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3Dプリンタでの自助具製作記録ムービー「MAKERS」テキスト情報

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2019年6月6日

コンテンツ番号96427

「MAKERS」のあらすじをテキスト情報として掲載します。
障害のある方をサポートするツールに、"自助具"、というものがあります。
これは私がパソコンのキーボードを打つ時の自助具ですが、他にも電動の歯ブラシを固定するものや、髭剃りを固定したりといったようなものもあります。
自助具は、使う人の体の状態や生活環境のちょっとした違いで、必要な形が大きく異なる場合があるため、自分に合ったものをなかなか入手できないという問題がありました。
  
障害と一括りに言われても、度合いは個人個人で違うので、各々違います。
同じ脊髄損傷でも、残存機能が違っていて、僕の場合は、左腕の機能を失っているので、片手で両輪を動かすような車椅子を使っています。

そこで私達は、障害のある方一人一人の状態にフィットした自助具を、デザインし、製作する工程を、どうすれば簡単に実現できるか、ということを考えるプロジェクトを立ち上げました。
近年、3Dプリンタが低価格化したため、とても簡単で安価にプラスチックで望んだ形を得ることができるようになってきました。
しかし、造形に必要な3次元形状をデザインする作業は、それほど簡単ではありません。
誰がどのような役割を担えば、3Dプリンタを自助具の製作に活用できるか、ということを実践を通して明らかにできれば、今後の普及を促進できる可能性があります。
 
このプロジェクトには、障害当事者、作業療法士や理学療法士、そしてエンジニアが関ります。
まずは、障害者の思いを明確にするプロセスからワークショップが始まります。
自身の生活を見つめ直し、ちょっとした不便を感じる状況と、その背景をみんなで共有します。
次に、エンジニアが、その形をより具体化します。
具体化する際には、セラピストと相談し、本人の体の状況と形を照らし合わせるプロセスが必要になります。
実際にものができたら、本人が動作を試します。
うまくいかない場合は、セラピストが協力し、どの部分に問題があるのかを、本人の身体の状態を評価しながら考えます。
このプロセスを数回繰り返すことで、エンジニアが、ようやく体にフィットした形を完成させることができるのです。

この取組の優れている点は、その人らしく生活する、生きるために必要な方法や手段の一つになり得ることです。
私達はこれまでこのような取り組みをする時には、作製するための機材やスペースが必要であること、ハンドメイドであるため、「再現性」が乏しくなってしまうこと、自助具の作製に関する情報が少ないという課題を抱えていました。
しかし、この取組は「低コスト」、「省スペース」、「再現性」、作製したデータの「共有化」の部分で革新的であり、現場の人間として非常に価値を感じています。
これらの技術により、当事者の方の生活の中で、専門職としてより質の高い支援が提供できると考えます。

今までこんなものがあったら良いなという思いを実現するものが自助具だと思っていて、日常生活の中で趣味や仕事に使う自助具を手軽に相談して作ってもらえたら充実していくんじゃないかなと思います。

3次元のデジタルデータを使って、好きな形を好きな時に作れるということを、福祉の世界にもどんどん取り込んでいこうと考えています。
でも、このプロジェクトを通して見えてきたのは、最終的な形状に至るプロセスの重要性です。
今までセラピストが経験的に行っていた適合の作業を、3次元のデータとして残し、共有することで、より多くの人が簡単に自分にフィットした福祉用具を手に入れることができるようになるのです。

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