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迅速測図(川崎市域)モニュメント (じんそくそくず〔かわさきしいき〕モニュメント)

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 明治政府は、地図がなかったために、維新後各地で勃発した反乱を抑える上で苦戦したことから、明治13(1880)年に関東平野全域の地図作成に着手した。国土の詳細な地図の整備を早急に進めるため、基準点測量を経ず、現地で平板測量から始める迅速測図方式が採られた。明治19(1886)年に完成した「第一軍管地方2万分1迅速測図原図」は、近代測量の基礎となった地図であり、等高線等による地形表現のほか、水彩絵具により市街地や田畑を巧みに彩色してあり、江戸時代の面影を残した明治前期の関東平野の状況を見ることができる美術史的にも価値ある資料となっている。
 このモニュメントは、川崎区小川町「さくらロード」の周辺整備の際、工業地帯になる以前の川崎の姿をとどめようと、原図を基に出版された迅速測図をタイルに焼き、整備されたもの。
 なお、この広場の名称「さくらロード」は、市の募集に応じ、地元小川町町内会の方が命名した。

さくらロード迅速測図の全体図
さくらロード迅速測図の拡大図

見学可

資料所在地

川崎市川崎区小川町地先

アクセス

JR川崎駅から徒歩10分

お問い合わせ先

川崎市川崎区役所まちづくり推進部地域振興課

〒210-8570 川崎市川崎区東田町8番地

電話: 044-201-3136

ファクス: 044-201-3209

メールアドレス: 61tisin@city.kawasaki.jp

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