わが国初の誘導電動機(復元) (わがくにはつのゆうどうでんき〔ふくげん〕)
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誘導電動機とは、磁場(磁界)と電流の相互作用による力を利用して回転運動を起こし、電気的エネルギーを機械エネルギーに変換する装置を指す。この資料は、平成7(1995)年に復元された国産初のニ相誘導電動機。
世界初の誘導電動機は、明治21(1888)年にニコラ・テスラ氏により発明された。日本では、その7年後の明治28(1895)年に、芝浦製作所(現・東芝)がその製造に成功した。この日本初の誘導電動機は、同年入社した技師・岸敬二郎氏が大学の卒業論文に基づき、設計制作した25馬力ニ相交流誘導電動機で、その前年の60kWニ相交流発電機の製造と並び、東芝が重電機メーカーとしての基礎を築く出発点となった記念すべき製品である。
明治20年代後半は電気事業が盛んになり、芝浦製作所は電気機械の需要増大を見込み、電気機械製造の製作に着手した。その後、同社では大容量化にむけ研究開発を進め、大正6(1917)年には4000馬力という超大容量の誘導電動機を完成させている。

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