FIle21 〈車両紹介編〉超激レア車両「アスタコ」!!
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日本に2台の超激レア車両!
お散歩などで中原消防署を見に来てくれる皆さん、見所はやっぱり消防車でしょうか。
先日、中原消防署の前から消防車を見ていたお子さんとお母さんから、「いろんな消防車を見たい!知りたい!」とご要望をいただきました。
中原消防署のホームページでも簡単にご紹介しておりますが、改めて、はりこみ隊からも車庫の奥で待機している超激レア車両「アスタコ」をご紹介させていただきます!

震災工作車(通称アスタコ)


どんな車?
「アスタコ」は通称でして、正式名称は「震災工作車」と言います。ザリガニのような腕を持つ「双腕作業機」とそれを載せて災害現場に運ぶ「搬送車両」で構成されており、災害現場で活躍するのは「双腕作業機」です。
震災等で、がれきや車が道路を塞いでしまった時、障害物を掴んで退かすことで、道を開けるなど、主に震災時に活躍します。
また、火災等で開かなくなった工場の大きなシャッターを切ったり剥がしたりするなど、パワフルに災害活動を手助けしてくれる貴重な存在です。

車を持ちあげるだけでなく、挟んで切ることもできます
2本の腕の先端を付け替えることで、「すくう」「はさむ」「砕く」「切る」ことができます!
専用の資格を持ったレスキュー隊員がアスタコの操作訓練を行っており、隊員の中には、アスタコの大きなはさみを使って、ジュースの空き缶を潰さずに3缶(もっといけるかも?!)積み上げられる人もいます。
繊細で確実な技術を持つ隊員と、貴重な役割を持った車両がセットで中原消防署に待機しています!

隊員の力!
今回アスタコの話をしてくれたレスキュー隊長は「道具がなくても、助けられるようになるのが一番早くて良いと思う。隊員も日々訓練やトレーニングをして、力をつけていきたい。」と言っていました。
消防署の車庫は、出場の多い車両を手前に配置しており、表からはアスタコを見ることはできないため、今後も訓練風景等発見しましたら、はりこみ隊からご報告していきます!
2人で後輪を浮かせるレスキュー隊員