泉福寺の手水石
- 公開日:
- 更新日:
泉福寺には、嘉永年間の苗代づくりの最中に、泥の中から発見されたと伝えられる薬師如来の霊験を慕い、多くの人が詰めかけました。
その情景は寺に残る市重要歴史記念物「板面着色絵馬泉福寺薬師絵図」に生き生きと描かれています。
この手水石(ちょうずいし)には、絵馬に書かれた年紀と同じ嘉永7(1854)年の銘があり、参詣者の急増を踏まえ、参詣者の便を図るために地元の若者中が奉納したもので、当時の泉福寺の賑わいを伝える資料です。
【銘文】
正・『盥漱水』
裏・旹嘉永七甲寅年/初冬吉辰/当山廿六世純国代/寄附小台南豊□/世話人当村若者中/石工原兼□光信

員数
1基

種別
有形民俗文化財

所在地
宮前区馬絹2-9-1

年代
嘉永7(1854)年

規模
高さ43cm、幅90cm、厚さ47.3cm

公開情報
屋外にあり、常時見学可能です。
お問い合わせ先
川崎市教育委員会事務局生涯学習部文化財課
住所: 〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地
電話: 044-200-3305
ファクス: 044-200-3756
メールアドレス: 88bunka@city.kawasaki.jp
コンテンツ番号172092
