政策情報かわさき第30号
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第30号 内容紹介
巻頭のことば
多様な主体の連携による地域課題解決に向けて
~いま試される「かわさきの地域力」~
川崎市長 福田紀彦
特集 かわさきの地域力 ~多様な力を紡ぐ取り組み~
近年、人口減少や少子高齢化の進展、若年層を中心とした地域コミュニティ意識の希薄化などを背景として、都市部における地域コミュニティの脆弱化が指摘されています。
その一方で、町内会・自治会や市民活動団体などによる地域課題の解決に向けた取り組み、事業者による社会貢献活動(CSR)、大学による地域貢献・地域交流の取組などが活発に行われており、地域における「つながり」や地域の「力」にあらためて注目が集まっています。
そこで本特集では、川崎における地域コミュニティの活性化や地域課題の解決に向けた取り組み、地域の多様な主体が相互に連携を図りながら市民自治を実践している事例などを紹介し、「かわさきの地域力」を探っていきます。
政策情報かわさき第30号
「地域力アップかわさきフォーラム」から
平成25年11月9日に開催した「地域力アップかわさきフォーラム」では、「地域力」を全体テーマとして取り上げました。基調講演、パネルディスカッション、パネル展示といった当日のプログラム内容を概観しています。
【基調講演】「町内会・自治会と市民活動団体が連携したまちづくり」
大阪ボランティア協会常務理事、日本NPOセンター代表理事 早瀬 昇
【パネルディスカッション】「地域のつながりを広げる事例とポイント」
《コーディネーター》 (公社)神奈川県地方自治研究センター研究員 谷本 有美子
《パネリスト》 横浜市鶴見区平安町町会・平安福祉賛助会会長 河西 英彦
NPO法人小杉駅周辺エリアマネジメント専務理事 塚本 りり
宮前区鷺沼町会副会長 恒川 康夫
身近な取組事例を通じて地域のつながりを広げるポイントを共有することを目的に開催したパネルディスカッションの様子を紹介しています。
【パネル展示】「地域力アップ」 事例めぐり」
町内会・自治会、市民活動団体 全15団体
地域課題解決に向けた活動や地域のつながりを活かした活動を紹介しています。
インタビュー 世代を超えた交流の場づくりを目指して -幸区住民交流活動拠点「陽だまり」の運営-
(社福)川崎市幸区社会福祉協議会
小倉の駅舎 陽だまり
日吉第三地区社会福祉協議会会長 加藤 満治
幸区小倉中町内会会長 土倉 護曜
管理人 有山 節子
塚越の陽だまり
(社福)川崎市幸区社会福祉協議会副会長 楢林 照江
《聞き手》政策情報かわさき編集部
地域の多様な資源を活かして運営を行う幸区の2か所の住民交流活動拠点「陽だまり」について、施設を設置する(社福)川崎市幸区社会福祉協議会を訪ね、地域における世代を超えた交流・つながりを生み出す拠点づくりの秘けつを地域の方々に伺いました。
論考 -多様な主体の連携による地域課題の解決に向けた区役所の取り組み-
〇武蔵小杉駅周辺における新たなコミュニティの形成
中原区役所地域振興課 担当係長 東 伸享
中原区では、平成25年度に、武蔵小杉周辺地域に暮らし、働く人が、共に地域の魅力や課題を話し合い、住みよいまちを創造していく持続可能な新たなコミュニティの形成が求められている中、まちの現状と将来像を共有し、魅力あるまちにすることを目的に、地域の住民代表、地域企業、学識経験者、行政が一体となって地域の課題を協議する「武蔵小杉駅周辺地域連携推進委員会」を立ち上げました。そのほか、持続可能な新たなコミュニティの形成に向けた武蔵小杉駅周辺地域における取組を紹介しています。
〇子ども包括支援事業「こどもサポート南野川」の取り組み
~地域ぐるみで行う子ども子育てサポート~
宮前区役所こども支援室 担当課長 峰尾 直子
宮前区では、区内の子どもを取り巻く課題や「家庭における子育てを地域でサポート」すべきではないかという区民会議からの問題提起等を受け、0歳から18歳までの子どもを年齢や要因によって区別することなく、また、子どもの成長に必要な支援が、区役所、NPO、関係機関及び地域が一体となって途切れることなく行われていくことを目指して、平成21年度から子ども包括支援事業「こどもサポート南野川」に取り組んでいます。
本市の政策展開から
京急川崎駅周辺における安全対策
建設緑政局企画課 清水谷 勇介
セーフティネットの底が抜けた!
健康福祉局生活保護・自立支援室 担当係長 広岡 真生
地域と連携した「東海道かわさき宿交流館」の開館
総合企画局公園緑地まちづくり調整室 担当係長 藤堂 泰助
総合企画局公園緑地まちづくり調整室 担当係長 田島 歳宜
川崎区役所地域振興課 まちづくり推進係長 土屋 昌庸
高層共同住宅と消防の連携強化の取り組み ~地域特性に応じた総合的な防災力向上~
消防局中原消防署警防第1課 課長 飯田 康行
現場の目
多摩区におけるまちづくりの取り組み ~地域デビューを進めよう!~
多摩区役所地域振興課 まちづくり推進係長 山口 弘
明治大学黒川農場と連携した生ごみリサイクルの取り組み
環境局減量推進課 主任 須賀 治
協働のプラットフォームによる生田緑地の運営 ~生田緑地マネジメント会議の取り組み~
建設緑政局生田緑地整備事務所 課長補佐 磯部 由喜子
派遣職員が見た川崎(1)
多摩川を結ぶ自治体交流 ~川崎市と大田区~
経済労働局工業振興課[大田区から派遣] 栗原 優
研修の窓
岩手県における被災家屋等への太陽光発電導入費補助を通じた被災地支援の取り組み ~地域特性に応じた総合的な防災力向上~
環境局交通環境対策課[岩手県派遣] 田邊 智弘
地域の資源を活かしたまちづくり ~まちづくりに関わる上で市職員が意識すべきこと~
総務局人材育成課[(株)三菱総合研究所派遣] 山田 将史
コミュニティの芽(1)
KS(川崎・専修)ソーシャル・ビジネス・アカデミーの先駆的な取り組み ~川崎市・専修大学共同による市民ビジネス人材育成~
専修大学経済学部教授、KSソーシャル・ビジネス・アカデミー長 徳田 賢二
記者の目
「音楽のまち」を市の宝に
日本経済新聞社 川崎支局長 管野 宏哉
お問い合わせ先
川崎市 総務企画局都市政策部広域行政・地方分権担当
〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地
電話:044-200-0386
ファックス:044-200-3798
メールアドレス:17tihobu@city.kawasaki.jp
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