タケキリ・ツンナグリ・セーオトシ(たけきり・つんなぐり・せーおとし)
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所在地
川崎市川崎区殿町1‐17‐19

所有者
川崎市立殿町小学校

タケキリ・ツンナグリ・セーオトシ

斜めに立てかけられた4本の棒状の道具は、右から順にタケキリ、ツンナグリ、ツツサキ、セーオトシといいます。いずれも網ヒビ(海苔網)の支柱を抜いたり補修したりするための道具で、昭和20年代から40年代にかけて使われました。浜が埋め立てられて漁場が沖へ移動し、深い所で作業をするようになると、こうした作業はオオブネの上からポンプやウィンチ、ボウヌキガマなどを使い、2~3人で行われるようになりました。タケキリとツンナグリは、使えなくなったり途中で折れてしまった支柱を、切り取ったり突き切ったりするために用い、ツツサキはポンプの先に付けて水圧で土中に穴をあけるために使いました。セーオトシは棒の先端についた鉄の金具で、支柱についたフジツボを削り落とす道具です。フジツボのことを方言でセーツコロ(あるいはセーコロ)と呼んでいました。
一般公開 有(要事前予約)

お問合せ先
川崎市立殿町小学校
電話:044‐266‐4886
コンテンツ番号5866
