プラネタリー熱間圧延機歯車モニュメント (ぷらねたりーねつかんあつえんきはぐるまもにゅめんと)
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正式には、「プラネタリー熱間圧延機フィードロール減速機用歯車」といい、ステンレス鋼の塊をロールで薄く延ばす熱間圧延機の一部。二つの歯車の重さは28トンと36トンで、世界で16基といわれるうちの1基であり、同方式としては世界最大である。
昭和41(1966)年、この機械を導入した日本冶金工業は、当時カナダの企業にこの機械の技術指導を打診したところ、高額な指導料を求められた。やむなく独力で運転技術を開発し、そのノウハウは後にカナダの企業に逆輸出された。この圧延機導入により、同社内でのステンレス鋼一貫生産体制が確立し、生産性が飛躍的に向上し、大量生産が可能となった。その後、経済成長につれステンレス鋼の需要が急増し、生産量も増加していった。
30年間にわたり、日本冶金工業の主力設備であったプラネタリー熱間圧延機は、老朽化のため、平成8(1996)年に引退し、一部が川崎市に寄贈され、モニュメントとして富士見公園に保存されている。

見学可

資料所在地
川崎市川崎区富士見2-1 富士見公園内

アクセス
・JR川崎駅から市バス又は臨港バス5分 教育文化会館前下車徒歩1分
・川崎駅から徒歩15分
お問い合わせ先
川崎市川崎区役所まちづくり推進部地域振興課
住所: 〒210-8570 川崎市川崎区東田町8番地
電話: 044-201-3136
ファクス: 044-201-3209
メールアドレス: 61tisin@city.kawasaki.jp
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