File11 火災を1件でも減らしたい!〈査察編〉
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皆さんの安全を守るために
自転車や徒歩で街中を移動する消防職員の姿を見たことがある方もいると思います。
消防車じゃないけれど、何しに行くのかな?と思う方もいるのではないでしょうか。
File3で〈火災原因調査編〉として載せさせていただきましたが、火災を1件でも減らすために、消防署には他にもさまざまな業務があります。
消防署の仕事には、火事や救急だけでなく、建物や消防用設備等が法令に基づいて安全に保たれているかなどを検査する「査察業務」もあります。
街中で見かける消防職員は、さまざまな建物やテナントに出向いて検査を行っている職員たちです。

検査で中原区を駆け回る消防職員

迅速かつ適切な査察業務を行うために
検査をする際、関係者の方にお時間をいただき、立会いをお願いすることから、迅速な立入検査の実施と適切な指導が行えるよう、川崎市では毎年、全消防署対抗で査察技術競技会を開催し、査察業務の知識と技術の向上に努めています。
川崎市は、災害現場で活動する隊員たちも立入検査を実施しますので、査察技術競技会に出場する代表職員は現場活動の隊員の中から選出し実施しています。
代表に決まった職員たちは、査察の専門チームである危険物・査察係員と連日訓練を実施した結果、今年度の第1位に選ばれました。

査察専門チームの厳しい指導が迅速適切な査察業務に繋がる
査察技術競技会に出場した高橋所長と岩崎士長

建物や消防用設備等が安全に保たれていくには、皆さんの力が必要です
大きな火災や災害を教訓に、法や制度が見直されてきました。
建物でお仕事をされる方、生活される方など、全ての皆さんの安全、安心のため、これからも査察業務への御理解、御協力をよろしくお願いいたします!