絹本着色 秀月禅尼画像
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絹本着色 秀月禅尼画像 1幅
年代
江戸時代〔慶安3年(1650)〕
法量
縦65.5cm 横27.5cm
所有者
長念寺(多摩区登戸1416)
指定
市重要歴史記念物 昭和36年9月19日指定
解説
像主秀月尼は、菅の領主で徳川家光に仕えた中根平十郎正朝の母であり、慶安元年(1648)に歿した。翌々年本画像が制作され、法泉大徳が大永2年(1522)創建した大永山長念寺の中興開基として寄納された。この地に伝存する江戸時代初期肖像画の好例であり、制作年代が明らかなことが貴重である。長念寺の山号は文禄元年(1592)永池山に改められている。
賛
「生平結法縁 信水深如淵 已五障雲霄一時覚月円 凉台院秀月禅尼」
裏銘
「前大僧正釈宣如(花押) 慶安第三庚寅歳次夏上澣 凉台院 秀月禅尼像 願主 中根平十郎」
箱裏表墨書銘「凉台院殿像 賛 願主 粟津夜正尉 中根平十郎殿」
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