消防ホースこそ私たちの生命線【川崎署】
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消火活動では欠かすことのできない消防ホースは、
ゴムや布の層が重なりとても丈夫な作りになっています。
しかし、過酷な災害現場では、
釘やガラス、鉄板など、尖ったものと擦れて傷や穴が開いてしまうこともあります。
高い水圧がかかる消防ホースは、穴が開いて使えないことがないように
定期的に耐圧試験を行い日々メンテナンスをしています。
修理が可能な箇所は、自分達で修理を行い、一本も無駄にしないようにしています。
漏えい箇所に目印を付けます。
傷がつかないようにホースは引きずらず撤収します。
担当 野村消防士
消防ホースは、数多くある資機材の中でも、私たち消防隊にとっては、活動の生命線です。
放水するためはもちろん、煙の中での活動では、時として、ホースが退路の目印になることもあります。
使い込んだホースほど扱いやすいので、傷ついたホースは1本1本を丁寧に修理をして大切にしています。
ホースの補修作業手順
(1)金属のブラシでよごれをとります。
(2)補修のパッチを貼る位置を決めます。
(3)専用のボンドを使用し、パッチを貼り付けます。
(4)パッチをしっかりと貼り付けるため叩きます。
(5)パッチの上からさらにボンドを塗ります。
(6)一回り大きいサイズのパッチを貼り付けます。
(7)さらに叩いて接着を完全なものにします。
(8)貼り付き防止のウエスを当てます。
(9)万力を使用しパッチを貼りつけた箇所を圧着します。
(10)この状態で長期間ボンドが乾くまで待ちます。
(11)補修が完了
お問い合わせ先
川崎市消防局川崎消防署
電話: 044-223-0119
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