日本民家園の石敢當
- 公開日:
- 更新日:

昭和34(1959)年9月、宮古島をはじめとする沖縄諸島は数度の台風に襲われ、甚大な被害をうけました。
近代以降、川崎市には工場労働者等として沖縄出身者が多く移り住んでいたことから、川崎市議会は超党派で救援を決議し、市民に呼びかけ、総額358万円(当時のレートで1万ドル)を琉球政府へ贈呈しました。
この石敢當は、琉球政府から義援金への返礼品として、昭和35(1960)年に那覇市の市制40周年記念祝賀行事に招待された川崎市議団に託されたものです。
昭和45(1970)年に日本民家園に「沖永良部の高倉」が移築復原された際に、1基が民家園内に設置されました。(1基は現在も収蔵庫で管理)。
近代から現代にいたる川崎と沖縄の交流を伝える文化財です。
員数
2基
種別
川崎市地域文化財 有形民俗文化財
所在地
多摩区枡形7-1 日本民家園内
公開情報
博物館施設に所在し、施設開園時に見学が可能です。
お問い合わせ先
川崎市教育委員会事務局生涯学習部文化財課
住所: 〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地
電話: 044-200-3305
ファクス: 044-200-3756
メールアドレス: 88bunka@city.kawasaki.jp
コンテンツ番号182795
