川崎競馬場で特殊災害の訓練を実施【川崎署】
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令和4年10月31日(月) 神奈川県川崎競馬組合様にご協力をいただき、川崎競馬場にて特殊災害対策訓練を実施しました。
川崎消防署では、定期的に特殊災害に向けた訓練を実施しています。
今回のような他機関と合同して行う訓練はなかなか実施できないため、大変貴重な経験となりました。
この訓練を機に各機関が連携をとり、より迅速な活動ができるよう励んでいきます。
刃物を持つテロ犯
川崎警察署機動隊による犯人確保
活動方針の決定
除染テントの設営
気密性の高い特殊な防護服を着用
要救助者を危険区域から救出
救出した要救助者を除染テントへ搬送
情報を精査し、指示を出す指揮本部
救急隊は安全区域で応急手当と
トリアージを実施
応急救護所へ搬送
その後、重症者から順に病院へ
訓練担当:山口救助隊長
関係機関の御協力により、大規模な集客施設において、このように実践的な特殊災害対策訓練を実施することができました。
今後も川崎消防署の職員全員が一丸となり、訓練を積み重ね、あらゆる災害から川崎区民のみなさんを守っていきます。

特殊災害とは
特殊災害とは、放射性物質や生物剤、化学剤などが何らかの原因で漏洩・流出した災害のことで、CBRNE(シーバーン)災害やNBC災害とも呼ばれます。
CBRNEとは頭文字で、それぞれC(chemical 化学物質)、B(biological 生物物質)、R(radiological 放射性物質)、N(nuclear 核物質)、E(explosive 爆発物)のことです。
日本は世界で唯一、これら全てを経験している国なのです。
特殊災害は、一度にたくさんの被害者が出てしまうのが特徴です。
川崎区でもしものことがあった際、少しでも被害を減らせられるよう、各機関が一丸となって定期的な訓練を行うことが重要なのです。
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