平成30年6月9日(土)に、平成30年度(第1回)川崎市ファーマーズクラブを開催しました。
ファーマーズクラブは、普段農業に接する機会の少ない市民の方に、農業体験や青年農業者との交流を通して、川崎の農業を知っていただくことが目的です。多摩区中野島の畑で今回は、タマネギ、ジャガイモの収穫に加え、サツマイモ、落花生の植付けも行いました。また、前日に収穫したジャガイモの試食をしました。
次回第2回(11月)は今回植付けしたサツマイモの収穫と、落花生の収穫をしていただく予定です。
前日まで雨が降っていましたが、当日は最高気温30度の快晴でした。序盤から暑さとの闘いでした。
ジャガイモの収穫
3月に川崎市農業青年協議会のメンバーが植え付けたジャガイモです。この状態だとジャガイモにあまり見えませんね。
まずは、土の上に出ている茎や葉の部分を切って、作業しやすくします。
こちらがジャガイモの果実です。一見すると青いミニトマトにも見えますが、食べられないそうです。
茎と葉を切り終わったら敷いてある黒いビニールフィルム(マルチ)を引き剥がします。これで土を掘る作業ができますね。
ちなみにこの黒いビニールは保温効果や病害虫予防、雑草対策になるために張っています。
川崎市農業青年協議会の木所さんが収穫方法や品種の説明などをしてくれました。
品種は「アンデスレッド」、「キタアカリ」、「北海コガネ」という品種です。
「これ小っちゃいー、あっちは大っきいー」などあちこちで歓声が沸き起こっていました。地下茎からいくつもジャガイモが採れる様子に子どもたちは興奮気味でした。
タマネギの収穫
川崎市農業青年協議会の松澤さんがタマネギの品種や収穫について、説明します。
昨年11月のファーマーズクラブ参加者が植えつけたタマネギです。
このタマネギは「ケル玉」と呼ばれる品種です。大きく、保存することで甘みが増します。
1家族1袋に目一杯詰めてお持ち帰りしていただきました。
サツマイモの植付け
植付けに際し、やり方や注意点などに関して川崎市農業青年協議会の木下さんからお話を聞きました。子どもたちにも分かりやすいよう、木下さん手作りのイラストを描いて丁寧に説明していただきました。
川崎市農業青年協議会の浅谷さん手作りの苗挿棒を使って一株一株丁寧に苗を植えていきます。
植付けの仕方
慣れない作業に苦戦していると、川崎市農業青年協議会のメンバーが優しくフォローしてくれます。深すぎないように、葉が出るように植付けます。
落花生の植付け
川崎市農業青年協議会の立川さんから落花生の植付けについて説明を受けます。
落花生の名前の由来や植付けの仕方を教わりました。
ポットに入った苗を1家族5株植付けました。元気に育つことを願って植付けます。
意見交換
最後に、ファーマーズクラブ恒例となった参加者と青年農業者との交流コーナーを行いました。
参加者からの質問に川崎市農業青年協議会のメンバーが答えたり、川崎の農業についてお互いの意見を交わしました。