公共施設木質化リノベーション事業
公共施設木質化リノベーション事業
川崎市では、木材利用が地球温暖化防止、国土の保全、森林再生等に寄与することから、平成26年に「川崎市公共建築物等における木材の利用促進に関する方針」を策定するなど、建築物における国産木材の利用促進に取り組んでおります。
その一環として、多くの市民が利用する公共施設の一部において、内装や家具等の木質化リノベーションを実施することにより、改修を通じて施設が抱える課題の解決や利便性の向上と併せ、市民が木に触れる機会創出を図る事業です。
本事業は森林環境譲与税を活用しており、本市ではこの取組を通じて、森林の循環「伐って、使って、植えて、育てる」の「使う」に貢献する都市部での木材利用を進めています。
令和4年度 宮前区役所向丘出張所を木質化リノベーション
令和4年度は宮前区役所向丘出張所において実施し、この度、エントランスロビー等における木質化リノベーションが完成しました。この木質化空間を通じて、森林の「伐って、使って、植えて、育てる」の循環の重要性を啓発しながら、地域の居場所・活動交流の場としてより一層活用を進めていきます。
木質化概要
使用木材
鳥取県産スギ、埼玉県飯能市産サワラ 等
合計 4.73m3
使用木材のCO2固定量
3.0t-CO2
森林循環の啓発
エントランスに木製「学びのプレート」設置
受託業者
ヒットデザイン建築設計事務所
木質化の様子

令和3年度 NANOBICを木質化リノベーション
新川崎・創造のもりに立地するナノ・マイクロ産学官共同研究施設「NANOBIC」(幸区)が抱える、「入居者が集うスペースとして、オープンイノベーションが産み出される土壌を形成したい」「木のぬくもりを活かして入居者の憩いの場を提供したい」等の諸課題に対し、プロポーザル方式で決定した提案に基づいて国産木材を利用した木質化リノベーションを実施し、研究開発環境や利便性の向上を図るとともに、来訪者等が木に触れる機会を創出しました。
木質化概要
改修場所
1階広報兼アメニティスペース、2階打合せスペース、屋外案内板
改修内容
壁面、什器(テーブル・椅子、パーティション)、サイン等の木質化
設計・施工者
ジェクト株式会社
使用木材
秋田県産ナラ・サクラ、和歌山県産スギ・ヒノキ ほか(2.1m3)
主な改修場所

令和2年度 麻生区役所2階を木質化リノベーション
「建物内が暗く、古い」「情報コーナーのチラシの場所が分かりづらい」「市民ホールに統一感がなく、老朽化しているさまざまな什器等が設置してある」など、麻生区役所が抱える諸課題に対し、国産木材利用を通じた課題解決や利便性の向上とあわせ、市民が木に触れる機会を創出するため、プロポーザル方式で提案を求め、木質化を実施しました。
木質化概要
改修場所
麻生区役所2階総合案内、行政情報コーナー
改修内容
総合案内受付台、机の天板、チラシ配架台
設計・施行
株式会社 イトーキ
使用木材
秋田県産ナラ・サクラ、和歌山県産スギ・ヒノキ ほか(2.1m3)
主な改修場所

総合案内

既存テーブル木質化
行政情報コーナー
令和元年度 中原区役所1階を木質化リノベーション
「来庁者が全体的に暗く、古い印象を持つ」「庁舎全体の案内サインや総合案内の場所がわかりにくい」等、中原区役所が抱える諸課題に対し、国産木材利用を通じた課題解決や利便性の向上とあわせ、市民が木に触れる機会を創出するため、プロポーザル方式で提案を求め、木質化を実施しました。
木質化概要
改修場所
中原区役所正面出入口側(西側)1階、待ち合いスペース、EVホール付近
改修内容
壁面、什器(ベンチ・記載台、パンフレット台)、サイン等の木質化
設計・施工者
ジェクト株式会社
使用木材
北海道産道南杉ほか(4.4m3)
主な改修場所の内観

総合案内

待合ロビー

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お問い合わせ先
川崎市 まちづくり局総務部企画課
〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地
電話:044-200-2703
ファクス:044-200-3967
メールアドレス:50kikaku@city.kawasaki.jp

