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平成10年度年平均値

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 平成10年度は,平成9年度に測定した16物質に,2物質を新たに追加し,計18物質ついて測定を行いました。
 環境基準と比較すると,ベンゼンが3カ所の測定地点で環境基準を達成していませんでした。

 測定地点

平成10年度有害大気汚染物質年平均値(単位:μg/m3 *1)
測定物質大師測定局中原測定局多摩測定局池上測定局環境基準
ベンゼン3.43.03.15.53
トリクロロエチレン4.23.72.74.4200
テトラクロロエチレン2.01.91.91.9200
塩化ビニルモノマー0.140.120.0930.18
クロロホルム0.310.380.320.34
ジクロロメタン4.44.53.85.3
1,3-ブタジエン1.00.580.581.8
1,2-ジクロロエタン0.250.140.130.23
ベンゾ(a)ピレン*30.000810.000640.00160.0018
アクリロニトリル0.10.10.10.1
ホルムアルデヒド4.14.13.86.5
アセトアルデヒド3.84.04.05.5
ニッケル化合物*30.0130.0060.0060.023
ベリリウム及びその化合物*30.0010.0010.0010.001
マンガン及びその化合物*30.0510.0330.0290.10
クロム及びその化合物*2*30.0120.0030.0090.038
砒素及びその化合物*30.00170.00150.00160.0020
水銀及びその化合物0.0040.0040.0020.004

*1:μg(マイクログラム)=100万分の1グラム
*2:優先取組物質としては「六価クロム化合物」となっていますが,当分のあいだ,「クロム及びその化合物」としてモニタリングすることになっています。
*3:多摩測定局は、近隣の生田浄水場で測定を実施しています。

 

 物質の種類ごとに測定所別の年平均値をグラフに表してみました。
 物質によっても異なりますが,全体に臨海部の年平均値が高い傾向です。

 なお,アクリロニトリルとベリリウム及びその化合物については,毎月の測定値が全て「定量下限値以下」であるため,年平均値は定量下限値と同じ数値になっています。
 (定量下限値以下とは,物質の濃度が定量できる濃度よりも低い値であることを示します。)

平成10年度の揮発性有機塩素化合物の年平均値のグラフ
平成10年度の非有機塩素系揮発性有機化合物の年平均値のグラフ
平成10年度のベンゾ(a)ピレンの年平均値のグラフ
平成10年度の金属類の年平均値のグラフ
平成10年度のベリリウム、ヒ素、水銀の年平均値のグラフ

注)金属類2のグラフは、金属類1のベリリウム、ヒ素、水銀について拡大したものです。