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馬絹の花供養塔

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まぎぬのはなくようとう

 宮前区馬絹地区では、東京や横浜といった大都市に近接している地の利を生かし、花卉の栽培が盛んに行われてきました。梅・桃・桜等の枝物の栽培が特色で、室(むろ)と呼ぶ貯蔵用穴に保管して開花の時期を調整するほか、花芽が落ちないように枝を束ねる枝折(しおり)の技術が現在でも受け継がれています。

 毎年8月17日に花に感謝しその霊を慰めるため、花供養祭が行われており、2018年には第100回を迎えました。

 この供養塔は、大正10年に設立された馬絹花卉生産組合によって、馬絹の泉福寺境内に昭和38年に建立されたもので、地域の生業の歴史を伝える資料です。

員数

1基

種別

有形文化財(歴史資料)

所在地

宮前区馬絹2-9-1

年代

昭和38(1963)年

規模

高さ270cm、幅84cm

公開情報

屋外にあり、常時見学可能です。