排気ダクトに出火危険!飲食店の火災予防
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飲食店に潜む出火危険
こんろによる火災の多くは「消し忘れ」がその出火原因となっていますが、飲食店では、それに加えて油汚れへの引火・過熱が原因となって発生した火災事例が増えています!
ひとたびお店から火災が発生すると、お店の大きなイメージダウンになるばかりか、従業員やお客様の命を危険にさらしてしまう恐れがあります。
飲食店の関係者の皆様は、日頃から次のとおり出火防止対策を心掛けましょう。
排気ダクト等の点検・清掃
油を含んだ煙が通過するレンジフード・換気扇・排気ダクトは、最も油汚れが付着しやすい場所です。
また、温度の上昇により自動的に閉じて、排気ダクトへの炎の進入を防ぐ防火ダンパーは、清掃を怠ると、蓄積した油汚れによって作動しない場合があるので、特に注意が必要です。
従業員の日常的な点検・清掃のほか、清掃が困難な場所や、特に汚れがひどい箇所については、専門の業者に依頼するなどして、常に清潔に保つことを心掛けましょう。
焼肉店は無煙ロースターにご注意を!
多くの焼肉店には、発生した煙を常時吸い取る無煙ロースターがあります。
煙を気にせず肉を焼くことができて便利な無煙ロースターですが、その機能から特に油が付着しやすく、汚れが溜まりやすいにもかかわらず、内部を目視しにくいため放置されがちです。
専門業者等による定期的な点検・清掃を行いましょう。
焼肉店関係者の皆様へ
- 焼肉店からの出火にご注意を!!(PDF形式, 785.46KB)別ウィンドウで開く
注意喚起のリーフレットです。
厨房設備等の点検・清掃
こんろ等のガス機器は常に清潔にして、定期的に作動点検、外観確認を行い、異常を感じたら直ちに専門業者に相談しましょう。
また、こんろ周囲は整理整頓し、可燃物を放置しないように心掛けましょう。
防火意識の向上を図る
実災害を想定した消防訓練の実施などにより、万が一火災が発生しても、迅速・確実に行動できるように役割を分担し、従業員や関係者への防火教育を徹底して、お店全体の防火意識を向上させましょう。
- 119番通報 勤務先の住所や周囲の目印、お店の名称など、通報時に伝えることを確認しておきましょう。
- 初期消火 消火器の設置位置や使用方法を確認しておきましょう。
- 避難誘導 お客様や従業員に呼び掛けて、安全に避難させる経路を確認しておきましょう。
火災時における対応要領
- 火災対応リーフレット(PDF形式, 202.36KB)別ウィンドウで開く
参考としてご活用ください。
お問い合わせ先
川崎市消防局予防部予防課
住所: 〒210-8565 川崎市川崎区南町20-7
電話: 044-223-2703
ファクス: 044-223-2795
メールアドレス: 84yobo@city.kawasaki.jp
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