ袋の空気を抜き、口の上の方で縛る
次に、フライパンまたは鍋に湯を沸かし、沸騰したらポリ袋を入れて湯煎します。(湯煎時間の半分でポリ袋を返し両面加熱する)
【注意】ポリ袋は耐熱性のある高密度ポリエチレン素材のものを必ず使用してください。
湯煎時間:大豆ミートの場合10分/生肉の場合15〜20分(肉に火が通ればOK)
盛り付ければ完成です。簡単にできますので一度やってみてはいかがでしょうか。
食べ慣れた味で安心するためには、いろんなレシピを試してみて、自分や家族の好きな味に調整していくと良いかと思います。
さあ、みんなでレッツ・ローリングストック・クッキング!!
その他でもローリングストックレシピを紹介しています
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多くのレシピがあります。また、動画で詳しい「パッククッキング」によるご飯の炊き方の説明がありますので参考にしていただければと思います。
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ローリングストック法・パッククッキング レシピ集
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