平成28年度年平均値
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平成28年度年平均値
測定結果
平成28年度は、有害大気汚染物質の優先取組物質のうち21物質について、市内4箇所(中原、多摩、大師、池上)で測定を実施しました。調査地点の詳細については、下記表内リンクをご覧ください。また、有害大気汚染物質及び優先取組物質についての説明はこちらをご覧ください。
環境基準が設定されている4物質(ベンゼン、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン、ジクロロメタン)は、全調査地点(4地点)で環境基準を達成しました。
指針値が設定されている9物質(アクリロニトリル、塩化ビニルモノマー、水銀及びその化合物、ニッケル化合物、クロロホルム、1,2-ジクロロエタン、1,3-ブタジエン、ヒ素及びその化合物、マンガン及びその化合物)についても、全調査地点(4地点)で指針値を満足しました。
環境基準及び指針値についての説明はこちらをご覧ください。
各物質の年平均値を下記表にまとめました。また、近年の濃度推移については、こちらをご覧ください。
測定物質 | 測定地点 | 環境基準 (指針値) | |||
---|---|---|---|---|---|
中原 | 多摩(注2 | 大師 | 池上 | ||
ベンゼン | 0.81 | 0.89 | 1.3 | 1.5 | 3 |
トリクロロエチレン | 0.82 | 0.61 | 1.1 | 1.1 | 200 |
テトラクロロエチレン | 0.26 | 0.24 | 0.26 | 0.26 | 200 |
ジクロロメタン | 1.2 | 1.3 | 1.1 | 1.3 | 150 |
アクリロニトリル | 0.043 | 0.067 | 0.15 | 0.27 | (2) |
塩化ビニルモノマー | 0.013 | 0.019 | 0.033 | 0.02 | (10) |
水銀及びその化合物 | 0.0021 | 0.0021 | 0.0024 | 0.0029 | (0.04) |
ニッケル化合物 | 0.0067 | 0.0054 | 0.0095 | 0.014 | (0.025) |
クロロホルム | 0.22 | 0.48 | 0.21 | 0.23 | (18) |
1,2-ジクロロエタン | 0.086 | 0.090 | 0.088 | 0.090 | (1.6) |
1,3-ブタジエン | 0.071 | 0.076 | 0.16 | 0.34 | (2.5) |
ヒ素及びその化合物 | 0.00075 | 0.00066 | 0.00090 | 0.0011 | (0.006) |
マンガン及びその化合物 | 0.021 | 0.012 | 0.031 | 0.073 | (0.14) |
酸化エチレン | 0.095 | 0.083 | 0.097 | 0.1 | - |
ベンゾ(a)ピレン | 0.00019 | 0.00011 | 0.00046 | 0.00068 | - |
ホルムアルデヒド | 2.7 | 1.9 | 2.8 | 2.6 | - |
アセトアルデヒド | 2.7 | 2.5 | 2.9 | 2.8 | - |
ベリリウム及びその化合物 | 0.000018 | 0.000015 | 0.000026 | 0.000031 | - |
クロム及びその化合物(注3 | 0.0040 | 0.0022 | 0.0071 | 0.022 | - |
トルエン | 6.0 | 17 | 6.3 | 6.8 | - |
塩化メチル | 1.3 | 1.4 | 1.4 | 1.4 | - |
注1:μg(マイクログラム)=100万分の1グラム
注2:多摩測定局におけるニッケル化合物、ヒ素及びその化合物、ベンゾ[a]ピレン、ベリリウム及びその化合物、マンガン及びその化合物、クロム及びその化合物は、近隣の生田浄水場(多摩区生田1-1)で測定を実施しています。
注3:優先取組物質としては「六価クロム化合物」「クロム及び三価クロム化合物」となっていますが、「クロム及びその化合物」としてモニタリングしております。
環境基準が設定された物質の測定結果について
国により環境基準が設定されている4物質の測定結果をグラフにまとめました。測定結果を環境基準と比較するため、環境基準の濃度をグラフの最大値に設定しています。
ベンゼンの濃度については、環境基準の3分の1から半分程度の値でした。また、市内南部(大師、池上)の濃度は、他の地点より高い傾向にありました。
トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン、ジクロロメタンの濃度については、いずれも環境基準を大幅に下回りました。
指針値が設定された物質の測定結果について
国により指針値が設定されている9物質の測定結果をグラフにまとめました。測定結果を指針値と比較するため、指針値の濃度をグラフの最大値に設定しています。
アクリロニトリル、ニッケル化合物、1,3-ブタジエン、ヒ素及びその化合物、マンガン及びその化合物の濃度については、指針値の6分の1から半分程度の値でした。また、市内南部(大師、池上)の濃度は、他の地点より高い傾向にありました。
塩化ビニルモノマー、水銀及びその化合物、クロロホルム、1,2-ジクロロエタンの濃度については、いずれも指針値より低い濃度でした。
お問い合わせ先
川崎市環境局環境対策部環境保全課
住所: 〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地
電話: 044-200-2516
ファクス: 044-200-3921
メールアドレス: 30hozen@city.kawasaki.jp
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